水道が凍結してた!解凍する直し方はどうすればいいの

ある冬の日の朝、顔を洗おうと思ったら水が出ない・・・!
こんな時、どうしたらいいのでしょうか?

水道が凍結するなんて…
想像もしていなければ、どうしたらいいかもわからなくて慌てますよね。

業者に連絡できれば一番いいけど、早朝だと連絡も取れません。
朝の支度に水道が使えないのは本当に困ったことです。

顔も洗えない、歯も磨けない、朝のコーヒーも飲めない…

意外と朝は水をたくさん使います。
朝いきなり水が出なくなったらどうしたらいのでしょう?

実は忙しい朝の時間でも慌てず対処すれば大丈夫なこともあります!
もしもの凍結もこれでバッチリです!

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水道の凍結して水が出ないどう対処すればいい

水が出ない!となっても落ち着いて。

ひどい凍結でなければ自分で対処できることがあります。
方法はこの2つ。

  • 水道管を温める
  • 自然解凍を待つ

もしも凍結したら、まずは自分でできることを試してみましょう。
凍結した時の状況に合わせて試してみてください。

水道管を温める

もう一つの対処法は「水道管を温める」ことです。
とはいえ、急激に温めると水道管が破裂する危険性もあります。

水道管を温めるときは以下の点に気を付けましょう。

蛇口の栓は開けた状態で温める

蛇口の栓を閉めたまま温めると、蛇口のパッキンが破損してしまう場合があります。
温めるときは蛇口の栓を開けた状態で行いましょう。

熱湯はかけない

お湯で温めるときはぬるま湯をかけるようにしましょう。
急激な温度変化は破裂の危険性があります。

最初は温度が低めのぬるま湯から、様子を見て少しずつ温度を上げていくようにします。

アツアツのお湯をかければすぐ溶けそう、というのは間違い!
水道管が破裂して余計な修理費用がかかる可能性もあります。

水道管にはタオルを巻いて

何度も言うように、直接お湯をかけると破裂の恐れがあります。

タオルを巻いてじんわりと温めるようにしましょう。
またタオルを巻くことでお湯の余熱を利用して凍結部分を溶かすこともできます。

水が出ないからお湯の用意も難しい!

という場合は、ドライヤーやカイロも効果的です。
蛇口部分や水道管に温風を当てたり、薄手のタオルに巻いたカイロを当てて温めることで解凍させることができます。

自然解凍を待つ

一番安全な方法がこれ。
夜の冷え込みで凍った水道管は日中の気温上昇で解凍されます。
蛇口を少し開けて、あとは気温が上がるのを待ちましょう。

最高気温と最低気温の差が5度以上あれば、何もしなくても14時頃から水道が使えるようになります。

また、部屋の中に露出した水道管がある場合は、その部屋を暖めましょう。
外気が暖まれば自然と凍結部分が解凍されます。

昼頃まで水道を使わなくても大丈夫であれば、自然解凍が水道管への負担もなく、一番確実です。
とはいえ何時間も待っていられない!という時ももちろんありますよね。

少しでも早く解凍したい場合は水道管を温めて様子を見てみましょう。

軽い凍結であれば、このような対処方法で直すことができます。

しかし、ひどい凍結が場合や水道管が破裂している場合は自分一人だけでは限界があります。
その時は業者に連絡をし、修理をしてもらいましょう。

そして、水が出なくなった時にもう一つ確認するべきことがあります。
それは「下水の凍結」です!
意外と見落としがちな下水ですが、凍結するほどの寒さの時はこちらも忘れず確認しましょう!

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下水が凍ってる場合もあるので要注意!

水道管の凍結は「水がでない」だけではありません。
もしも下水道が凍ってしまっていたら、水は出るけど流れない!と、これまた大変なことになってしまいます。

洗い物も洗顔も洗濯も、「水を流す」ということができなくなると非常に不便ですよね。
もしも下水道が凍結してしまったらどうしたらいいのでしょうか?

少しでも水が流れるようであれば、まだ凍りかけの状態です。
60度ほどのお湯を流して中の氷を溶かしましょう。

もし全く流れないようだと、そこにお湯や水を流すと逆効果です。
その場合は下水道管の外側から下水道管全体にお湯を少しずつかけ、中の氷を溶かして通り道を作ってからお湯を流すようにしましょう。

この時のポイントは水をケチらないこと!
水道代がもったいないからとチョロチョロとしか出さずにいると、あっという間に凍ってしまい状況が悪化してしまいます。

流すならしっかり流す、そうでないのなら自然解凍を待つようにしましょう。

最も凍結しては困るところの確認も忘れてはいけません!
それは、トイレ!
ちゃんと流れるか、ここも確認しましょう!

意外と忘れがち!トイレのこと

一番流れないと困るところといえばトイレですよね。
もしもトイレのレバーを引いても凍結で水が出なかったらどうしたらいいのでしょうか?

