
最近、空気洗浄機の調子が悪くて、部屋の臭いがなかなか消えないなあ・・・。
前よりクシャミが出るようになった気がするし、どうしよう。
新しく買い換えたいけど、仕組みや効果はどうなってるの?
今の空気清浄機にはどんな仕組みがあって効果があるのか気になりますよね。
花粉やアレルギーの方は特に、お部屋の空気環境には敏感にならざるを得ないです。
空気洗浄機の知識を身につけ、納得のいくものを選びましょう!
目次
空気清浄機の仕組みはこうなっている
一般的に多く使われている仕組みに、「フィルター式」というものがあります。
そのフィルター式によって、汚れた空気から綺麗な空気になるまでの仕組みを解説していきます。
まずはフィルター式の一連の流れをみていきましょう。
↓
プレフィルター:大きなゴミを除去
↓
集じんフィルター:細かいチリを除去
↓
消臭フィルター:臭いを吸収
↓
ファンによって放出
↓
綺麗な空気
このように、内部ではいくつものフィルターを通して、綺麗な空気が作られています。
最近では、「HEPA(ヘパ)フィルター」や「TAFU(タフ)フィルター」といった、こまかい菌もキャッチしてくれる高性能のものが搭載されるようになり、花粉やアレルギー対策にも効果が期待されています。
例えば、スギ花粉はおよそ30㎛で、黄砂がおよそ4㎛ですので、細菌の大きさが全然違うことがわかりますね。
そのどちらも逃がさずに、フィルターでキャッチしてくれるのです。
そのことから、近年発売されている空気清浄機の機能性は高くなっているといえます。
さて、ここではフィルター式の仕組みについてご説明しましたが、実は他の形式の空気清浄機もあります。
合わせてご紹介していきますね。
フィルター式、イオン式など違いはあるの?
空気清浄機には大きく分けてフィルター式とイオン式の2種類があります。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
フィルター式
別名「ファン式」とも言います。
現在、家電量販店で売られている一般的な空気清浄機はこれがほとんどと言われています。
この方式では空気を吸い込んで、フィルターでろ過し、綺麗な状態にして送り出します。
フィルターが汚れていたり、空気を吸い込む力が弱かったりすると、効果は減少してしまいます。
イオン式
イオン式はフィルターを通さずに空気を綺麗にする仕組みです。
電極に高電圧をかけ、放電させてイオンの流れを作ります。
その為、音も静かでフィルター交換の手間がなかったり、デザインもコンパクトであるといった特徴があります。
しかし、清浄力が低かったり、あまり消臭の効果が感じられないといった感想も多いようです。
現在ではフィルター式が主流となっています。
最近の仕組みはどんなものがあるの?
フィルターには新しい種類「HEPA」と「TAFU」というものがあります。
HEPAフィルターは、黄砂やPM2.5といった大きさの違う空気汚染の原因となる物質を逃すことない細かい目のフィルターです。
そして、TAFUフィルターは、高性能であるとされるHEPAよりも長期間効果が持続されるとの検査結果が出ています。
集じん性能(チリをキャッチする性能)の持続率を比較したものがこちらです。
10年間使い続けた場合のHEPAとTAFUの持続率の比較
以下は、日本電機工業会の規格を元とした研究結果で、集じん性能が使い始めてから、どれだけ性能が持続するかを表したパーセンテージです。
TAFU:72%
10年間使い続けたとしても、TAFUは長い間高性能を保てることがわかりますね。
HEPAも高性能とされていて多くの空気洗浄機に採用されていますし、グレードの高いTAFUは、より持続率が良いということですね。
また、最近では加湿器能がついたものも登場していて、多機能になってきています。
予算を抑えたい方は、シャープ製の加湿空気清浄機が1万円台のものからありますよ!
さて、買い換えた新しい空気洗浄機。
せっかくなら長持ちさせたいですよね。
その秘訣をご紹介します。
空気清浄器を長持ちさせる方法は?
空気洗浄機(空気清浄機)は長い間使っていると、内部のフィルターが汚れていきます。
フィルターを汚れたまま使い続けると故障の原因になり、寿命を短くすることになってしまいます。
そこで、長持ちさせるポイントを3つ抑えておきましょう。
2.プレフィルターが汚れていたら洗う
3.他のフィルターが汚れてきたら交換を
寿命を縮めるだけでなく、フィルターに汚れがついたままにしていると清浄効果が薄れていきます。
ですので、汚れは定期的に確認することをおすすめします。
なお、最新の空気洗浄機には、高性能フィルターが採用されており、従来のものよりフィルターを交換する手間が少なくなっています。
少しでも手入れの時間を節約させたい方は、10年間使い続けても性能の低下がしづらいTAFUフィルターを採用しているものをオススメします。
しかし、フィルターは10年使うことはできますが、外の枠は掃除するようにしましょう。
空気清浄機の仕組みは、何層ものフィルターを通して綺麗な空気を作り出しています。
フィルターが汚れるにつれ、清浄効果が低下し故障の原因にもなるので、こまめにチェックを行ないましょう。
長持ちさせる為には、フィルターを洗ったり交換する必要があります。
「HEPA」や「TAFU」といった高性能フィルターが搭載されることが多くなり、花粉やアレルギー対策にも効果が期待されます。
仕組みが分かれば怖いものなし!
これで空気清浄機選びも捗りますね!