
てんさい糖をご存じですか?
健康診断の結果が去年より悪かった…。
体重や血糖値の値が増えると糖尿病や心筋梗塞になる危険性も!
食事改善から始めてみようと考えているなら、まず砂糖を変えましょう。
てんさい糖の、何が良いか知っていますか?
- お砂糖よりカロリーが低いの?
- 食べたら体が良くなるの?
意外と知られていないてんさい糖の特徴と効果をご紹介します。
てんさい糖のカロリー大さじ!砂糖の中では高い?低い?
砂糖と一言に言ってもグラニュー等、上白糖、三温糖など種類は様々。そこでそれぞれの砂糖大さじ一杯の場合のカロリーをご紹介します。
- てんさい糖(9g) 35.1 kcal
- グラニュー糖(13g) 50.7kcal
- 上白糖(9g) 34.2 kcal
- 三温糖(13g) 41.6 kcal
ちなみに大さじ1杯のグラム数ですが、計量スプーン、計量カップは容量を表記しています。
重量ではありません。
なので、同じ大さじ一杯でもグラニュー糖と上白糖のグラム数は異なるので注意してください。
意外にもてんさい糖は砂糖の中では極端にカロリーが低いわけではないんです。
上白糖<てんさい糖<三温糖<グラニュー糖
といった感じで、一番低いのは上白糖なんです。
てんさい糖の原料は?砂糖の違いは何?
てんさい糖とその他砂糖の違いは以下の通りです。
てんさい糖
- てんさいという作物から作られる
- 煮出して抽出
- オリゴ糖、ミネラルを含む
- 北海道産
原料はてんさい、別名ビートとも呼ばれる作物で、見た目は大根の様な野菜でほうれん草の仲間です。
この野菜を細かく切って煮出し抽出した糖分をてんさい糖と言い、日本のほとんどのてんさいは北海道で作られています。
また、てんさい糖にはお腹の調子をととのえるオリゴ糖と健康な体を作るのに必要なミネラルが含まれていいます。
その他砂糖
- サトウキビから作られる
- 精製によって抽出
- 輸入物もあり
その他の砂糖の原料は主にサトウキビです。
抽出方法も煮出すことで不純物を取り除く作業を繰り返す精製によるものです。
サトウキビは仕入先で砂糖として精製されます。
つまり国内で作られたお砂糖でもグラニュー糖や上白糖は原料が輸入されたサトウキビを利用している場合が多いのです。
てんさい糖は体を温める?
サトウキビは熱帯地で作られるのに対して、てんさいは寒冷地で作られます。
熱い場所で作られたサトウキビは体を冷やす効果があるのに対しててんさい糖は体を温める効果があります。
冷え性の女性にはありがたい効能です。
以前、母が試してみたところ、夏にクーラーを付けていると手足が冷えてパート先で困っていたのですが、てんさい糖を使ってから手足が寒く無くなり、とても助かったと言っていました。
個人差はもちろんありますが、てんさい糖が体に合えばとてもいい効果が期待できるみたいです。
それを聴いてから、私も以前すごく冷え性だったのでてんさい糖を使うようになりました。
私はコーヒー党なのですが、コーヒーは体を冷やすようなので、コーヒーの合間に紅茶を飲むようにしました。
そして、お砂糖をてんさい糖に変えると症状が軽くなりましたよ!
冷え性の方は使うお砂糖をてんさい糖にしてみたら冷え性が軽くなるかもしれないのでチャレンジしてみてください。
てんさい糖は血糖値に良い食材?
血糖値に関する特徴は以下の通りです。
・その他の砂糖:血糖値の上昇・下降が激しい
てんさい糖はてんさいを煮出すことで出来ますが、その他の砂糖は不純物を取り除く精製を何度も繰り返して出来たものです。
精製度の高い砂糖は体の吸収が早く、消耗されるのも早いのです。
このことから血糖値が急上昇急降下しやすくなります。
そして消耗すると脳が再度糖を欲しがるので、過食になるのです。
一方でてんさい糖は精製度が低いので食べてもゆっくりと体に吸収されるぶん、少量でも満足感が持続しますよ。
てんさい糖はカロリーが低いわけではありませんが、その他のお砂糖と比べると体に嬉しい効果がありますね。
体にいいから沢山食べられるわけではないんですよ!
普段作る料理やコーヒーに合わせて飲むと血糖値を抑えられ、少量で満足出来るという点ではダイエットや食事改善におすすめです。
運動が嫌いでダイエットは明日から、という方には試す価値ありです!
とは言え適度な運動と食事が健康に一番と言われていますから、みなさんも食事以外に生活習慣を見直してみましょう!