チョコレートで集中力が上がる。どういう効果があるの?

チョコレートが集中力を上げるのに効果的だと聞いたことはありませんか?
勉強や仕事をしていると、どうしても途中から集中力が下がってきちゃいますよね。

仕事の時には自分のデスクの引き出しには大量のチョコレート
同僚や上司のデスクの中や上にもチョコレート
部署の共通お菓子もチョコレート(たまにスナック菓子)といたるところにチョコレートが鎮座していました。

今思うと「どんだけチョコレート好きやねん!」と突っ込みたくなりますが…。
学生の時も家に帰って勉強するときは大抵チョコレートを食べていた記憶があります。

そんなチョコレートですが、甘くておいしいだけで愛されているわけではなく、ちゃんと集中向上のためのメカニズムがあって、私たちが無意識にそれを求めているとしたらすごいと思いませんか?

今回はチョコレートと集中力向上の関係性、また効果的なチョコレートの食べ方やその効果持続時間をまとめました。
これを読んでチョコレートの凄さがわかりますよ!

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チョコレートは集中力が上がるの?

まずそもそもの疑問、本当にチョコレートを食べるだけで集中力は上がります

まず集中するときって脳が働いてくれていますが、人間が真面目に集中できるのは15分程度だと言われています。
その後も続く人はいますがそこで集中が続かなくなった場合、脳がブドウ糖を求めているのかもしれません。

脳や神経系のエネルギー源はブドウ糖です。

一番長く持続できるのはご飯などの炭水化物ですが、食べてから数時間しないとブドウ糖にはなりません。
お砂糖は30分程度でブドウ糖に変わり素早く脳に吸収されます。

砂糖でもよさそうですが、砂糖をそのまま舐めるのはちょっと勇気がいりますよね。
その点チョコレートは外出先でも手軽に手に入りますし、なにより糖質と脂質で形成されているチョコレートだからこそできることが2つあります。

それは、砂糖と同じようにすぐに脳に吸収されていくこと。
もう一つは脂質がゆっくり分解されて吸収されることにより、エネルギー源となり長時間頑張れることです。

ブドウ糖が脳に吸収されることで脳が活性化し、集中力が上がるというわけです。

また食べるタイミングも重要で集中したい時の30分前から1時間前に食べると一番集中できますよ!
ただ食べる量にも注意しないと太ってしまうので注意しましょう。

 

集中力が上がる理由はコレ!

前項でブドウ糖が集中力を上げるのに良いと言う話をしましたが、チョコレートの原料になっているカカオに含まれる成分も集中力を上げることに重要な役割を果たしています。
その例をいくつか紹介します。

 

ブドウ糖

まずはブドウ糖の働きについてもう少し掘り下げてみましょう。
脳は全体重の約2%の重さにも関わらず、必要なエネルギーは消費エネルギーの20~30%ととてもエネルギーを必要とする器官です。

そりゃ人間色んなこと考えるからエネルギーも必要ですよね。
そしてそのエネルギー源がブドウ糖です。
ブドウ糖は脳のエネルギー源になるだけではなく脳の伝達物質であるアセチルコリンの材料にもなるのです。
ブドウ糖って働き者ですね!

 

テオブロミン

大脳皮質を刺激することによって、集中力・記憶力・思考力を上げる、やる気を出させる、自律神経を調整してリラックスさせるといった働きをしてくれます。
このテオブロミンはカフェインの仲間ですがカフェインよりも興奮作用が弱いのが特徴です。

 

香り成分

チョコレートに含まれる独特の香りには、中枢神経系に働きかけて集中力を上げる働きがあることがデータとして残っているそうです。
食べるだけではなく匂いを嗅ぐことでも集中力を上げる作用があるとは驚きです!

 

ビタミン、ミネラル類

チョコレートに含まれるビタミンやミネラルは、脳の代謝に必要なものが含まれています。
また同時にチョコレートに含まれているカテキンやアントシアニンなどは抗酸化作用がありボケ予防に役立つとか…

 


チョコレートすごい!
豆知識ですが、古代ヨーロッパではカカオはお金の代わりをしたり、その効能から薬として扱われていたりした時代もあるみたいです。

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チョコレートで集中できる持続時間は?

チョコレートは吸収されるまでに30分~1時間と言われています。

そしてその持続時間は2時間程度と比較的短いのです。
こまめに少量ずつ食べるのが効果的な食べ方です。

しかし、あまり多く食べると眠くなりますので注意しましょう。

 

集中を高めるため、チョコレートの食べるタイミングは?

食後だいたい1時間が吸収のピークとされています。
つまりテストや試験を受ける時は試験開始の30分~1時間前がベストでしょう。

逆算をしていつ食べると効果的なタイミングなのか考えてみてください。
また昼食と夕食の間の食間に食べると効果的です。

小腹が空いてくる15時に食べるとそこから集中力が上がります。

 

どれくらいの量を食べていいの?

集中力も上がるし美味しいからとむやみやたらに食べていては逆に眠くなってしまったり、太ってしまったりする原因になってしまいます。
板チョコの4分の1から2分の1程度がベストです。

チョコレート菓子であれば2分の1箱程度に抑えるようにしましょう。

 


 

 

チョコレートに含まれる成分や香りの作用が集中力を上げてくれます。
また食べるタイミングは集中したい時の30分~1時間前に。
量もごく少量で良いことが分かりました。

実は私はこの記事を書きながらチョコレートを食べていました。
チョコパイの抹茶味だったんですけど、食べた後はそこまで集中できませんでしたが、30分くらいしてだんだん頭が冴えてきました。
さすが集中力が上がると言われただけのことはある食べ物です。
「脳にブドウ糖が届いたんだ!」
とまでは思いませんが、チョコレートの効果を身をもって体験することができました。

集中したい、記憶力を上げたいって時にチョコレートを食べることはオススメです!
ぜひ試してみてください。

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