窓枠のカビの掃除の仕方は?これでスッキリ解決

窓枠にカビが!掃除しないといけないけど大変そう・・・と、うんざりしている人は多いのでは?
じめじめした梅雨の時期や、冬の冷たい外気と部屋の中との温暖差で結露が発生すると、窓枠に水分がたまってカビが生えやすくなります。

面倒くさくてつい放置していると、カビがどんどん繁殖していき、部屋の中までカビ胞子が飛びまくり、部屋のあちこちまでカビが発生してしまうことも・・・
そうなると、体にも悪いし、アレルギーや喘息を引き起こす原因になることもあります。

私も窓枠のカビを見つけるとげんなり・・・
ついつい見ないフリをしたいところですが、カビ菌と暮らすのはイヤ!
子どもが小さいので安全に掃除したいけど、しっかり落としたい・・・

そこで、安全でしっかり落とせる、簡単な窓枠のカビ掃除の方法をご紹介します。

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窓枠にカビがあるきれいにするにはこうしよう!

カビ掃除をはじめる前準備として、マスクとゴム手袋、メガネを着用するようにしましょう。

 

窓とサッシの掃除は先にやっておこう

窓ガラスやサッシの汚れが窓枠についてしまうので、窓枠を掃除する前に、窓ガラスの汚れを先に落としていきましょう。

用意するもの
●新聞紙
●雑巾2枚(生乾きと乾いたもの)
●使い捨て歯ブラシ
●サッシノズル付き掃除機


まずは窓ガラスの掃除から。

新聞紙1面分をくしゃくしゃに丸めて軽く湿らせ、ガラス面を上から下に拭いていきます。
次に乾いた状態の丸めた新聞紙で拭きます。

雑巾の半分をぬらし固くしぼり、乾いた面を合わせて、さらに固くしぼってガラス面を拭くだけOK。

次にサッシ部分。
サッシの部分にも、ホコリや砂などがたまっていますので、サッシノズル付きの掃除機で吸い、使い捨ての歯ブラシでなどで汚れを落としていき、最後に雑巾などで拭いていきます。

歯ブラシは、柄の中央部分をライターなどであぶって直角に曲げると、サッシにフィットして使いやすくなります。
火であぶる時は、やけどに気をつけてください。

 

しっかり落としたい!でも安全なものを使いたい

カビ取り剤や塩素系の漂白剤を使用すると楽なのですが、においがきつく安全な洗剤とは言えませんよね。
小さいお子さんがいるご家庭では、特に気になると思います。

安全にしっかりとカビを取り除きたい時は、塩素系ではなく酸素系を使うことをおススメします。

ポイントは、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)と重曹をまぜること。
酸素系漂白剤と重曹をまぜることで、安全で強力なカビ取り剤となるのです。

用意するもの
●酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム):大さじ2
●重曹:大さじ2
●ぬるま湯:大さじ1
●ラップ
●キッチンペーパー
●雑巾2枚(ぬれ拭き用とから拭き用)
●使い捨ての歯ブラシ


酸素系漂白剤と重曹をトレイにのせて、少しずつぬるま湯を入れ、ペースト状にします。
酸素系漂白剤+重曹ペーストのくわしい作り方は、後ほど説明しますね。

キッチンペーパーに、酸素系漂白剤+重曹ペーストをしみこませ、カビ部分にすきまなく置いて、ラップパックをして1時間ほど放置します。

キッチンペーパーを取った後、まだ汚れが残っていれば歯ブラシなどでこすってから、ぬれ雑巾でしっかり拭き取り、から拭きをします。

 

酸素系漂白剤+重曹ペーストの作り方

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)は、漂白効果が高くなる粉末タイプを選びましょう。

おススメの商品は、純粋な粉末タイプの「しゃぼん玉石けん 酸素系漂白剤」や、最近SNSなどで話題の「オキシクリーン」です。

しゃぼん玉せっけんもオキシクリーンも、ドラッグストアやホームセンターではなかなか見かけないのですが、ネットなどで簡単に購入できます。
「オキシクリーン」はコストコでも売られていますよ。

