
風呂場のゴムパッキンにできたカビ…。
風呂場のカビはやっかいですよね。
湯船につかってふと見ると壁の隙間が黒ずんでいる。
気になって仕方なくなってしまいますw
何度も出てきて、一度根付いたらなかなかきれいになりません。
ゴムパッキンはお風呂場の床や天井とは違い、きれいに掃除するコツがあります。
今回はゴムパッキンのカビ取りに役立つ情報をお伝えします。
きれいなお風呂を汚くするカビを今度こそやっつけましょう!
目次
風呂場のゴムパッキンのカビを取る方法2つ
風呂場のゴムパッキンにできたカビを取る方法は色々ありますが、きれいにかつ簡単にとる方法を2つご紹介します。
今回は使う洗剤によって2つに分けてみました。
・ジェル状のカビキラーを使う
・業務用のカビ取り剤を使う
それぞれくわしくお伝えしますね。
ジェル状カビキラーを使う
カビキラーは有名かと思いますが、その中にはゴムパッキンのカビ取りに最適なジェル状カビキラーというものがあります。
その名の通り、粘り気が強いジェル状のカビ取り剤です。
普通のカビキラーでゴムパッキンのカビを落とせないのは、泡状だとすぐに流れてしまい、成分が浸透しにくくなります。
一方でジェル状のカビキラーはすぐ流れず、べったりとカビにくっつくのでしっかり成分をカビにおみまいしてやることができます。
この時、ちょっと手を加えるとで効果的にカビを除去することができます。
まずジェル状カビキラーを塗り、その上にキッチンペーパーを乗せゴムパッキンに押し当てます。
その上にラップを貼りつけてふたをしてしまうのです。
こうすればしっかり固定できますし、カビを取りたい場所に集中的にジェル状カビキラーを浸透させることができます。
なによりカビキラーが蒸発して殺菌成分が弱まってしまうのを防ぐことができます。
このまましばらく置いておきましょう。
カビの程度にもよりますが、軽いカビなら1時間程、かなりカビが生えている時は一晩くらい置いてみましょう。
置いた後はしっかりすすぎ洗いし、軽く水拭きすればOKです。
カビがしつこいようなら同じ方法で何回も掃除してみてください。
カビキラーを使う頻度は1~3カ月に一回使うくらいでいいでしょう。
カビが目立つようになったらその都度掃除するくらいで大丈夫です。
業務用カビ取り剤を使う
業務用カビ取り剤おすすめはビーワンコーポレーションの「カビ除去ジェル」や鈴木油脂工業の「カビ取り一発」です。
気になるところに直接塗りこめるタイプですので、使い勝手がいいかと思います。
カビキラーを使っても取りきれないカビに対しては業務用のカビ取り剤を使ってみましょう。
カビキラーと比べるとちょっとお高いものが多いですが、掃除のプロが使うものですので効果は凄いですよ!
業務用のカビ取り剤もジェル状のものが多く、カビキラーの使い方と変わらないので、掃除のやり方を特別変える必要もありません。
ただ、カビキラーと違って直接塗りにくいものもあるので、歯ブラシなどに適量をつけてきれいにしたい部分に塗りつけておくのがおすすめです。
塩素系漂白剤でゴムは劣化しないか気になる
ゴムパッキンに塩素系漂白剤(カビキラーやハイターなど)を使い続けると劣化してしまわないか、ちょっと心配になりますよね。
結論からいうと塩素系漂白剤はゴムの劣化を早めてしまいます。
無論、程度によりますし、ゴムの種類によっては長持ちしますが多少なりとも影響はあります。
塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムと呼ばれる成分が入っており、これが強力な殺菌効果を持っています。
この成分があまりに強力なため、たいていの物質はダメージを受けてしまうのです。
掃除の都合上、長時間漂白剤につけ置く必要はありますが、数日間つけっぱなしにするようなことは避けましょう。
カビの具合にもよりますが、元の色がわからないくらいに真っ黒なっているような状態でなければ長くても1時間くらいで大丈夫です。
1日つけ置く必要があっても、短期間で何度もやるようなことは避けた方がいいでしょう。
また、掃除中にゴシゴシこするようなこともゴムパッキンを傷付けます。
傷付いてデコボコになるとカビ菌が入り込むすき間が増えてしまい、さらにカビが増えてしまうのでもっと面倒になってしまいます。
漂白剤やカビキラーをすりこむ時は歯ブラシやスポンジを使ってなるべく優しくやりましょう。
掃除が終わったあとは漂白剤をきれいさっぱり流しましょう。
少しでも残すとそこからゴムに影響を与えてしまいます。
最近はゴムパッキンにも様々な種類があるのでひとくくりにはできませんが、天然ゴムはとりわけ劣化しやすいので気を付けてください。
黒い斑点の正体はなかなか取れない?
ゴムパッキンについている黒い斑点は一体なんでしょうか。
ズバリ、「カビ」です。
最初にゴムパッキンに生えたカビはうっすらとした黒ずみのような感じです。
これ自体はすぐ落とせますし、そこまで目立ちません。
しかしカビが成長して根を張ると途端に黒々と大きくなっていきます。
根を張るとかなり深い所までいってしまうので、表面のカビを漂白剤で除去しても、深くまで根づいたカビまで取り除くことはできません。
おまけにカビは死んでも黒いまま残ってしまうのです。
だからカビの根っこまで除去するには何度も掃除する必要があります。
カビの掃除に手間がかかるのはこれが原因なのです。
黒いカビとピンクのカビはどう違う
黒いカビの他にピンク色のカビを浴室で見たことはないですか?
旅行で家を空けていたのですが、帰って風呂場を見ると…
風呂場の床がピンク色にw
実はこのピンク色のカビは正確にはカビではなく「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。
カビよりビール酵母などに近い種類の生物です。
ロドトルラの特徴はピンクがかった色とヌルヌルする手触りです。
無害ですが繁殖スピードが異常に速く、3,4日風呂場を掃除しないだけですぐ現れます。
対して黒いカビは俗にいう「黒カビ」であり、ゴムパッキンなどに根を張るため簡単にやっつけることはできません。
ここからわかることはロドトルラがいる=黒カビが生息できる環境ということです。
ロドトルラがいるということはゴムパッキンに黒カビが発生している可能性が高くなります。
ある意味ロドトルラは黒カビがいるかどうかの目印だといえるでしょう。
お風呂に入る時にロドトルラを見つけたらすぐお風呂場を調べてみてください。
今回の記事のポイントはこちら!
・ラップなどでしっかりつけ置くと効果が上がる。
・何度も漂白剤を使ったり、こすったりするとゴムパッキンが劣化する。
・カビは生きていても死んでいても黒く、根付いているとなかなか取れない。
・ピンク色のカビはロドトルラという酵母菌で人体には無害。
・ロドトルラがいる時は黒カビもいる可能性が高い。
ゴムパッキンにカビが発生しても目立たないしいいかな…と思う人もいるでしょう。
カビは見つけ次第すぐ掃除してしまうのが一番です。
放っておけばおくほどきれいにするのが難しくなります。
ゴムパッキンをボロボロにするくらいカビが繁殖してしまうとプロでも完全に除去できず、最悪ゴムパッキンそのものを取りかえる必要もあります。
清潔なお風呂場を守るために、しっかりカビをやっつけましょう。