
空気清浄器から臭ってどう掃除をしたら取れるの?
定期的に掃除をしないと、空気清浄機の内部やフィルターにホコリやカビがつまってしまいますよ。
部屋の空気を清浄にするはずの空気清浄機が、ホコリやカビにまみれていると思うと、ぞっとしますね。
小さなお子さんがいる家庭では、心配ですよね!
空気清浄機の、掃除を簡単にする方法をご紹介します。
目次
空気洗浄機の掃除のやり方は
空気清浄機の掃除のやり方は、各メーカーによってはさまざまです。
取り扱い説明書にもお手入れの方法など載っているかと思いますので、まずは取り扱い説明書で、禁止事項がないかなどチェックしてから行うことをおススメします。
今回は我が家が使用している、シャープの加湿機能付き空気清浄機で掃除の仕方をご紹介します。
空気清浄機を掃除する部分
●本体後ろにある背面パネル
●集じんフィルター
●脱臭フィルター
●加湿トレー
●加湿フィルター
●給水タンク
●台所用合成洗剤
●クエン酸
●掃除機
背面パネルの掃除の手順
まずは空気清浄機の本体の、後ろにある背面パネルの掃除の手順からご紹介します。
②背面パネルを取り外す。
③背面パネルが浸かるくらいシンクに水をはり、台所用中性洗剤を数滴入れる。
④10分程度背面パネルを浸したら、水で流して洗剤をしっかり落とす。
⑤水気を拭き取り、乾燥させる。
脱臭フィルターと集じんフィルターの掃除手順
背面パネルを取り外すと、最初に出てくるのが脱臭フィルター、その奥にあるのが集じんフィルターです。
他のメーカーはわかりませんが、シャープの集じんフィルターは水洗い禁止ですので、注意が必要です。
一番汚れがひどそうな部分が、水洗いできないのはちょっとつらいですよね。
とにかくひとつずつ丁寧に掃除機で吸うしかありません。
ここでは、クエン酸を使っていきます。
②集じんフィルターを裏返すと、水色の不織布が貼ってあるので、優しくブラシ付きの掃除機でホコリを吸い取る。(水色の布は破れやすいので、十分注意してください)
③クエン酸水を作る。(水100㎖にクエン酸小さじ2)
④クエン酸水を雑巾に浸してしっかりしぼる。
⑤脱臭フィルターの間を拭いていく。
集じんフィルターは掃除機で吸うだけ、脱臭フィルターは雑巾でふき取るのがポイントです。
脱臭フィルターの臭いが取れにくい場合は、ウーロン茶の中に、脱臭フィルターを10分程度つけ置きして、十分に洗い流しましょう。
加湿トレーの掃除手順
加湿トレーは古くなった水が溜まって赤カビが発生するので、しっかり掃除していきましょう。
シャープの場合、給水タンクを引き出すと加湿トレーと加湿フィルターが出てきます。
水がこぼれないように注意しながら、トレーを引き出し、加湿フィルターを外します。
②加湿トレーを30分程度つけ置きしたら、水でしっかりすすぐ。
③汚れが乗っていたら、歯ブラシや綿棒などでこする。
加湿フィルターの掃除方法
加湿フィルターは水垢(白っぽいかたまり)がたまりやすい場所です。
水垢を取るにはクエン酸を使います。
②お湯1ℓに対してクエン酸6g入れる。
③加湿フィルターを入れて2時間程度つけ置きする。
フィルターの形が崩れやすいので、力を入れすぎないように注意してください。
給水タンクの掃除手順
最後に給水タンクを掃除すればばっちりです。
②カートリッジ部分には歯ブラシや綿棒にクエン酸水をつけてこする
③乾いた雑巾で拭く。
給水タンクは、給水のたびに少量の水を入れてフタをして、シャカシャカ降り洗いすると清潔に使えます。
空気洗浄機の吹き出し口の清掃方法は?
せっかくフィルターや内部を綺麗に掃除しても、洗浄した空気の吹き出し口が汚れていては、意味がないですよね。
空気清浄機の吹き出し口は取り外せないので、掃除機で吸った後、やわらかい布で、吹き出し口をしっかり拭いていきましょう。
どうしても中が気になるという人は、本体そのものを分解する必要があります。
ドライバーを使って、背面→側面→前面→上面の順にネジをはずして分解しましょう。
その際、どこにどのネジがついていたかわからなくならないように、写真を撮っておくと、組み立ての時に便利です。
内部も、クエン酸水に浸した雑巾をかたくしぼって、しっかり拭いていきます。
細かい部分は歯ブラシや綿棒で、取り出せる部分はクエン酸水に30分程度つけ置きするときれいになりますよ。
空気洗浄機をクエン酸や重曹できれいになるの?
加湿機能付きの空気清浄機は、毎日タンクの水を入れ替えなければ、水が濁って雑菌が繁殖します。
また、水道水のカルキの影響で白い塊がついてしまうことも・・・
そんな空気清浄機の掃除に、クエン酸は非常に効果的です。
汚れを落とすコツは、「中和させること」です。
酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れには酸性が、汚れを落とすのに効果的です。
水垢などはアルカリ性ですので、酸性のクエン酸が効果的に汚れを落とせます。
一方重曹は、弱アルカリ性なので、油汚れや皮脂汚れが効果的に落とせ、水に溶けにくく、研磨剤として使われます。
タンクなどは重曹をスポンジや歯ブラシなどにそのままつけて、こすって落とせますが、繊細なフィルターなどはこすり洗いができないので、重曹は不向きとなります。
重曹は、お鍋のこげや銀食器のくもりとりなどに向いています。
空気清浄機の掃除には、クエン酸を使って掃除することをおすすめします。
水洗いは禁止?空気洗浄機の掃除の時の注意点は?
メーカーによっても違いはあるかと思いますが、だいたいは集じんフィルターや脱臭フィルターは水洗いができないことが多いので注意が必要です。
脱臭フィルターは洗うと効果がなくなり、集じんフィルターは紙を使っていると溶けたり、厚いものでも一度洗うと汚れが中まで浸透して、効果がかなり落ちます。
集じんフィルターなどは、掃除機で丁寧に吸うのが効果的です。
また、上述したように、脱臭フィルターはクエン酸水(水100㎖にクエン酸小さじ2)に浸した雑巾をしっかり絞って丁寧に拭いていくことをおすすめします。
マメにフィルターを掃除しないと、雑菌やカビが繁殖し汚れた空気を排出して、病気につながる危険もあります。
せっかく空気を浄化してくれる空気清浄機を使用しているのですから、空気清浄機の内部まできれいにして、きれいな空気を排出してほしいですね。
我が家の加湿機能付き空気清浄機も購入から早3年・・・
購入時に「フィルターは10年交換不要」という文句に惹かれましたが、掃除が10年不要ではないということですね。
内部も定期的に掃除して、気持ちよく空気清浄機を使っていきましょう。