
ホーロー鍋を使う上でやってはいけない事があります。
ホーロー鍋を普通の鍋と同じように取り扱っていませんか?
金属鍋を使うように、空焚きをしてしまうと、せっかくのお鍋の寿命を縮めてしまいます。
そうならないためにも、ホーロー鍋の特徴をしっかり押さえておきましょう。
ホーロー鍋を使用する上でやってはいけないことは、7つあります。
この7つさえ守れば、もう大丈夫!
ここでは、ホーロー鍋を使用する時にやってはいけないことや、ホーロー鍋の特徴、焦げついたときの対象方法などを紹介していきます。
目次
ホーロー鍋のやってはいけない事7つ
ホーロー鍋で煮物料理などを作ると、とても美味しくできますよね。
ところが、ホーロー鍋は間違った使い方をすると、傷ついたり破損してしまいます。
やってはいけないことを7つ紹介します。
1.空焚きは絶対にしない!
一番やってはいけないことは、ホーロー鍋を空焚きすることです。
空焚きすると、ガラス面にヒビが入ったり割れたりします。
ヒビや割れた部分からガラス面が剥がれて、内側の金属面がむき出しになりホーロー鍋としての機能が発揮できなくなります。
2.ホーロー鍋が熱いまま冷水をかけない!
ホーロー鍋はガラスでコーティングされているので、急な温度変化に弱い性質があります。
最悪の場合、ガラスが割れて中の金属がむき出しになって、サビが発生して使えなくなるので注意しましょう。
3.炒めものはしないこと!
炒めものは素材が鍋にあたっている部分とあたっていない部分ができます。
そのためホーロー鍋自体に温度差が発生し、傷つきやすくなります。
カレーを作るときには、まず玉ねぎを炒めますが、面倒くさいのでホーロー鍋で炒めていませんか?ここは面倒でも他の鍋やフライパンで炒めるようにしましょう。
4.クレンザーや金属タワシは使用しない!
ホーロー鍋が焦げ付いたときやしつこい汚れなどを取りたい時、ついついクレンザーを使ったり、金属タワシでゴシゴシとこすっていませんか?
クレンザーには研磨剤が入っていますし、金属タワシでこすったらガラス面が傷つきます。
ホーロー鍋が破損しますので、絶対にやめましょう。
5.金属製の調理器具は使用しない
煮物料理を作っているときには、焦げ付かないように鍋底からかき混ぜたり、菜箸を使って火の通りを確認したりしますよね。
そんなときは、金属製のお玉や菜箸や使用しないで、木製やシリコン製のものを使用するようにして下さい。
味見のときも金属製のスプーンは極力使わないようにしましょう。
鍋肌に金属があたると傷つきますので、くれぐれも気をつけましょう。
6.落としたり衝撃を与えないで下さい!
ホーロー鍋はガラスでコーティングしてあるので、衝撃に弱いところがあります。
落としてガラス面が割れてしまったり、金属製の硬い鍋敷きやIH調理器などに、ドンッ!と強くおいた時にヒビが入る恐れがあります。
優しく扱うようにしましょう。
7.電子レンジで使用しない!
一見するとホーロー鍋は、金属ではないように見えますが、コーティングの中は鉄やアルミなどの金属が使われています。
鍋ごとレンジで「チン」はやめましょう。
また、オーブンやIH調理器具においても制約があることもあります。
注意書きをよく読んでから使用するようにしましょう。
ホーロー鍋の特徴は?
ホーロー鍋は、鉄やアルミなどの金属にガラスを高温にしてコーティングして作られたものです。
普通の金属鍋と違う特徴もありますので、長所、短所それぞれを紹介します。
長所
・熱伝導率が高いので焦げ付きにくい。
・密閉性に優れているので保温効果が高い。
・遠赤外線効果があるので、素材の中身まで熱が伝わりやすい。
・ガラスでコーティングしているので錆びにくい。
短所
・鍋自体が重いので使いづらい。
・ガラスを使用しているので、強度が弱くまた急激な温度変化にも弱い。
・高価である。
ホーロー鍋が焦げた時の対処方法は
ホーロー鍋は焦げ付きにくいのですが、煮物料理などではどうしても焦げつくこともあります。
そういうときは、この方法で焦げつきをとりましょう。
※1.鍋の焦げついた部分まで、水を入れてその中に重曹を入れて溶かします。
重曹の量は1リットルに対して大さじ一杯くらいです。
2.そのまま中火で沸騰させます。
3.沸騰したら火を止めて、さめるまで待ちます。(できれば一晩寝かせる)
4.中のお湯が冷めたら、お湯を捨てて柔らかいスポンジで洗います。
なかなか焦げつきがとれないときは、何度か繰り返して下さい。
また、ホーロー鍋専用の洗剤もありますよ。
ホーロー鍋の手入れ方法
ホーロー鍋の普段のお手入れですが、焦げつき等がないときは普段どおりに洗うだけですが、次のことに注意するようにしましょう。
・洗った後は濡れたままにしない。(錆びることがあります)
・食器洗浄機を使用する場合は、鍋単独で使用する。(傷つく原因になります)
・漂白剤は使用しない。
ホーロー鍋で作った料理は、素材の味を活かした一味違う美味しい料理になります。
そして、ホーロー鍋は正しい使い方をすれば長持ちし、それこそ一生モノの鍋にもなるのです。
保温性も優れていますので、鍋ごと食卓におけば、おかわりなどその場でできますし、家族揃って楽しい食事ができるでしょう。