
愛犬の顔をよく見ると大きなオデキが…。良く見るとウヨウヨ動く?
もしかしてダニ!?
早く取ってあげたいのでうすが、取ろうとすると硬い…。
そのまま引きちぎっても大丈夫かなと思った人も多いはず。
しかしちゃんと正しいやり方でダニを取っていますか?
まちがったやり方をすると愛犬に悪影響を与えてしまうおそれがあります。
今回は愛犬のダニを取る上で役立つ情報をお伝えします。
正しい知識を持って助けてあげましょう。
散歩に帰ったら犬にダニがついてるどうとればいいの?
散歩に帰ってきたら犬にダニがついている…
そんな時にできる簡単な方法があります。
エタノール(消毒用アルコール)や度数の高いお酒があれば、それを脱脂綿やガーゼにふくませてダニに押し付けてみてください。
そうするとダニはいやがってはなれてくれます。
エタノールやお酒がなければ線香を使います。
ちょっと危ないですが、ダニが煙や熱をいやがってはなれてくれますよ。
エタノールも線香もダニが自分からはなれてくれるまでやる必要があります。
あせらず、根気よくやりましょう。
ダニがたくさんついている時はダニ取りシャンプーを使うのがおすすめです。
シャンプーでダニを全部とることは難しいですが、ある程度数を減らすことはできます。
ダニ取りはなるべく早くやるようにしましょう。
ダニは1日、2日と時間をかけて血を吸って、コロコロになるまで大きくなるのでそれで気づく場合もあります。
ダニに噛まれると犬が痒がります。
そして何度もかきむしって出血したり、ダニが媒介するやっかいな病気に感染するリスクが高くなってしまいます。
また、ダニは血を吸ったあとに産卵する傾向があるので、犬の体でダニが増えてしまうおそれがあります。
そうなるともっと犬に悪い影響が出てきてしまいます。
だからダニ取りはなるべく早くやった方がいいでしょう。
自分だけでやるのは難しいと感じたら、獣医さんに見てもらいましょう!
ダニを取ってあげたい!引っ張っても大丈夫
ダニを取ってあげたいと思って、引っ張ってとることはすぐやめましょう!
ダニを素手で引っ張ってとるのはかなり難しいです。
マダニはセメントのような物質を出し、犬に突き刺している口をぴったり固定しています。
吸血中は外から力を加えても、ダニはテコでも動きません。
無理に引っ張れば頭がちぎれ、鋭い口が残ってしまいます。
そうなると皮膚炎など様々な病気の原因になってしまいます。
つまり犬を逆に苦しめてしまうだけなのです。
ダニを引っ張る時は素手ではなく、ピンセットやダニとり器具を使います。
それでダニが犬に刺している口をつかみ、まっすぐ引き抜くのです。
コツはダニをつぶさず、なおかつまっすぐ引き抜くこと。
ひねったりするとダニの口が折れてしまいます。
文字にすると簡単そうですが、ダニはただでさえ小さく、犬の種類によっては毛にかくれてダニの位置がわかりにくいことがあります。
実際にやると難しいので、無理にやらないことをおすすめします。
取りやすそうなダニ取り方法を見つけたので載せておきますね。
素人がやると逆効果になることがあるので、安全に取り去りたい人は動物病院に行きましょう。
シャンプーでもダニは取れるの
犬用にダニ取りシャンプーが売られています。
犬の身体に直接使うだけあって、シャンプーの殺虫効果はそこまで高くないようですね。
ある程度ダニを減らすことができますよ!
またシャンプーを何回もやると犬の毛を痛めてしまう上に、皮脂を落としすぎてしまうおそれがあります。
肌が弱い犬だと逆効果になってしまう可能性もありますので、あくまで犬の事情に合わせて一時的な手段として使う程度にしましょう。
予防のためにフロントライン
犬のダニ予防に一番効果があるのがです。
犬の首筋に薬液をたらすだけでOKな薬で、結構使いやすいものです。
ダニの除去だけでなく、ダニが再び吸血してくるのも防いでくれます。
使用してから24~48時間で体に付いたダニを完全に除去してくれる上に、ダニの吸血を防ぐ効果はものによっては1か月くらい持続します。
動物病院で処方してくれるので、定期的にやればダニ予防は完璧です。
しかしせっかくフロントラインをうけていてもシャンプーや水浴びをやったりすると効果がうすれる場合があります。
シャンプーや水浴びの影響を受けにくいタイプもありますが、フロントラインをつけた時はなるべくひかえた方がいいでしょう。
また気を付けてほしいのはダニがくっつくこと自体は防げない点です。
ダニが多い草むらに入ればどうしてもダニがくっついてしまう可能性はあります。
フロントラインをしていれば影響は少ないでしょうが、あえてダニの多い所にワンちゃんをいれないようにするのも大切です。
今回の記事のポイントはこちら
- 犬についたダニはエタノールや線香で取れる。
- 引っ張って取ることは難しいので自信がないならやらない。
- 動物病院で取ってもらうのが確実。
- ダニ予防にはフロントラインがベスト。
ダニ対策には日ごろのケアが大事です。
ブラッシングも、シャワーも、フロントラインもしっかりやっておけばなおよしです。
散歩もダニが多いところに行かないようにすれば、ダニを防ぐこともできます。
しかし、犬にとって散歩は楽しいイベントです。
またダニ取りもやり方によっては犬の負担が増えてしまうおそれがあります。
ワンちゃんの気持ちをいたわりながら、確実にダニをやっつけてあげましょう。