ホーロー鍋の特徴とは?メリットを紹介

温かい煮込み料理やジャム作りに活躍するホーロー鍋、どんな特徴があるのでしょうか
いろいろな種類の鍋から、ホーロー鍋を選んで使う時にはきっと理由があるはず。
ホーロー鍋にむく料理はどんな料理でしょうか。

おしゃれなホーロー鍋を愛用のひとつを選ぶなら、機能もよく知っておきたいですよね
ここでは、ホーロー鍋の特徴、メリットやデメリットも詳しくみていきます。
ホーロー鍋での料理が楽しくなりますように。

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ホーロー鍋の特徴は?メリットとデメリット

ホーローとは、鉄などにガラス質を焼き付けて表面を加工した素材です。
ステンレスやアルミの鍋とは違った特性があります。

上手にその特性を活かして使いたいですね。

 

ホーロー鍋のメリット

ホーロー鍋は良いことがたくさんあります。

 

保温性が高い

一度温まると、表面のガラス質が熱を閉じ込めてくれるので、煮込み料理に適しています。
おでんなどは、火を止めてから鍋ごと毛布などにくるんで余熱調理で仕上げることもできます。

酸や塩分に強い

料理を鍋のまま保存できます。
レモンやクエン酸を使う料理も大丈夫なので、ジャムを作るときに重宝します。

匂いや汚れがつきにくい

  カレーなどの色素が強い料理のあとも、お手入れが楽です。

熱に強い

オーブンで使用できるので、調理の途中で容器を入れ替えずに済みます。
でも、取っ手などが別素材でできているものは説明書を確認してください。

デザイン性がよい

鍋をそのままテーブルウェアとして使えます。
キッチンでも、見せる収納ができます。

 

ホーロー鍋のデメリット

衝撃に弱い
  表面がガラス質なので、落としたり、ぶつけたりしないようにしましょう。

急激な温度変化に弱い
  急冷や空焚き(からだき)は禁物です。

重い
  料理を入れたまま冷蔵庫に入れるのは、重くてちょっと大変かもしれません。

焦げついたら、落としにくい
  金属製のたわしやクレンザーでごしごし洗ってはいけません。

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ホーロー鍋の手入れの仕方とは

手入れはとても簡単です。
柔らかいスポンジでこするように洗えば、汚れはつるんと落ちます。

でも、焦げ付いてしまったら、ちょっと大変です。
クレンザーや金属たわしなどは、表面を傷つけるおそれがあります。

まず、熱湯でこげをふやかしてから洗ってみましょう。
それでだめなら、重曹やクエン酸を使います。

 

重曹を使って焦げを落とす

1.鍋に水をはって、小さじ2-3杯の重曹を入れて、ふたをして極弱火にかけます。
2.沸騰したら、約10分そのまま同じ火加減で加熱します。
3.火をとめてふたをとり、そのまま自然に冷まします。
4.お湯が冷めて焦げがふやけたら、台所用洗剤とスポンジで洗います。
この時、重曹の入った水は捨てずにそのまま洗う方が効果的です。


重曹は、熱を加えると二酸化炭素が発生し、高濃度の炭酸ソーダができます。
二酸化炭素が焦げを浮かせ、アルカリ度の高い炭酸ソーダには高い洗浄力があります。
重曹の代わりに、クエン酸や、食酢でも、同じような効果があります。

 

ポッツ&パンズ クリーナー

ホーロー鍋のブランド、ル・クルーゼのホーロー鍋専用クリーナーです。
焦げが取れたあとに汚れが残ってしまったら、これできれいにすることができます。
ちょっと値段が高めですが、ひとつあると重宝します。

 

ホーロー鍋はIHでも使えるの?


底が平らなら、IH調理器でも効率良く加熱できます。
ヒーターの表面に当たる面積が小さいと熱効率が悪くなるので、径が12cm以上の鍋をつかいましょう。

 

ホーロー鍋のやってはいけない事!焦げないためには

ホーロー鍋のやってはいけない事は12個あります。
一つずつ確認していきましょう。

 

ホーロー鍋でやってはいけない事12個

やってはいけないことがずいぶんたくさんあるようですが、他の鍋にも共通することがほとんどです。
調理器具やたわしに、金属などの硬いものを使わない、と覚えておけば大丈夫です。

・落としたりぶつかけたりしないように気をつけましょう。

・空焚きはいけません。
 乾燥のために火にかけるのも、空焚きです。

・もしも空焚きしてしまった場合は、水をかけたりしないでください。
 自然に冷めるのを待ちましょう。

・十分に冷めないうちに冷蔵庫に入れてはいけません。

・スチールなどの金属のたわしや研磨剤を使って洗うと、表面のガラス質が傷ついてしまいます。

・汚れ落としに万能なメラミンスポンジも使えません。
表面に細かい傷がつき、その後汚れが残りやすくなってしまいます。

・漂白剤は使わないでください。
 ホーロー表面の光沢が損なわれます。

・食器洗浄機に他の食器と一緒に入れないでください。
 他の食器に触れて傷つかないように、鍋だけ単独で入れてください。

・食器洗浄機の洗剤は、研磨剤や漂白剤が入っているものは避けましょう。

・調理には、金属性の調理器具は使わないでください。
鍋が傷つかないように、シリコン製やウッド製の調理器具を使います。

・洗浄後は濡れたまま放置しないようにしましょう。
 とくにフチの部分はさびやすいので、乾いた布で丁寧に水分をふき取りましょう。

・焦げ付いたまま使用するのはやめましょう。
 ホーローを痛める原因になります。


 

焦げないためには

焦げるとちょっとやっかいなホーロー鍋、焦げないように使いたいですね。
火加減に気をつければよいだけなので、簡単です。

基本の火加減は、弱火~中火です。
熱伝導率が高くて、蒸気を逃しにくい構造なので、中火以下で熱が十分素材に伝わります。
ステンレス鍋の感覚で使うと、火が強すぎてしまうかもしれません。

とろ火~弱火なら、放っておいても焦げつきません。

 


 

 


保温性に優れていて酸に強いホーロー鍋は、煮込み料理やジャム作りにむいています。
寒い冬の火に、ホーロー鍋においしい夕飯が温まっているのは、幸せな光景です。
コトコトと火にかけられた大きなホーロー鍋は、絵本の世界にもありそうですよね。

おしゃれなデザインのものが多いホーロー鍋、料理好きの人ならきっと憧れの鍋があるはず。
素敵な鍋は、キッチンに置いておくだけでも絵になります。
まず一つ、お気に入りのホーロー鍋を見つけたら、料理のレパートリーもきっとひろがりますよ。

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