収穫した生の落花生をおいしく食べる方法は?

落花生を収穫したのは良いけれど生の落花生をどう調理したら良いのか分からない
そんなことを思ったことはありませんか。

落花生を育てて自家製ピーナッツを作るなんて夢のようですね。
ただ落花生を育てた後どうしたらいいのでしょう。

私の祖父母が落花生を育てていますが収穫後どうするのか気にしたこともありませんでした。

もう祖父母も高齢になったので収穫後の調理方法だけでも知って、手伝うことができれば祖父母も少しは楽になれます。

そこで落花生の収穫後にどうやって調理するのかを祖母に聞いてみました。

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収穫した生の落花生の洗い方はどうすればいいの?

落花生を育てたらやっと念願の収穫です。

収穫した落花生は水で土を洗い落としましょう

綺麗に土を落としたい場合はたわしでこすっても良いと思いますが、乾燥させる場合は自然に泥が落ちるのでそこまで神経質になることはありません。
塩ゆでする場合も殻ごと茹でるので多少土がついていても食べる実につくことはありません。

そもそも落花生はエンドウ豆やそら豆のように地上に豆ができるのではなく、地中にできます。
そのため収穫すると土がついてきます。

土がついていると気になってしまいますがそこまで気にしなくてもいいですよ。

 

洗った後の落花生調理方法(塩ゆで、焙煎)を紹介

洗った後の落花生は塩ゆでにするか焙煎にするかを決めましょう。
それによって乾燥をするかしないかが違ってきます。
面倒でもどちらもしたら長期間に渡って違う味の落花生を楽しめますよ

 

塩ゆでをする場合

乾燥をする必要はないので収穫後すぐに株からさやを取りましょう。
さやを取るということなので殻ごと取ってください。

殻から実を剥かないようにしましょう。
さあ、早速塩茹でにしましょう。

用意するものはこちら!

  • 大鍋
  • 水 たっぷりとたくさんあっても損はありません。
  • 塩 水1Lに対して3~4%


大鍋にたっぷりの水を入れます。
1リットルの水に対して3~4%の塩を入れ沸騰させます。

沸騰させたら落花生を入れて弱火で落し蓋をして約50分茹でます。
時間が近づいて来たら落花生を1個割り柔らかさを確認しましょう。

茹で終わったらそのまま約15分置いておきます
すると塩味が落花生に染み込むので美味しく食べられます。

ただし漬けすぎると塩辛くなってしまうので気をつけましょう。
豆が小さい場合は30分ほどグツグツ茹で、火を止めましょう。
茹ですぎると実が崩れてしまいますので、余熱で火を通すようにしてください。

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乾燥させて焙煎する場合

落花生は地中に豆ができるため殻の中の湿度が高めです。
収穫後すぐに調理をしない場合は一度乾燥させないとカビが生えてしまいます

せっかく丹精込めて育てたのにカビが生えたらショックですよね。
ここでは乾燥させて焙煎する方法をお教えします。

収穫した落花生を実がついている方を上にして竹竿などに引っ掛けて10~14日程天日干しします。
さやを振って中の豆がカラカラ音を立てたら乾燥終了の合図です。
その後株からさやを取ってよく洗います。

よく洗ったらザルに広げて再度天日干しします
天日干しが終わればお米の収穫袋などの通気性のいい袋に入れて保存しましょう。
ただし忘れたころに殻にカビが生えてくるので、水洗いしてカビを取り除いたら再度天日干しすればおいしく食べられます。

最初に乾燥させてないものがカビたら食べられませんよ!
中の豆もカビてますからね。
乾燥が終わったら焙煎させますが、殻を剥いても剥かなくても焙煎することができます。

 

殻を剥いて焙煎する方法 (ホットプレートを使います。)

殻を先に剥いておくと殻がないぶん一度にたくさんの豆を焙煎することができる上、食べられそうにない悪い豆をあらかじめ取り除くことができます。
殻を剥いた落花生をホットプレートで180℃前後に設定して約1時間炒り続けます。

炒っている間ずっと混ぜ続けていないと焦げてしまいます。
また温度設定はお使いの機種によって違うので180℃を目安に調整してください。

温度が高いと焦げるし低いとすごく時間がかかります。
炒り終わったら新聞紙などに広げて粗熱を取り瓶に入れて保存します。
炒り終わってホットプレートの上に置いたままにすれば焦げてしまうので必ず何かに移しましょう。

 

殻を剥かずに焙煎する方法 (オーブンを使います。)

市販の落花生の中には殻付きで売っているものもありますよね。
殻を剥かずに焙煎する際に最適の方法がオーブンです。

天板に落花生を広げ、150℃~160℃で20分程度ローストします。
たまに混ぜながら様子をみましょう。
残り5分で一気に焼きあがるため残り5分で目を離してしまうと真っ黒焦げになるので注意してください。

 

落花生の旬はいつが食べごろ?

基本的な旬は9~10月ごろです。
落花生は花が落ちたところから茎が伸びて地中に実ができます。
そのため収穫まで時間がかかってしまうのです。

収穫するタイミング

  • 地上に出ている葉や茎が少し枯れて茶色くなったら。
  • 落花生の殻がふくらんできれいな網目状になっていたら。


この2点を満たしていれば収穫しましょう。

気になる落花生のカロリーは?

育てて調理してさあ食べるぞ!

ちょっと待て、落花生(ピーナッツ)は食べ過ぎたら鼻血が出るとか太るとか言われている。
実際のところカロリーはどうなんだ!と思ったので調べてみました。

殻付き落花生100gで562kcalくらいです。

そして殻を剥いたピーナッツ10粒で28~34kcalです。
これは種実類のカロリー平均(480kcal)や全食品のカロリー平均(212kcal)よりもいささか高いのです。
元々種実類のカロリー平均が全食品のカロリー平均より高いのでそれより高いのは少し気になるところ。

しかし種実類はカロリーが高い割りに糖質が低いのが特徴です。(一部例外あり)
また落花生に含まれる脂質は良質なものが多いので血液をサラサラにしてくれます。

ただし、やはり食べ過ぎには要注意なので1日20粒程度にとどめておくことをオススメします。

 


 

 

 
落花生は9~10月ごろが旬です。
葉や茎が少し枯れたら試し掘りをして落花生を収穫しましょう。

収穫後の落花生の調理方法には大きく分けて2種類あります。
・収穫後すぐに塩茹で
・収穫後乾燥させて焙煎

収穫量やいつ食べるのかに応じて調理法を決めましょう。
焙煎後の落花生でピーナッツバターやお菓子作りもできるし、ただ普通に食べる以外にも料理の幅がグンと広がりますね。

ただカロリーは少し高めですが1日20粒を目安に食べましょう。

たくさん美味しい落花生を収穫して色んな調理をしながら美味しく食べましょう。
自分で育てた落花生ほど美味しいものはないですよ!

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