
銀行で急に高額のお金を引き出す場合は窓口を使う必要があります。
普段、日常生活で使うような金額であればATMで引き出せます。
しかし、ATMでは引き出せる限度額が低く設定されているからです。
今回は100万円単位で引き出したいと考えている人の窓口での引き出し方や注意点、本人確認が必要なのかどうかを詳しく紹介していきます。
目次
預金を引き出したい。高額な場合を解説
まず三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、新生銀行、三菱UFJ信託銀行などの大手の銀行では100万以上を引き出す場合は窓口でしか行えません。
窓口で高額なお金を引き出す時に必要になってくるのは以下の3つです。
・通帳
・身分証
印鑑は届け出印が必要になるので注意しましょう。
もし、万が一紛失してしまっている場合は本人が改印することができます。
通帳も紛失の場合は本人が行くことで再発行してもらえます。
印鑑が3本あってどの印鑑かわからない事があり、銀行で3本とも確認してもらったことがあります。
カードを使って引き出す場合はATM同様、暗証番号も伝える必要があるので確認しておきましょう。
また、三菱東京UFJ銀行によると以下の内容の時に本人確認のために本人確認書類の提示と職業や取引する際の目的を確認するようになっています。
以下が本人確認や職業について質問する時の条件です。
(2) 10万円を超える現金振込(含む外国送金)・持参人払式小切手による現金の受取り
(3)200万円を超える現金・持参人払式小切手の入出金・外貨両替
(4)融資取引
もし、本人確認書類の提示が出来なかったり、職業や目的を答えられない場合は取引できないこともあるので準備しておきましょう。
高額引き落としの際に必要な本人確認書類とは
本人確認書類は運転免許証やパスポート、個人番号カードなどであり、保険証などの顔写真が入っていない場合は他の書類も提示しなければならない場合もあります。
今紹介した方法は一般的な銀行での高額の引き落としの際の手順です。
しかし、銀行によって違う確認書類が必要だったり、印鑑や暗証番号を確認されることもあります。
気をつけなければならない点としては、マイナンバーカードの場合マイナンバーの通知カードは身分証としては使用できません。
さらに、本人が外国人の場合での本人確認証明書として使う外国人登録証明書は、一定期間「在留カード」または「特別永住者証明書」とみなされます。
・本人確認は運転免許証などの顔写真があるもの
・銀行によっては印鑑や暗証番号、キャッシュカードの確認も必要
事前に銀行に連絡が必要な場合は?
銀行というのは現金をほとんど置かないようにしています。
万が一の災害などで無くなってしまう危険性もあるからです。
なので、高額で現金を引き出す際には事前に連絡をしておきましょう。
銀行によってどのようにしたほうがいいのかは違うので、引き出したくなったらどうしたらいいのか連絡したうえで、その銀行の指示に従いましょう。
また、おそらくその時もなぜ大金を引き出すのか、本人であるかの確認として、名前や住所、電話番号の確認がされることもあります。
そういう時はしっかりと答えましょう。
さらに、高額な金額の場合は銀行側も準備が必要です。
銀行側から聞かれることが多いですが、先に何日の何時頃に行くのかを伝えておくとスムーズに引き出すことができます。
以前100万円を引き出した時に使用用途を聴かれたことがあります。
しかし、事前連絡なしでも引き出すことができました。
本人以外が引き出すときに必要な書類は
高額の引き落としの場合は本人が言って取引をするのが一番安全かつ、確実でスムーズです。
しかし、どうしても本人以外が引き落とさなければならない場合は取引をする際に来店された人の本人確認が必要になります。
さらに引き出す口座を持つ人の本人確認の書類も必要なので注意しましょう。
本人確認の書類は先ほど紹介したものと同じように、運転免許証、パスポートなどの顔写真もあるものである必要があります。
・本人以外が引き出すことも可能だが本人の方が速いし、確実
・本人以外の場合はその人の本人確認と引き落とす口座の持ち主の本人確認が必要
銀行で高額なお金を振り込む時の注意点
銀行で高額なお金を振り込む時の注意としてはまず、札束というのは意外と重たく感じます。
また、高額であればあるほどかさばります。
数百万円程度ならばバッグに入れても重くは無いでしょうが、一千万以上ならば移動させるのも一苦労ですし目立ってしまいます。
こんな金額は引き出しませんが…。
引き出す際は利用目的を詳しく聞かれることになるので、考えておきましょう。
引き出す場合も盗難に会いにくいショルダーバッグなどで銀行に行くのがおすすめです。
100万円以上の大金を引き出したり、振り込む場合は本人確認は絶対に必要になります。
運転免許証の準備や引き出す理由をしっかりと答えられるように事前に確認しておきましょう。
100万円以上を急に引き出すということはめったにない事ですが、重要な取引ですから慌てずに冷静に取引を行いましょう。
ただし、他の人に引き出してもらう場合はチェックも厳しくなりますし、手間がかかるので基本的には自分で引き出すのがいいでしょう。