台風の強さを示すのはヘクトパスカル?その被害の大きさと関係は!

猛威を振るう台風
その季節になってきましたね。

毎年テレビの天気予報では、「中心気圧は○○ヘクトパスカル」、「最大瞬間風速△△メートル」とか耳にしますね。

管理人はヘクトパスカルは台風の勢力のことと思っていました。

気象庁は台風の「強さ」「大きさ」を表す目安として、大きさは「強い風が吹く範囲」強さは「最大瞬間風速」この2つで表します。

それでは、ヘクトパスカルって何の為に表しているの?
よく聞くヘクトパスカルっていまいちピンときません。

なのでヘクトパスカル過去の台風の被害と合わせてみていきましょう!

ヘクトパスカルって

ヘクトパスカルの数値ってどっちが勢力は強くなるの?

数値の低いほうが台風の威力は強くなります。

ヘクトパスカル(hPa)とは気圧の単位。気圧とは大気の圧力で、よくニュースで、中心気圧は950ヘクトパスカルとか聞きますよね。

上昇気流

  • 日本の南にある、太平洋の赤道付近の温かい海で海水が暖められます。
  • この海上で暖められた空気は一気に上に上昇します。その時海水からたくさんの水蒸気と温かい空気が一緒にあがっていきます。
  • 激しく上った水蒸気は大きな雲になります。同じように周りにも雲を取りこんでいきます。

空気が上昇することでその場の空気が少なくなり気圧がさがるのです。

一気に上昇すればするほど気圧は下がり、台風の勢力は強くなる傾向に。

ヘクトパスカルの数値が低いほど勢力は強くなります。

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過去の台風の大きさは?

ヘクトパスカルは気圧の単位ということはわかりましたね。
では、今度その数値がどんな大きさなのかを見ていきましょう。
台風の大きさ


1000ヘクトパスカル:平均的な低気圧
980ヘクトパスカル:2、3年に1度経験する暴風雨
970ヘクトパスカル:勢力の強い台風
960ヘクトパスカル:2002年台風21号 大体最大風速35m/s~40m/sとされています。
930ヘクトパスカル:伊勢湾台風(上陸時)
902ヘクトパスカル:カトリーナ台風

2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲ったハリケーンカトリーナが史上最大といわれていますね。
中心の気圧は上陸時で902ヘクトパスカル。中心付近の最大風速78m!

2018年に猛威を振るった台風21号。

自然の力はすごいですね。
流されたタンカーやコンテナ、橋で横転したトラックは風の強さを物語ってますね。


いかがでしたか?
よくニュースで耳にする「中心気圧は○○ヘクトパスカル」、「最大瞬間風速△△メートル」。

台風の「大きさ」「強さ」を表す目安として、大きさは「強い風が吹く範囲」強さは「最大瞬間風速」この2つで表します。

大きさ=強い風が吹く範囲
強さ=最大瞬間風速

ヘクトパスカルは気圧の単位であって、台風の強さを表しません。

管理人はてっきり台風の強さと思い込んでました。

しかし、過去の台風から、おおよその勢力がわかります。

日本に上陸するときの気圧が980ヘクトパスカル以下なら、しっかり台風対策を行ったほうがよいですね。

これから台風の多い季節、天気予報をよく注意深くみて、台風に備えましょう。

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