
お気に入りのカバンの型崩れが気になってきた!
もう直せないとあきらめていませんか?
新しいカバンも使っていくうちに、くたっと形がくずれてきたり、立たなくなったりしますよね。
実はカバンの型崩れは、おうちでも直せるのです。
ここでは、型崩れしたカバンの直し方や、型崩れしないための保管方法などについて紹介します。
目次
型崩れしたカバンを直す方法3つ
型崩れを直す前に、ブラシやタオルなどで、カバンの表面の汚れを落としておきましょう。
革製品の場合は、オイルやクリームをぬって、革をやわらかくしておくと、形が戻りやすくなります。
新聞紙をつめて直す方法
まるい形状のカバンや、トートバッグなどにおススメです。
新聞紙を使う時の注意点として、インクがついてしまうことがありますので、丸めた新聞紙の上から、不織布(フショクフ)やキレイな紙などでつつみましょう。
不織布は100均でも売っていますよ。
- へたった部分を手でひっぱりながら、少しずつ形を整えていきます。
- 中に新聞紙をまるめどを伸ばすようにパンパンにつめます。
この時、すきまができないように、中からんでシワを伸ばすイメージでつめるようにしてください。 - 数日間、日の当たらない、風通しのいい場所につるして置いておきます。
中に入れた新聞紙が湿気を吸って形がキレイに戻ります。
雑誌や本を使って直す方法
ビジネスバッグのように、四角い形状のカバンにおススメです。
- カバンの内部とほぼ同じサイズの雑誌や本を、カバンにつめます。
- 数日間、日の当たらない、風通しのいい場所に立てかけて置いておきます。
- 形が戻ったら、カバンの底と同じサイズの樹脂の板を、カバンの底に両面テープなどで張りつけます。
この時、カバンの角までぴっちりと本の角を合わせて入れてください。
樹脂の板をカバンの底に張りつけると、底のへこんでいた部分がキレイな形に戻ります。
樹脂の板は、100均にも売っていますので、カバンの底のサイズに合わせてカットして使ってください。
スチームアイロンを使って直す方法
革製品やナイロン素材のカバンでも使えます。
アイロンの使い方には十分注意してください。
- カバンから少し離して、スチームアイロンを当てます。
- 型崩れのひどい部分には、より重点的にスチームを噴射します。
- しばらく噴射していくと、生地が湿ってきてやわらかくなりますので、シワの部分をしっかりと引っ張って伸ばしていき、元の形に戻るようにクセつけていきます。
この時気をつけたいのが、カバンに直接アイロンがあたってしまうと、生地がとけてしまいますので、絶対に直接触れないようにしましょう。
この作業を繰り返すと、シワもとれて型崩れが直ります。
難しい場合は修理なの?費用はいくらくらい?
家でいろいろ試したけれど、どうしても元に戻らない!というときは、やはり専門のお店で、修理をお願いすることになりますよね。
そこで気になるのは、修理にかかる費用がどれくらいかかるかです。
カバンの素材や傷み具合にもよりますが、形の修復だけでも安く見積もって1~2万円くらいかかるようです。
また、型崩れがひどい場合は、一度カバンを解体してから縫い直すこともありますので、かなり費用がかかることもあります。
どうしてもという時は、一度修理屋さんに相談してみることをおススメします。
型崩れしないようにするためには?
カバンの型崩れの原因は、普段の使い方や保管方法にあります。
帰ってきたら、カバンもしっかり休ませてあげ、こまめにケアしてあげるようにしましょう。
カバンの型崩れを防ぐ、使い方の注意点と保管方法を参考にしてください。
型崩れを防ぐ使い方の注意点
カバンの容量を超える、大きい荷物や重い物を入れない
たくさんの荷物を、つめこみすぎないように気をつけましょう。どうしても荷物が多くなった時は、大きいカバンを使うか、セカンドバックを持つようにしましょう。
濡れたり汚れたらすぐにふきとる
雨などで濡れたらすぐに水滴をふいて乾かす、汚れたらすぐに拭き取るようにしましょう
型崩れを防ぐ保管方法
帰ったら中の荷物はすべて取り出す
面倒かもしれませんが、荷物を入れっぱなしにしていると型崩れの原因になりますので、必ず荷物はすべて取り出しましょう。
S字フックやハンガーラックなどにつるして保管する
カバンはつるして保管すると型崩れしにくくなります。
あまり使わないのなら、カバンの中に新聞紙を丸めたものや、古いTシャツなどを入れて形を整えて保管しておきましょう。
カバンが長持ちするかどうかは、普段の使い方や保管方法が何よりも重要になってきます。
私はカバンが大好きで、たくさんカバンを持っていましたが、きちんと保管をしていなかったばっかりに、ひどく型崩れしてしまって、必死で直した記憶があります。
父親の革用のクリームを借りて、ていねいにクリームをぬりながらシワを伸ばして、またぬっては伸ばしての繰り返し・・・
型崩れを直すのは地道な作業ですが、大切にメンテナンスしたカバンは、愛着があって今でもキレイに保管しています。
どんなに大切に使っていても、毎日使っていたら、カバンもくたびれて型崩れを起こすこともあります。
シワや型崩れに気がついたら、すぐに新聞紙を丸めてカバンの中に入れ、形を整えあげましょう。
新聞紙には、必ず不織布やキレイな紙でつつむことをお忘れなく!
こまめにメンテナンスをしてあげることで、シワや型崩れもひどい状態にならず、簡単に修復できます。
日ごろからきちんとケアしてお気に入りのカバンが、いつまでもキレイに長持ちできるようにしてあげましょう。