すぐに流したい!そんな時は

早く流さないといけない!ということであれば、バケツに水を汲んで流します。
これでとりあえず流すことは可能です。

ただ一時的に流せても、その後も流れるようになってもらわなければ困りますよね。
流したら凍結の対処をしましょう。

タンクが凍結している場合

タンクのふたを開けて中を確認してみてください。
タンク内の水が凍っている場合は、この水を解凍しなければいけません。

解凍方法としては、40度程度のぬるま湯をゆっくり注いで解凍します。
この時も急に熱湯を注いでしまうと、陶器のひび割れやプラスチック部分の変形の危険性があるので、ゆっくり行うように注意しましょう。

給水管が凍結している場合

給水管が凍結して水が出ない、という場合は給水管の解凍をします。

方法は水道管の凍結対処と同じく、給水管にタオルを巻き、ぬるま湯をゆっくりかけます。
お湯に浸したタオルを巻き、冷えたらもう一度お湯に浸して巻きなおす、といった方法でも効果はあります。

タンクの凍結も給水管の凍結も、トイレの室内を暖めながら行うと解凍が早まります。

トイレが使えないというのは非常につらい状況ですよね。
早めに解消していつも通りの状態に戻せるように早めに対処をしましょう。

このように凍結は日常生活もままならなくなる大変な問題です。
あらかじめ防ぐことはできないのでしょうか?
実はちょっと手を加えるだけで凍結は予防できるものです。

ではどのようにしたらいいのか、見ていきましょう。

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水道が凍結しない方法は?


基本的に水道管は外気温がマイナス4度になると凍るといわれています。
ですが、気温が下がっても凍結しないことが一番ですよね。

実はちょっとの手間をかけることで、凍結は予防することが可能です。

凍結してしまっては生活にも支障をきたすし、直るまで時間もかかって本当に大変です。
早めに予防策をうち、冬場も快適に過ごせるようにしましょう!

水を流しっぱなしにする

止まっている水は凍りますが、流れている水は凍りづらくなります。
寝る前に天気予報を確認し、夜中の冷え込みが厳しいようであれば蛇口を少し開けて水を流すようにしましょう。

この方法は一番手っ取り早く簡単ですが、水道代がその分かかりますし、残念ながらトイレなどの凍結防止には効果がないなどのデメリットもあります。

特に対策を立てておらず、取り急ぎ「水が出ない!」という状況を回避したい場合はこの方法がオススメです。

水道管を保温する

水道管を温めるのも凍結防止には効果的です。
ホームセンターなどに行くと保温チューブが売っています。
凍結が心配される地域にはあらかじめ水道管に保温材がついていることが多いですが、その保温材の上から保温チューブを巻けばOKです。

また、凍結防止帯というヒーターもあります。
この凍結防止帯は電気を使って水道管を温めるもの。
水道管に沿って結束テープで固定すればOKなので取り付けも簡単です。

ちょっと手間に感じるかもしれませんが、一度保温の備えをしておけば凍結の心配はぐっと減ります。
1日だけ凍結予防の作業をすれば、凍結で何日も悩まされずに済みます。
それならやる価値は十分ありますよね。

水抜きをする

長期間家を空ける場合などはこの水抜きが非常に効果的です。
水道管の水を完全に抜くので、そもそも凍るものがなくなり凍結の心配もなくなるというもの。
毎日水抜きをするのは大変ですが、年末年始の帰省時や旅行で数日間留守にする場合は、家を出る前に水抜きをしておくと安心です。

水抜きを行う時の手順は以下の通りです。

    1. 1.水抜栓(止水栓・不凍栓ともいいます)を閉めます
    1. 2.蛇口を開けます

水抜栓は室内であれば台所の流し台の下や洗面所の化粧台の中の排水管、お風呂場などにあることもあれば、室外の配管近くにある場合もあります。
また室内にスイッチのある電動式もあります。

その場合は電源を入れて水抜きのボタンを押せばOKです。
アパートの場合はあらかじめ不動産屋さんや大家さんに水抜栓の位置を確認しておきましょう。

蛇口を開けるとそこから空気が入り、蛇口の中の水を抜くことができます。
水抜栓だけ閉めただけでは凍結防止にならないので要注意です!

少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間で凍結という大惨事を免れることができます。
水が出ない生活ほど不便なものはありません。
食事もお風呂も洗濯もままならないなんて、つらすぎますよね。
ちょっとの備えで凍結を防ぎましょう!


水道は一度凍結してしまうと本当に大変です。
私自身2回ほど凍結を経験しましたが、朝の支度に水が使えないというのは体験してみないとわからないほどのつらいものです。

できる限り凍結は防ぎたいものですが、もしも凍結してしまったら

  • 凍結部分を温める
  • 自然解凍を待つ

そして凍結を防ぐために

  • 水道管を保温する
  • 長期間の不在時は水抜きをする

といった対処法を行いましょう!

凍結してしまったら仕方ありませんが、大切なのは凍結させないようにすること!
事前の備えで寒さの厳しい冬もバッチリ乗り越えましょう!

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