
熱が出たときには脇の下を冷やすと良いって聞いたけど本当なの?
今までおでこを冷やすのが常識だと思っていたけど、脇の下の方が効果的?
例えば、お子さんが風邪をひいて苦しそうな場合、早く対処しなければいけませんよね。
そんな時、どうすればいいのか?
また、対処方を知ることによって、ご自身が高熱で辛い時にも役立ちます。
今回は、脇の下を冷やす方法で、風邪による熱の下げ方や効果をご紹介します。
いざという時に為に、備えておきましょう。
目次
脇の下を冷やした時の効果は?
脇の下には大きな血管「腋窩動脈(えきかどうみゃく)」があり、そこを冷やすことによって体温を下げる効果があります。
よく、熱がある時にはおでこを氷水などで冷やしがちですが、実はそれは風邪の発熱に対してはあまり効果がなく、脇の下の方が熱を下げるのには効果的だとされています。
また、汗の量を減らすことができますので、発熱の際には脇の下を冷やしましょう。
脇を冷やした時の効果一覧
- 体温を下げる
- 汗を減らす
- 熱中症予防
このように、体温を下げるのはもちろん、汗による苦しさを軽減することができますし、熱中症対策にもなります。
また、汗で濡れた服のまま放置するのは風邪の悪化を招きますので、定期的に着替えるように注意しましょう。
なお、脇の下の他には、首周りや太ももの付け根の部分にも大きな血管が通っており、脇の下に加えその2点も同時に冷やせばより効果的だとされています。
では、脇の下を冷やすにはどうすればいいのでしょう?
何か便利なグッズはないの?
脇の下を冷やすおすすめグッズ
脇の下を冷やすのに便利なアイテムをご紹介します。
どれもおすすめなので、是非参考にしてみてください。
わきアイス
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脇専用の冷却ジェルで、ゴムを腕から通して装着するタイプです。
装着も簡単ですし、長さ調節も可能。
ポリ袋に入れて冷凍庫で3時間以上冷やすだけで、すぐに使用できます。
子供用・大人用がありますので、どちらも買い揃えておくと安心ですね。
ちょいパットアイス
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こちらは赤ちゃん専用の冷却ジェルパットになります。
やわらかいパイル生地を採用しており、赤ちゃんの肌にも優しいのが嬉しいですね。
しかも、冷凍しても硬くならないので、不快感なく使用できます。
こちらも、ゴムを腕に通して装着するタイプで、長さの調節もできます。
やわらか俵アイス
棒状のクーリング・アイテムになります。
こちらも凍らせても硬くならないのが大きなポイントですね。
その為、肌への不快感もなく、気持ちよく脇を冷やすことができます。
また、棒状ですので、サッっと脇に挟むことができ、かなり気軽に使用できます。
ここでは、メーカーから出ているおすすめのグッズをいくつか紹介しました。
しかし、近所に売っていなかったり、すぐに手に入らないこともありますよね。
でも、安心してください。
次はそんなときでも対処できる方法を解説します。
手づくりで作る方法を紹介
家にあるもので、脇の下を冷やすことができるグッズを作る方法を説明します。
いたってシンプルですので、是非試してみてくださいね。
- 保冷剤をガーゼに包む
- ストッキングなどに入れる
- 脇に挟んで結び、固定する
なお、ストッキングがない場合は、手ぬぐいなどで代用ができます。
いざという時の為に、小さめの保冷剤は常に冷やしておきましょう。
私はケーキ屋さんでもらった保冷剤をストックして、いざって時に使うようにしています。
脇を冷やすと汗は減る?その理由とは
脇を冷やすことで、血管(血液)が冷やされ、その結果体温が下がり汗を減らすことができます。
では、なぜおでこではなく、脇の下が効果的なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
脇の下には大きな血管があり、また、リンパが集まっています。
リンパというのは、簡単に言えば毛細血管からしみ出たアルカリ性の液体のことです。
リンパにはウイルスなどに対抗する免疫の元となる力があり、そこを冷やすことによって体の熱を下げることができます。
おでこを冷やすのも気持の面では良いかもしれませんが、風邪による発熱の場合、直接的な効果は期待できないとされています。
体の熱を冷ますのには、圧倒的に脇の下を冷やすのをおすすめします。
汗を大量にかくと、脱水症状の恐れがあります。
そういった理由も含め、脇の下を冷やし、汗が出るのを減らすことが大切です。
また、水分補給も忘れずに、こまめにとっていきましょう。
風邪で熱が出たときには、脇の下を冷やすのが効果的です。
脇の下には大きな血管が通っており、リンパが集まっているので、冷やすことによって汗の量を減らしたり、体全体の熱を下げることができます。
そのことから、おでこを冷やすよりも、脇の下を冷やした方が効果があります。
脇の下専用の冷却グッズも発売されており、子供用のものありますので、あらかじめ用意しておけば安心ですね。
もし、そうしたものがすぐに手に入らない時には、保冷剤とストッキングで手作りすることもできます。
お子さんや、ご自身が発熱で苦しくなった時の為に、こうした知識を覚えておき、冷却グッズを準備していれば、焦らずに対処できますよね。
発熱の際には、脇の下を冷やしましょう。