羽アリが発生する時期はいつからいつまで?

春先になると羽アリが飛び回っていますが、時期はいつ頃まで続くのか気になっていませんか?

アリの種類によっても違いますが、羽アリは4月下旬頃から10月くらいの時期にかけて空中を飛び回ります。

では何故羽アリが発生するのでしょうか?それは一言でいうと、アリの引っ越しです。

羽アリが大量に発生していたり、それが家の中で頻繁に見つかるようであればいやなものですよね。

また、その羽アリがシロアリなのかどうかも気になるところ。

ここでは、羽アリが発生する時期や、時期外れに発生する羽アリ、羽アリの種類やその見極め方などについて紹介します。

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羽アリが発生する時期はいつ頃発生する

羽アリが発生する時期ですが、羽アリの種類によって次のようになります。

 

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリの羽アリは、4月下旬頃から6月上旬の梅雨前くらいに発生し、昼間の明るい時に飛んでいます。

特に雨が降った次の日の夕方くらいに大量発生することが多いようです。
また、温かいところや湿気を好むので、家の中では玄関や浴室に多く発生しています。

生息地は、北海道の一部を除きヤマトシロアリは、日本全国に生息しています。
沖縄は温暖なので2月くらいから発生し、逆に東北・北海道は6月くらいから発生します。

 

イエシロアリ

イエシロアリの羽アリは、5月から7月の梅雨明けくらいに発生し、夜間の街灯や家の電灯に飛来してきます。

特によく晴れた日の夜に多く発生するようで、電気がついた部屋の窓ガラスに張り付いています。
イエシロアリは、九州・沖縄、四国のほぼ全域と中国、近畿、東海、関東の太平洋側に生息しています。

 

アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリの羽アリは、6月から10月にかけて比較的気温が高い日に発生します。
輸入木材から来た外来種で、輸入家具などに紛れ込んだものが多いようです。

そしてその生息地は一定していませんが、太平洋側の大都市を中心に生息域となっています。

 

羽アリが発生する時期は<見出し>いつまで

羽アリが発生する時期について、次のようにまとめてみました。

・ヤマトシロアリ: 4月~6月(沖縄は2月~)
・イエシロアリ:5月~7月
・アメリカカンザイシロアリ:6月~10月


このように羽アリの発生時期は、だいたい4月の春先から10月の秋にかけて発生がみられます。

また、上記シロアリ系の他にクロアリ系の羽アリも発生しますが、時期的には7月~10月なので、夏以降発生する羽アリはクロアリ系がほとんどです。

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それ以外の時期で羽アリを見た場合は

アリは冬眠しませんが、冬の間気温が低いのでその活動は弱まり、巣の外に出ることはほとんどありません。
11月から翌年3月くらいまでは羽アリを見かけることはほとんどないでしょう。

しかし、最近の温暖化や冬の間でも24時間暖房で暖めていると、活動が活発になります。

ちなみに、ヤマトシロアリの場合、気温が12℃を超えると活動が活発になり、羽アリが発生する可能性もあるのです。

また、カンモンシロアリというヤマトシロアリの亜種が一部地域に生息しています。
その名の通り関門海峡を挟んだ福岡県北部と山口県西部に生息していますが、2月~3月に羽アリが発生すると言われています。

このように冬にも羽アリを見かけたり、また羽アリの羽らしきものが家の内外で多く見つけた場合は、注意が必要です。

 

羽アリの種類は大きく分けると2種類

羽アリの種類は大きく分けて、シロアリ系とクロアリ系の2種類に分けられます。

よく見かけるのはシロアリ系で、家の軒下や柱などに巣を作られると木材が食い荒らされますので注意が必要です。
シロアリ系とクロアリ系の区別ですが、以下のとおりです。

・羽の大きさがシロアリは4枚とも同じ大きさだが、クロアリは後ろの羽の大きさが小さい。
・シロアリの触覚は真っすぐ伸びているが、クロアリはくの字に曲がっている。
・シロアリの胴体はくびれがないが、クロアリは頭部、胸部、腹部とくびれがある。

 


 

 


特に春先から梅雨の間に発生する羽アリは、シロアリの羽アリがほとんどですので、頻繁に見かけたり家の中にいるようでしたら注意が必要です。
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