
朝起きて、仕事に行こうとしたとき、なんか太ももの後ろからふくらはぎにかけて、しびれいたいような。
そんな感じから出た症状。しびれがだんだん痛くなってきて歩くのもきつい。
幸いクリニックを受診し、原因は坐骨神経痛。
痛み止めの薬をもらって、経過観察でしびれは落ち着きました。
足のしびれの症状、調べると様々な症状がありますね。
寒い日や氷の中に足を入れたときに感じるしびれ、灼熱間などぴりぴりしたしびれ。
そのしびれの症状には
- 神経障害によるもの
- 血流障害によるもの
- 運動麻痺を伴うもの
といろいろ分かれています。しびれて、病院で見てもらおうと思うけどどの科に行けばよいのか?
整形外科、内科、外科、循環器科などなど、たくさんの受診科があります。
足のしびれの原因となる病気についてを調べてみました。
しびれが出てしまったら
それではどんな症状の時に受診したらよいのでしょうか?
たまにしびれが出たり引っ込んだりしている場合は様子を見ても良いかと思います。
しかし、しびれが長く続く、しびれの範囲が広がった
手足がこわばったり、力が入りにくくなった場合は受診が必要です。
しびれを伴う病気
- エコノミー症候群
- 脳梗塞
- 梨状筋症候群
- 腰椎ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
などの原因があります。
どういった症状なのか、みていきましょう。
エコノミークラス症候群
一度は耳にしたことはあるのでは、静脈血栓塞栓症と呼ばれるものです。
飛行機の移動などで、長時間の同じ姿勢でいることによって、あしや腕その他の静脈に血のかたまりができてしまう疾患です。
元サッカー日本代表の高原選手が、一度かかっていましたね。
長い時間座っている時に起こりやすいとされているため、エコノミークラスに乗るとかかる症状ではありません。
2分でわかるわかりやすい動画を見つけたので載せておきます。
座った状態でつま先立ちをして頻繁に動かすようにしましょう。
循環器科に受診する方が多いようです。
脳梗塞
脳の血管に血の塊が詰ることによって起こる症状。
症状は、手足のしびれ・どちらかの手足の脱力・話しにくくなる・飲み込みにくいといったことが見られます。
さらに、脳の右側が体の左半分、脳の左側が体の右半分の神経を支配しており、症状は「体の半分」に症状が出るのが特徴。
脳梗塞の症状は、頭のどの血管に詰るかによって、出てくる症状が違います。
脳神経外科に受診するか、症状がひどい場合は救急車を呼びましょう。
梨状筋症候群
おしりにある梨状筋という筋肉の下から坐骨神経がはしり、膝の裏を通り、2つの神経にわかれます。
脊髄から枝分かれして下肢に伸びる神経で、足の知覚や運動を支配しています。
梨状筋が凝ったりすることで坐骨神経が圧迫され神経に沿って太もものうらにしびれや、感覚の鈍さが特徴。
長時間歩けなかったり、太もものうらのしびれが強くなったりすることが主な症状。
整形外科で相談するとよいでしょう。
腰椎ヘルニア
腰やおしりが痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなるのが特徴的な症状。
人間の背中の骨は椎骨と呼ばれ、腰椎、胸椎、頚椎に分けられます。
椎骨の間には椎間板があり線維輪と髄核があります。その間にクッションがあり背骨をつなぐ役目が椎間板。
かがむ動作や、しゃがみ動作で痛みやしびれが強くでます。
腰部脊柱管狭窄症
安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらい。
前かがみになったり、座ったりするとしびれや痛みはマシに。
背骨にはた脊髄の神経が通るトンネルがあって、年齢をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、靱帯が厚くなって神経の通る管が狭くなります。
※梨状筋症候群、腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症は症状がよく似ていますので、
- 長いこと歩けない
- 安静にしているとましになる
- おしりや足先がしびれる
といった症状が出れば、整形外科で相談。
いかがでしたか、足のしびれの原因はたくさんあります。
いざどの科を受診しようと思うとたくさんあって難しいですよね(^^;
症状によって受診する科が変わるので、足のしびれと合わせて、どちらかの手足の脱力・話しにくくなる・飲み込みにくいといった症状がある場合は、脳神経外科。
また、おしりや足先がしびれたり、長いこと歩けなかったりした場合は、整形外科で相談してみましょう。
現在では、総合診療科という、おおよそ病気の予測を立て、その後各診療科でさらに詳しく調べてくれる科もできているそうです。
自分で判断せず、しびれが強いようなら病院を受診してくださいね。