
小麦粉を開封した後、保存方法ってどうしていますか?
つい量が多いものを買ってしまい、どうしても余ることってありますよね。
一人暮らしの場合は使いきれないし、毎日粉料理では飽きてします。
小麦粉は賞味期限だけでなく、ダニやカビも気になるところ。
ダニやカビって目に見えにくいし、少しの隙間からでも侵入します。
知らない間に食べていたらと思うとゾッとしますね。
以前、一人暮らしの時にお好み焼きを作ろうと、ボールに小麦粉を入れたら小さな点々がたくさん…。
よく見ると小さな虫がいて、恐怖でした。
小麦粉を安心して食べることができる保存方法を紹介します。
目次
小麦粉を保存するのに適した温度は?
小麦粉の保存は、20度以下が最適です。
ということは、冬場のキッチンならおおむね常温で置けそうです。
なぜ20度以下かというと、20度以上になると、ダニが発生する条件に近づくからです。
ダニの発生条件には、温度だけでなく湿度も関係しています。
湿度は50%未満を保つこと。
ダニは湿度50%~60%以上で発生し、40%以下になると死滅します。
梅雨の時期は特に注意が必要です。
小麦粉の保存に最適の場所は
小麦粉の保存の方法は大きく分けて2つあります。
小麦粉を冷蔵庫に保存する場合
一番安心な場所は冷蔵庫でしょう。
私が通っていた料理教室では、お菓子を作るときは冷やした小麦粉を使うと良いと教わりました。
ただし冷蔵保存も冷凍保存も劣化しやすいので、早めに使いきらなければいけません。
冷蔵庫で保存すると、結露が発生する場合があり、結露の水分でカビが生えてしまう危険があります。
タッパーなどに袋ごと入れて完全密閉し、結露の水分でカビが生えないように注意しましょう。
袋に空気が入らないように気をつけてください。
常温で保存する場合
冷蔵庫がいっぱいなので常温で保存したい!
そんなときは、温度と湿度の低い場所が最適です。
ダニは湿気を好みます。
シンクの下は台所の中でも特に湿気が高い場所なので、保存に適していません。
シンク下だけでなく、下の方の収納は湿気が溜まりやすいので、なるべく高い場所で保存しましょう。
小麦粉の保存容器は何が良いの?
密閉出来る空き瓶か、タッパーに袋ごと入れましょう。
タッパーは100均で売っているもので十分です。
ダニは0.3~0.5ミリと極小です。
ほんのわずかな隙間から侵入し、あっという間に増殖します。
残念ながらダニのアレルギーの原因要素は、加熱しても残ってしまいます。
体がかゆくなったり、咳やくしゃみが頻繁に出るようになったら、ダニの影響による可能性があります。
ダニアレルギーの人は、アナフィラキシーショックを起こす場合もあるようです。
アナフィラキシーショックとは、呼吸困難など、最悪命に係わる危険な症状です。
小麦粉の保存方法!カビや虫を防ぐためには
密閉出来るタッパーなどに、袋のまま入れるのが良いでしょう。
タッパーを二重にして、乾燥剤を入れるのもお勧めです。
小さい容器に小麦粉を入れ、大きい容器に乾燥剤と小さい容器を入れましょう。
同じ要領でジップロックを大小二重にするのも、場所を取らなくて良いですね。
ダニ対策用の乾燥剤も、1,000円程度で売っています。
冷蔵保存する場合は、結露の水分によってカビが生えないように完全密閉しましょう。
小麦粉の保存できる期間は?
パッケージに書かれている賞味期限は、1年程度です。
夏場は3ヶ月程度で痛む場合もありますので、冷蔵庫に入れるか、出来るだけ早めに使いきりましょう。
賞味期限が切れても実際は食べることは可能ですが、味も風味も落ちてしまいます。
使う前に、色や匂いをしっかり確認しましょう。
ダニが発生している場合は、少し黄色がかって見えます。
目を凝らしてみるとウヨウヨ動くのでわかります。
ダニは粉ものが大好きです。
目に見える虫も怖いですが、目に見えないダニも怖いですね。
小麦粉の保存は20度以下、湿度40%でダニの繁殖を防ぐことができます。
冷蔵保存では、カビ対策が必要です。
小麦粉の買い置きはせず、袋を開けたら早めに使いきるようにしましょう。