重曹は、用途も様々で、いろんな種類があって悩みますね。
重曹は大きく分けて三種類あります。
薬用>調理用>掃除用の順で、純度と値段が違います。

掃除に使うだけなら、100均のもので十分ですが、料理や食器類にも使いたいということでしたら調理用がおススメです。

スーパーの製菓コーナーなどで200~300円程度で売っていて、料理に掃除、洗濯にも使えて、口に入れても安全でコスパも高く、ひとつあるととても便利です。

ちなみにわが家は、しゃぼん玉石けんと調理用の重曹を使っていますよ。

用意するもの
●酸素系漂白剤:大さじ2
●重曹    :大さじ2
●ぬるま湯  :大さじ1
●トレイ


酸素系漂白剤:重曹:ぬるま湯=1:1:0.5が目安です。

スーパーなどで購入した、肉や魚が入っていたトレイに酸素系漂白剤と重曹を入れ、ぬるま湯を少しずつ入れていきます。

ここでのポイントはぬるま湯の温度です。

酸素系漂白剤は、40℃~50℃くらいが最も漂白効果が高くなります。
温度が低くても高すぎても漂白効果は落ちますので、気をつけてくださいね。

ペースト状になるまで、よーく混ぜます。
これで酸素系漂白剤+重曹ペーストのできあがり

酸素系漂白剤+重曹ペーストは、浴槽や洗濯槽のカビ取り、キッチンまわりの漂白、衣類のシミ抜きなどにも使える万能漂白剤ですよ。
ガンコな汚れの掃除や洗濯などで、ぜひ活用してみてください。

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窓枠が木の場合は?


窓枠が木の場合は、カビが中に入り込んでしまうため、表面だけを取り除いても奥深くにカビ菌が残ってしまいます。

また、木の窓枠の場合は傷みやすく、変色することもあるので十分注意してください。
木の窓枠にも、酸素系漂白剤が木の部分に使用しても傷みにくいので、おススメですよ。

ただ酸素系でも漂白剤は変色する可能性があるので、必ず目立たないところで試し、時間をおいても変色などの問題がなければ使うようにしましょう。

やり方は上記と同様に、酸素系漂白剤+重曹ペーストを使いましょう。
最後に歯ブラシで磨く時は、木目にそって優しくこすりましょう。

 

ゴムパッキンにカビが…こんな場合は

窓枠のカビ取りで1番大変なのが、ゴムパッキンですよね。
酸素系漂白剤+重曹ペーストを、キッチンペーパーにしみこませ、パッキン部分にピッチリとすきまなく貼りつけます。

ラップパックして1時間ほどおいておきます。
時々キッチンペーパーをめくって様子をみながら行ってください。
あまり長い間放置していると、ゴム部分が傷んでしまうこともあります。

はりつけていたキッチンペーパーで、やさしく拭き取っていきます。

ゴムパッキンで1番気をつけてほしいのが、パッキンは絶対にこすってはいけません
こすると傷がついて表面がデコボコになり、その細かい傷からカビ菌が入ってしまい、どんどん増殖してしまいます。

パッキンのお手入れは、やさしく拭き取ってください。
落ちない場合は、何度か同じ工程を繰り返してください。

 

カビを予防するにはどうすればいい?

カビは、汚れと湿度が大好きです。
日ごろから窓をあけて、換気と掃除をこまめにし、カビを生やさないようにしましょう。

用意するもの
●アルコールスプレー
●台所用洗剤
●雑巾
●スクイジー

カビ予防には、結露を発生させないことも大切です。

100均でガラススクイジーもありますので、スクイジーで水滴をとってから乾拭きしていきます。
お子さんがいれば、遊び感覚でお手伝いしてもらうのもいいですね。

とはいえ、毎日拭き掃除するのは大変ですよね。

アルコールスプレーをふきかけた雑巾で、窓や窓枠をしっかり拭いていきます。
次に、台所用洗剤を10倍にうすめて雑巾に浸し、かたくしぼって窓ガラスを拭いていきます。

これだけで、台所用洗剤に含まれる界面活性剤が結露を防止してくれるので、しばらくは結露の発生を防げますよ。

 


 


安全にしっかり落としたい時は、酸素系漂白剤+重曹ペーストで強力カビ取り剤に生まれ変わります。

カビ取り剤や塩素系漂白剤を使う時も、キッチンペーパーとラップパックで効果を最大限に引き出せますので、おススメですよ。

掃除の際は、換気をお忘れなく。

できるだけカビを発生させたくありませんが、もしもカビが生えてしまった時は、すぐに除去しましょう。

アルコールでふき取るだけで、カビを殺菌でき、広範囲に増殖することを防げます。

また、カビは湿気がないと増えていきません。
掃除の後は、必ずから拭きをして、水気を残さないようにしましょう。

一度カビが発生すると、キレイに取り除くのはなかなか難しくなります。
日ごろからのこまめな換気と掃除で、カビの発生を抑えて、健康に気持ち良く過ごしていきたいですね。

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