猫を飼いたい!引き取りたい時はどこへ行けばいいの?

猫を引き取りたいと思っているあなたが、もしも猫を初めて飼うのなら、わからないことだらけで不安になりますよね。
相手は生き物ですから、飼い始めは特に、予期していないことの連続です。

だけど、それは猫を飼っている人たちがみんな経験していることばかりで、その猫飼いさんたちも、猫ブームの今は犬飼いさんを凌ぐほど大勢います。
猫が好きなら様々な困難も解決できます。
ひとつひとつの事件は、すべてその猫ちゃんとの大切な思い出になります。

人間の子育てと一緒です。
猫を飼える環境にあるならば、是非、猫を引き取って、大切な命をいつくしんであげてください。

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猫を引き取りたい。保健所でもらうことはできる

保健所や動物愛護センター、動物保護センターなどは、名称はいろいろですが、保護している犬や猫の里親探しをしている公共の機関です。

保健所の業務のうち、動物管理に関することだけを担っているのが動物愛護センターや動物保護センターなどですが、地域によっては保健所が一括して行っているところもあります。

多くの場合、譲渡会という形で里親を募集していますので、お住まいの行政区の役所に問い合わせてください

保健所などで譲渡される犬や猫は、殺処分から救い出すという意味合いを持っています。
猫を飼いたいと思われたら、ペットショップで購入するのではなく、是非、保健所などにいる保護猫を救い出してください。

 

保健所で引き取るための条件ってあるの?

命を預けることになるので、もちろん条件があります。
自治体によって細部の違いはありますが、おおむね以下のようになっています。

  • 65歳以下の成人であること。
  • 同居する家族全員の同意があること。
  • 保健所や愛護センターで実施する講習を受けること。
  • 集合住宅や賃貸住宅の場合、犬や猫の飼育が認められていること。
  • 譲り受けようとする犬や猫の習性を十分理解して、終生飼養できる環境があること。
  • 以下の法律などの規定を遵守し、終生飼養に責任が持てること。

動物の愛護及び管理に関する法律
狂犬病予防法(犬の場合)
お住まいの自治体の動物飼養に関する条例


猫を引き取るということは、家族にして終生ともにくらすことです。

20年近く生きる猫も少なくないので引き取る側に年齢制限があります。

でも成猫の譲渡であれば条件が変わる場合もありますので、相談してみてください。
また自治体によっては、数千円の費用がかかることもありますが去勢・避妊手術の一部負担金などです。

諸々の条件は、決して形ばかりのものではなく、譲渡後にも定期的に保健所などによる観察が行われます。

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猫を動物愛護団体で引き取る場合

民間の愛護団体でも譲渡会が行われています。

民間の団体から引き取る場合は、自治体と連携して活動しているところや、自治体に登録しているところを選びましょう。
譲渡の条件は、保健所や動物愛護センターとほぼ変わりません。

譲渡会の情報は、自治体からも得られます。

最近は、里親探しを目的とした「猫カフェ」も多くなりました。

引き取りたい猫との相性をあらかじめ確かめることができるのが利点です。
やはり、里親探しの活動を自治体に登録して営業している猫カフェを選びたいですね。

 

子猫を引き取る時の良い時期はあるの?

子猫をひきとる場合、育てやすいのは生後4-5か月からの子猫です。
動物愛護の観点からも、2か月までは親兄弟と引き離さずにおくことがベストです。

親がいる子猫なら、少なくとも2か月、できれば3~4か月、引き離さずにおいてあげてください。
だけど、生後まもない時期に保護を必要としている猫たちもいます。

2か月未満の離乳していない子猫は、ほぼ24時間体制で見守る必要がありますが、ミルク時代から猫を世話できるのは、幸せなことかもしれません。
この時期は特別なかわいらしさがあります。

2か月を過ぎていれば、自分でミルクも飲めるので離乳前に比べれば世話はかなり楽になります。
子猫は、親がいれば生後半年以上経っても時々母猫の乳首を吸っています。

子猫のうちは、できるだけいっしょにいてあげられるようにしたいですね。

 


 

 


譲渡してもらう場合、独身の男性は審査が厳しいという場合が多くあるようです。
とても悲しい話ですが、虐待目的、転売目的で動物を引き取る人間がいるからなのです。

もしも警戒されたら、決してそんなひどい人間ではないということを、誠意をもって主張してください。
ひとりでも多くの人が里親になってくれることを、みんなが望んでいます。

欧米では日本のようにペットショップで動物の生体販売は盛んではありません。
犬や猫を飼うということは、保護犬や保護猫を飼う、というのが一般的です。

日本でも、生体販売を止めるペットショップが少しずつ現れるようになりました。
営利のために誕生させられ、そのまま不幸な命を終えていく動物たちが多くいるのです。

そんな不幸に歯止めをかけるためにも、猫と暮らしたいと思われたなら、是非、ペットショップで購入するのではなく、保護猫を家族にしてください。

我が家は3年前、隣の軒先で4匹の子猫とへその緒がつながったままカラスと戦っていた野良ネコを親子ごと保護し、そのまま同居することになりました。

ちょうどその頃、生後まもない子猫を引き取った家が近所にあり、その子猫たちを2匹預かり、我が家のママ猫が乳母をしていた時期もあります。
ミルクや排泄の世話をしてくれるママ猫がいない子猫の世話は本当に大変だろうと思います。

でも、子猫時代から家族にできるという経験は貴重なものです。
もし小さな子猫と縁があったら、是非家族にしてあげてください。

成猫を引き取る場合は、元野良猫か、飼い猫かによって、慣れるまでの時間も違ってきます。
だけど、猫にとって、安心して住む家があることはなによりのことです。
必ず、家族になれます。

猫を飼いたいと思っているみなさんに、かわいい猫との素敵なご縁があることを願っています。

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