
呑気症によって吐き気やゲップがでたりしたときの治し方を知りたいですよね。
呑気症の認知度は低く、周りの理解を得られず、悩みを持っているのではないでしょうか?
頻繁に吐き気やゲップ・オナラなどの症状が出ていている場合のチェックリストで確認してみてください。
・どうすれば治す事が出来るのか?
・吐き気で苦しい時の対処法は?
・病院は何科へ行けばいいのか?
・日頃気を付けるべき事は?
それぞれ見ていきましょう。
目次
呑気症を治したい!病院の治療方法は
呑気症は、無意識に空気を多く吸い込んでしまう事で起きてしまう病気です。
別名「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」とも言われています。
呑気症により吐き気で苦しい場合は、以下の薬があるようです。
・ドンペリドン(ナウゼリン)
・メトクロプラミド(プリンペラン)
・クエン酸モサプリド(ガスモチン)
これらは消化官の機能改善のお薬で、吐き気やゲップなどでお悩みの方は、まずは病院の消化器科または内科で診察してもらうのが良いでしょう。
腹部のレントゲンやCT(X線を使用した撮影検査)や、胃カメラで詳しい検査が必要な場合もあります。
では何故、空気を無意識に多く吸い込んでしまうのでしょうか?
その原因は、食事の際に早く食べてしまう習慣があったり、奥歯を強く噛み締める癖があったり、歯のかみ合わせ等、様々な理由で多くの空気を吸い込む結果になってしまうのです。
奥歯を噛み締める癖がある方は、口腔外科や歯科でマウスピースを作ってもらい、癖による噛み締めを改善させる方法があります。
食事を早く済ませてしまう方は、なるべくゆっくり噛む事を意識し、時間をかけて食事を食べることを心がけましょう。
また、仕事や日常生活でストレスを貯めやすいと感じていませんか?
呑気症になってしまうのはストレスが原因ということも多いのです。
普段、小さなことで悩んだり落ち込んだり不安な気持ちになりやすい方も、呑気症になりやすい傾向にあります。
まず、自律神経が乱れないようストレスを貯めないようにする工夫が必要です。
しかし、「ストレスを貯めないようにしましょう」とはよく言うものの、精神的な問題ですから、具体的になかなか対処方を見つけるのは難しいですよね?
例えば、趣味の時間を多く取ったり、散歩などの軽い運動をしたり、「自分がリラックスできる状態」を意識して生活してみましょう。
それでも改善の見通しがなければ、心療内科でカウンセリングを受けて、専門的なアドバイスを受けるのも良いでしょう。
では、呑気症になると他にはどんな症状が起こるのかチェックリストで見ていきましょう。
呑気症の症状 チェックリストはこれ
「呑気症に見られる症状」のリストでは、どのような症状があるのか、また自分が呑気症なのかを知る目安となるリストです。
もう一つは、呑気症の方が「日常的に気をつけるべき事」のリストです。
是非、予防対策を知っていただく為にも、それぞれのリストを確認してみて下さい。
呑気症に見られる症状
・吐き気がする事が多い
・ゲップが頻繁に出る
・胃もたれがする
・胸焼けがする
・食欲不振
・オナラが頻繁に出る
・頭痛、腹痛
・目に疲労感や痛みが出る
・顎に痛みがある
・肩や首に痛みがある
・満腹感が常にある
日常的に気をつけるべき事
・食事は焦らずゆっくり取る
・姿勢を正し、スマホやパソコンの操作でうつむき過ぎない
・炭酸飲料は控えめにする
・不安事や考え事で、くよくよし過ぎない
・気持ちを落ち着かせる
・ストレスを貯めない(散歩などの運動、趣味などの時間を作る)
空気を吸い込み過ぎないようにする事を意識するもの大事です。
意外にも、姿勢を正す事で噛み締めの改善効果が期待されます。
これは、姿勢のうつむき加減で奥歯を強く噛み締めてしまうという傾向があるからです。
ご自身の習慣を見直して、そしてストレスを貯めない工夫をすれば、予防につながるかもしれませんね。
認知度が低い病名ですので、家族や友人に相談し理解を求めるのも大事な事です。
では、症状が辛くなって。万が一すぐには病院に行けない場合は、市販のお薬で一部の症状を対処する方法もあります。
呑気症の市販薬は何があるの
小林製薬から「ガスピタン」というお薬が販売されています。
おなかの張りやオナラを改善させるお薬で、呑気症の方に向いているとされています。
腸内環境を整え、オナラの元のガスの発生を抑える効果があります。
しかし、吐き気や頭痛などと言った症状も呑気症にはあるので、一番は病院で診察してもらい自分に適したお薬を処方してもらうのが良いでしょう。
なお、人によって「ガスピタン」は皮膚のかゆみなどの副作用が出る場合もあるので、使用の際には注意・確認が必要です。
あくまで応急処置として考えたほうが良いでしょう。
あまり、市販薬や病院に行くほどでは…という方にはツボや漢方があります。
呑気症改善のツボ。漢方は何があるの
人間の体の各箇所には体内の不調を改善させる事ができるツボがあり、呑気症の改善に効果があるとされるいくつかのツボをご紹介します。
また、効果が期待されると言われている漢方薬についてもお伝えします。
呑気症に効くツボ
呑気症の効くツボは5つあります。
・労宮(ろうきゅう)手のひらの中央部にあります
・神門(しんもん) 手の甲の小指から手首にかけて交わった場所にあります。
・内関(ないかん) 内側手首の中央から、指三本分下の方にあります。
・大巨(だいこ) ヘソからやや下の、左右2箇所に分かれています。
・湧泉(ゆうせん) 足の裏の中央からやや上の部分にあります。
自分で押してみるのも良いでしょうし、もっと本格的に試したい方は、鍼灸マッサージ治療院で、相談・施術を受けてみるのも良いでしょう。
呑気症に効く漢方薬
消化不良や、吐き気、ゲップ、胸焼けなど様々な症状に効くとされています。
また、ストレス等による神経症にも効果があるとされています。
ツムラから発売されており、漢方薬局やアマゾン、楽天 等でも購入する事ができますよ。
呑気症を治すには、薬による治療、日常生活の改善、歯や顎による原因にはマウスピースを、そして精神面の安定も重要になってきます。
吐き気やゲップやオナラでお悩みの方は、まずは消化器科または内科で診察してもらいましょう。
場合によって口腔外科や歯科、心療内科への診察が必要な可能性もあります。
大切なのは、しっかりとお医者様に自分がどのような症状が出ているのかを伝え、診断してもらい、適したお薬を処方してもらったり、治療法の説明を受けるようにしましょう。
認知度が低く、周りに理解されづらく悩んでしまいますよね。
一人で悩み続けていても、答えがなかなか見つからないといこともあります。
自分の病気を知る事によって、改善の方法が一つではなく、複数の治療法を知ることが出来るきっかけにしてくださいね。