命日にかける言葉はどうすればいい?手紙の場合等も紹介します!

大切な人の命日を迎えられる方に、どう言葉をかけたらよいか、悩んでしまいますね

でも、亡くなられたその時でなく、しばらく経っているので、あまり難しく考える必要はありません。
法要に招待されたのでなければ、普段の会話の中で「命日だよね。」と触れてあげるだけで十分です。

大事なことは、遺族の方と同じように命日を特別な日として思ってさしあげることです。
では、年忌法要の場合も含めて、具体的に何と言って差し上げるのがよいか、みていきましょう。

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命日にかける言葉はどうする

遺族の方にとって、命日は特別な日です。

年忌法要が行われない年でも、家族の命日に声をかけてもらうのは、自分の誕生日を覚えていてもらうのと同様にありがたいものです。

何か決まった文句があるのではと考えるかもしれませんが、1年2年と時が経っていれば、もうお悔やみを言う必要はありません。

家族で言葉をかけあうなら、「もう〇年だね。お葬式のときは暑かったね。」と言えば、いろいろと思い出がよみがえって、楽しく会話ができると思います。

お友達や知人がご家族の命日を迎えられるなら、「そろそろ命日ですね。」と、言ってさしあげるだけがよいと思います。

故人とのおつきあいの程度によっては、ご仏前にお供えするお菓子などをさしあげたり、またはお線香をあげに寄らせていただいても良いと思います。
ご仏前に何かさしあげるときは、お返しの気を遣わせない程度のものがよいでしょう。

 

四十九日や一周忌にかける言葉は?

四十九日、一周忌、三回忌までは、やや大がかりな法要が行われるのが一般的なので、故人の友人、知人も招かれることがあると思います。

四十九日は、まだ亡くなられて間がなく、親族の方は日常に戻られてない場合もあるでしょう。

お葬式の時に寄り添ってさしあげたなら、あらためてお悔やみのことばをかけるのではなく、その方のお身体の状態やご遺族の様子を尋ねて差し上げるのがよいですね。

「まだまだ落ち着かない日々と思いますが、おからだは大丈夫ですか。」
「何かお困りのことはありませんか。」
「ご家族の皆様はお元気でいらっしゃいますか。」


などと声をかけてさしあげれば、先方も、気軽にいろいろお話をしてくださると思います。

一周忌、三回忌は、亡くなられてから1年目と2年目になります。

三回忌からは「満」ではなく「数え」でかぞえるので、三回忌が2年目になります。

1年、2年と時がたっているので、日常的にはもう落ち着かれた生活を送られていると思いますが、まだまだ心の中では寂しさをかかえていることでしょう。
だけど、亡くなられた直後のような、悲しみをあらわす表現は避けたいです。

「お寂しい毎日と、お察し申し上げます。」と、まずは心に寄り添ってさしあげましょう。
それから故人を懐かしむ追想をいっしょにできるといいですね。

また、遺族の方々は慣れない年忌法要で心労が重なっているかもしれません。
「無理をなさらず、お手伝いできることがあればなんでもおっしゃってください。」と言ってさしあげるとよいですね。
近しい親戚や、親しい友人なら、積極的に手伝ってさしあげると喜ばれると思います。

法要に招かれていない場合は、「昨日は(法要が)大変だったと思います。お疲れではありませんか。」などと声をかけてあげましょう。

命日に際して、とくにお悔やみを述べる必要はないと思いますが、「もう〇年ですね。」と、気にかけているということをお伝え出来ればよいと思います。

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命日に書く手紙の文例は

年忌法要に招かれて欠席する場合など、命日に手紙を書くこともありますね。
法要を欠席するおわびの連絡は、早めにしましょう。

「せっかくのお招きですが、当日は所用があり、残念ですが欠礼させていただきます。」
「いずれ改めてごあいさつにうかがいたいと存じます。」
「とりあえず、わずかながら同封いたしましたものをご仏前にお供えください。」


内容を、簡潔にしたためればよいでしょう。

法要の欠礼以外の手紙なら、言葉をかけるときと同じように、ご遺族の様子や気持ちを気遣って差し上げる内容にしましょう。

「他界されてもう〇年、時の流れの早さに驚いています。」
「皆様お元気でお過ごしとうかがい、うれしく思っております。」
「近々、ご仏前におまいりさせていただきたいと思っております。」
「なかなかお伺いすることも難しいので、お線香代を送らせていただきます。」


書いていただくと良いでしょう。

 

命日の意味は?

故人が亡くなった日と同じ日を命日といいますが、「祥月(しょうつき)命日」と、「月命日」のふたつの言葉を耳にしたことがあると思います。

 

祥月(しょうつき)命日

祥月命日は年に一度で、亡くなった日と同じ月日をいいます。
一周忌、三回忌などの年忌法要は、祥月命日にあたります。

 

月命日

月命日は、日にちだけが同じ日で、毎月めぐってきます。

一般的に「命日」といえば、祥月命日のことをさします。

 


 

 

故人が大切な人であればあるほど、命日を覚えていてもらうと嬉しいものです。
年忌法要のない時なら、ひと言「命日ですね。」と言ってもらうのはありがたいことなのです。

正確に何日か覚えていなくても、「そろそろですね、何日でしたでしょう?」と尋ねるのも問題ありませんし、相手の方は嬉しく思ってくださると思います。
三回忌までは法要に招かれることもあると思いますが、その場合も、とくに決まった言い方はありません。

一般的には、ご遺族の方々の様子をお尋ねして、故人の思い出を語りあえればよいと思います。
命日だから神妙にしなければならないというようなことは一切ありません。

むしろ、1年2年と時が経っていれば、命日を機に集まれたことを喜びあうことが大事だと思います。
実際、法要の意味はそこにあるのではないかと、私は思っています。

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