
カフェインに体が過剰に反応してしまうカフェイン過敏症とてもつらいですよね。
少しの量のカフェインで下痢をしてしまったり眠りたくても眠れなくなってしまうので、お茶やコーヒーにも気を付けないといけなくなってしまいます。
コーラなどの清涼飲料であったりカレーの隠し味にコーヒーが使われることがあるなどの、意外なところにカフェインを口にしてしまう要因があります。
チェックをしておかないと気を付けていても知らないうちにカフェインを口にしてしまいかねないので、外食もしづらいですし面倒になってしまいますよね。
今回はそんな厄介なカフェイン過敏症についての症状や対処について紹介しますね。
目次
カフェイン過敏症の症状は2つ
カフェイン過敏症とは、わずかなカフェイン摂取量でカフェイン中毒になってしまう状態です。
カフェインを摂取しすぎると誰にでも症状は出てしまいます。
しかしカフェイン過敏症なってしまうと、わずかなカフェイン摂取で次のような症状が出やすくなります。
カフェインを摂取したことによる症状を身体的影響と精神的影響に分けて紹介します。
カフェイン摂取による身体的影響
胃痛や下痢、吐き気を催したり嘔吐してしまう消化器症状や、動悸や頻尿などの循環器症状を引き起こします。
蕁麻疹ができたりかゆみが出ることもあります。
症状が重いと筋肉が痙攣したりつったりして歩くことも難しくなり、顔が赤くなったり頭痛が起きます。
カフェイン摂取による頻尿で脱水を引き起こしてしまうこともあります。
顔が青白くなってしまったり、手足に力が入らなくなって悪心がします。
この状態だとまともな判断はできませんし真っ直ぐ進むことも難しいので移動するのは避けましょう。
カフェインを体外に排出することにもつながるので、水分をしっかりと摂りましょう。
カフェイン摂取による精神的症状
感覚が過敏になってしまいイライラしたり不眠になってしまいます。
症状が重くなると、幻覚が見えたり幻聴が聞こえる事によるパニック状態になってしまったり、衝動的な行動をとってしまいます。
神経質な人やうつ病の人は症状が重くなりやすいので、特に注意が必要です。
カフェイン過敏症になる原因は
カフェインに対する体の過剰反応なので体質が大きく影響します。
以前はカフェインを摂取しても問題なかったのにある日突然過敏症になってしまったり、以前はアレルギー症状がでていたのに平気になったりします。
他の食物アレルギーと同様に、幼少期に摂取したり母体からの摂取が原因になり得るので、妊娠中の女性や、小さいお子さんがいる方は気を付けてあげたいですね。
カフェイン過敏症の検査はどんなことがある?
他のアレルギー症状と同様にパッチテストで識別することができますが、精度は高いという意見と低いという意見がまちまちなようです。
また、自宅で検査できるキットもあります。
血液を検査機関に送るものなのですが、学会で有用性が疑問視されておりこれも確実性に欠けているようです。
確実と言える検査がないので、カフェインを摂取した時に現れる症状を専門医に話すことが一番ですね。
カフェイン過敏症、自分でできる対処方法は?
根本的な治療が難しいカフェイン過敏症を自分で対処するための方法を二つ紹介します。
カフェインを避ける
カフェイン過敏症に対する一番の対処方法は、カフェインを摂取しないことです。
コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどのカフェインを含む嗜好品は避けるようにしましょう。
紅茶と同じ茶葉が使われているウーロン茶や緑茶にもカフェインが含まれています。
麦茶やそば茶などの雑穀茶やドクダミ茶やカモミールティーなどのハーブティーで代用すると良いでしょう。
タンポポやゆり根を使用しているカフェインを含まないコーヒーもあるので、コーヒーは好きだけど飲めないという方は試してみるのも良いでしょう。
自分が摂取できるカフェインの量を把握する
同じカフェイン過敏症であっても、人によって症状が出る摂取量は異なります。
自分の症状が出る摂取量を知っておけば、カフェインに対して必要以上に神経質になったり我慢しなくてもよくなります。
ただし確認するためにはカフェインの摂取が必要になります。
一度に大量に摂取してしまうと症状が出始める正確な量がわかりませんし、症状が重くなってしまう危険性があります。
体調に気を配りながら少しずつ摂取するようにしましょう。
なので自分がカフェインを摂取した時にどのような症状が出てくるかを知っておくことが重要です。
移動中に痙攣などを起こしたり衝動的な自殺願望によって、けがをしたり最悪の場合命を落としてしまう可能性があるので甘く見てはいけません。
私は一度カフェイン中毒の症状が出たことがあります。
ドリンクバーでコーヒーを飲みすぎたのが原因で、立っていられないくらい足が震え、頭痛もひどかった覚えがあります。
すぐに休める状態であったので問題ありませんでしたが、移動中だったらと思うゾッとします。
カフェイン過敏症になってしまうと、中毒症状がでやすくなってしまいます。
しかし事前に自分がカフェイン過敏症であると認識し、症状を知っておくとカフェインを誤って摂取してしまった場合も落ち着いて対処することができます。
なので、少しでも思い当たる節があれば症状をチェックしておきましょう。