ヤモリを飼い方はどうすればいいの?捕まえ方も紹介!

最近、ヤモリをペットとして飼っている方が増えています。
そのつぶらな瞳や動作を見ているだけで癒やされますよね。

また、飼い主になつきやすく、「ハンドリング」といって飼い主の手に乗ってくつろいだりすると、とても愛おしく思えて自分の子供のような感情さえ芽生えてきます。

特に一人暮らしの若い女性に人気があるようで、女優の新垣結衣さんもレオパードゲッコーという種類のヤモリを飼ってるんですよ。

今からでも飼ってみたいが、飼い方がわからないという人もいると思います。

ここでは、ヤモリの飼い方を中心にその習性や、飼っている時に赤ちゃん(卵)ができたときの対処、野生のヤモリの捕まえ方などを紹介します。

スポンサーリンク

ヤモリの飼い方。土とかの環境はどう整える?

ヤモリは数あるペットの中でも「飼いやすい」動物と言えます。

価格も高いものは数十万するものもありますが、通常は5000円位で購入できますし、飼う環境を整えるにしても、高価なものでなければ数千円でできます。

 

ヤモリを飼うために必要なものは?

・ケージ
・床材
・シェルター
・霧吹き

それぞれ詳しく見ていきましょう

 

ケージ

ヤモリを飼うためのケースで、プラスティック製やアクリル製のものがあります。
大きさは成長した体長の2倍程度の長さのものを用意すればいいでしょう。
つがいの場合は、もう一回り大きいほうがいいかもしれません。

また、レオパードゲッコー以外の種類のヤモリは、かべを登り上から逃亡する恐れもあります。
なので、少し高さがあり上部にしっかりとした蓋があるものを選ぶようにしましょう。

ペットショップでも売っていますが、amazonなど通販でも2~3千円くらいで購入できます。

床材

専用のサンドも1袋1000円弱で販売されていますが、キッチンペーパーを敷き詰めて代用すれば安上がりで、掃除も簡単にすみます。

 

シェルター

ヤモリは臆病な性格で、昼間は物陰に隠れていることが多いのです。
ですから、シェルターをケージの中に入れて隠れ家を作ってあげましょう。
また、ヤモリは脱皮するので高湿度を好みます。

上部に水が入るものを設置すれば、ケージ内を高湿度に保てるので脱皮もしやすくなります。

 

水入れ、霧吹き

ヤモリも水を飲みます。
水入れから飲まないときは霧吹きを利用します。

 

ケージ内に土を敷かなくてもいいの?

ケージ内に土があるとより鑑賞性が増しますし、ヤモリにとってもより自然に近い環境で生活ができるのでいい影響があると思います。

しかし、土を入れ替えたりしなければなりませんので、その分清掃が大変です。

 

ヤモリのお世話は何をすればいいの?またその頻度は?

ヤモリの飼い方で普段のお世話は次のとおりです。

・餌やり:成長するまでは毎日、成長してからは2〜3日に1回程度
・水やり:ほぼ毎日
・ケージの清掃:2〜3日に1回(糞が臭いので、気になったら清掃する)

 

ヤモリのエサは何が良いの?水は

ヤモリって何を食べるのか気になりますよね!
ペットショップでも手軽に入手できます。

 

コオロギ

それも生きたままのコオロギが大好物で、ヤモリの大きさによって餌の大きさも変えましょう。
中には餌のコオロギまでも飼育している方もいらっしゃいます。

 

ミルワーム

これも昆虫でコオロギよりも扱いやすいのですが、脂肪分が多いのであくまでも副食として与えて下さい。

 

カルシウム剤

昆虫だけではカルシウム不足になります。
そこで餌のコオロギやミルワームにカルシウム剤をまぶして与えるようにしましょう。

 

生きた昆虫が苦手な方は

乾燥コオロギが販売されています。
水やぬるま湯でふやかして与えましょう。

また、最近では人工飼料で「レオパゲル」というゲル状の餌も販売されています。

レオパゲルはこれ一つで十分な栄養が取れるので、虫が苦手な女性向けでもあります。
糞もそれほど臭くなりません。

ただヤモリは生き餌の方を好みますので、最初は食いつきが悪い場合もありますので注意が必要です。

餌のやり方はどうすればいいの?

いずれの餌も、ピンセットで挟んでヤモリの口元に持っていきます。
そうするとお腹が空いたヤモリは餌に飛びつき、そのまま食べてしまいます。

 

水やりはどうしたらいいの?

ヤモリは餌もそうですが、基本的に動いているものしか口にしない性質があります。
したがって、水入れの中の水を飲まないかもしれません。

そんなときは、霧吹きを使いケージの内側に水を吹き付けます。
そうすると水滴が下に落ちてくるので、ヤモリはその水滴をなめて水分を補給するのです。

 

夏の場合はどうしてあげたら良い

ヤモリも暑すぎるのは苦手です。

夏場によく家の中に野生のヤモリが現れるのも、外の気温が暑すぎるため家の中に来るのだと思われます。

したがって、ヤモリを飼っている部屋の温度を28℃以下にエアコンを設定しましょう。
その場合、乾燥しやすくなりますので、ケージ内側に霧吹きなどで水を吹き付けておきましょう。

 

ヤモリの冬眠で注意することは?

ヤモリは気温が下がってくると餌を食べなくなり、2〜3ケ月ほど冬眠します。

ただペットで飼っているヤモリの場合は失敗しやすいので、3点に注意して下さい。

・気温が下がってくると自然と冬眠に入りますので、その前にしっかりと餌を与えて栄養補給しておきます。

・冬眠する場所をあらかじめ決めておきましょう。普段からエアコン等使用しない部屋で日が当たらない場所を選んでください。

・冬は乾燥するので、ケージ内に霧吹きで水を吹き付けて乾燥を防ぐことです。

冬眠に失敗するとヤモリは死んでしまいます。
最近では冬眠させない飼い方も推奨されています。

その場合は、パネルヒーターをケージ内に設置して温めてあげるだけで冬眠しなくなりますよ。

 

ヤモリの赤ちゃんが生まれた場合は?

ヤモリの赤ちゃんは、卵から生まれてきますが、卵を生んだ親は無頓着で一緒のケージに入れておくと自分で踏んで壊してしまうこともあります。

卵が生まれたら別のケージに移すなどしておきましょう。

卵から孵ったら通常の飼い方でいいのですが、すでに親離れしていますので別のケージで飼うほうがいいでしょう。

また、餌は小さいもの(SSサイズ)を与えて下さい。
そして小さいほどくる病にかかりやすいので、カルシウム不足には十分注意しましょう。

 

野生のヤモリの捕まえ方

日本で生息している野生のヤモリは「ニホンヤモリ」ですが、大抵の一軒家には生息しています。
特に築年数が古い家や、庭がある家に多くみかけます。

ヤモリは「家守」と言われ、その家の害虫を食べて守っているのです。

現れる時期は大体4月〜9月くらいで、壁にへばりついていることが多いので、それを素手で捕まえましょう。

通称「カベチョロ」と呼ばれていますので、すばやく捕まえることが大切です。
マンションなど家の中で見つからない場合は、お寺や神社など自然が多い場所で見つかることが多いです。

どうしても捕まらないときは、ペットボトルを利用した罠をしかけるのも有効です。

 


 

 


ヤモリの寿命は種類によっても違いますが、約10年前後です。
長い間飼えばそれだけ情も深くなり、可愛さも増してくるでしょう。

長く飼いたければ、ヤモリに限らずペットを飼うときには、正しい知識を持って正しい飼い方をすることが大切です。