
通っている大学を退学したいけど、退学届の書き方がわからない!
退学届にはその理由を含めて書かなければなりません。
今は私立大学生の8~9人に1人が中途退学しています。
そしてその退学の理由も様々です。
ここでは退学届の具体的な書き方等、例文などを含めて紹介していくとともに、大学を退学するまでの手続き等の流れを紹介します。
目次
退学届を出すときの理由はどう書けばいい 具体的な例文
大学を辞めるにあたっては退学届にその理由を書く必要があります。
ですが、プライベートで知られたくないことや、本当のことを書いていいのか悩みますよね。
でも、書くのは一言。
「一身上の都合」と書けばなんの問題もありません。
大学を辞める理由はどう書くの?
大学を辞める(辞めたい)理由は人によって様々ですが、今では主に次のようなものがないでしょうか。
- 学習意欲の低下、又は学業不振のため
- 経済的理由で授業料が払えなくなったため
- 他の大学や専門学校へ転校したいため
- 就職したいため、または既に就職が決まったため
- 病気や怪我で就学が困難になったため
- 家業を継ぐ等家庭的な理由のため
- 大学生活に適応できなかったため
理由はいろいろですが、退学届に書く理由はほとんどの場合「一身上の都合」です。
つまり大学側に非がないかぎり自己都合での退学ということになるのです。
ただし、大学によっては詳しい理由を書かなければならないこともあります。
病気や怪我または経済的理由の場合で、退学したくないのに退学しなければならないときは、その理由を正直に書いたほうがいい場合もあります。
特に震災の影響のときには考慮してくれる大学も多いようです。
大学によっては、授業料の全額または一部免除や、レポート提出・eラーニング等による出席日数のカバーなどを行っているところもあります。
退学届を提出する前に一度学生課等に相談したほうがいいかもしれません。
どんな例文があるの?
ほとんどの大学では、決まった書式がありますので、書式の項目を記入し、理由の欄には、「一身上の都合」と書きましょう。
正直にありのままの理由を書いてもかまいません。
高校の場合は決まった書式がない学校もありますので、例文を紹介しておきます。
この場合書く項目は次の通りです。(縦書きでも横書きでも可です)
2.退学する者の氏名、学年、組、出席番号
3.退学する理由
<例文>
上記の者、一身上の都合のため退学させたいので、お許しいただきたくここにお願い申し上げます。(一身上の都合のためは、家庭の都合のためや進路変更のためでも可)
4. 提出する年月日
5. 保護者名(捺印)
6. 学校名および校長〇〇〇〇様
基本的にはこれだけで大丈夫だと思いますが、授業料を未納の場合などあるときは、住所、電話番号の連絡先や連帯保証人を書かされる場合もあります。
次に、退学届はどこでもらえるのか?
詳細について質問したりするところはどこなのかをお伝えします。
退学届をもらえる場所は?
たいていの大学では「学生課」で退学届(中退届というところもある)はもらえます。
「学生課」がないときは、「教務課」「庶務課」「事務課」等で聞いてみましょう。
決められた退学届がない場合は、記入する項目をよく聞いた上で例文を参考にしてご自分で書きましょう。
パソコンで作成してもいいでしょう。
大学を退学する流れについて
次に大学を退学する流れは以下のようになります。
2.退学届に必要事項を記入します。
3.親(保護者)のサインおよび印をもらいます。(ここが一番の難関かも?)
4.場合によっては、連帯保証人のサインおよび印が必要になるかもしれません。
5.指導教授のサインと印をもらいます。
6.学部主任教授のサインと印をもらいます。
7.出来上がった「退学届」を学生課に提出します。
8.提出された「退学届」に関して会議(教授会)が行われ、そこで退学が決定されます。
9.1~数か月後に「退学認定通知書」が送られてきます。
※4~6は必要ない大学もあります。
退学届は郵送でも送ることができる?
退学届は郵送でも送ることができますが、「学生課」に確認したほうがいいでしょう。
また、郵送で退学届を取り寄せることもできる大学もあるようです。
郵送するときの注意点ですが、大学の住所とともにどこの部署(学生課等)宛に送るのかを聞いておきましょう。
宛名書きするときは最後に「〇〇課 御中」、と書きます。
さらに、宛名の左下に朱書きで「退学願在中」と書き、その文字を線で四角に囲みます。
最後に、封書の裏側にはご自身の住所名前を必ず書いて下さい。
差出人不明ですと受付に時間がかかり、処理が遅れる場合もあります。意外と忘れがちなので気を付けましょう。
退学届の書き方や退学に関する手続きなどをお伝えしましたが、流れ的にはそんなに難しいものではありません。
しかし、大学や高校を辞めるということは、人生の岐路に立っているといえるでしょう。
はっきりと進路が決まっていたり、やむを得ない事情があるのなら仕方ありません。
がんばって、次の一歩を踏み出してください。