せっかく旅行に行ったのに南京虫にかまれてしまって大変なことになってしまった…。
いやなトラブルですよね。
南京虫といえばかまれたら体のあちこちをかんでくる、かまれた時のかゆみが長く続く…なんて面倒なことこの上ない虫です。
南京虫は日本にもいますし、海外ではドミトリーなどの安宿で見かけることがあります。
意外としっかりしているホテルでも刺れることも…。
友人はモーテルのベッドにびっしり南京虫がくっついているのを見てトラウマになったそうですw
せっかくの旅行の想い出を南京虫に汚されないように、今回は旅行先でできる南京虫対策をまとめてみました。
部屋の中南京虫を見つける方法は?
部屋の中の南京虫を見つけるにはポイントがあります。
どんな宿でも使えるかと思いますので、やってみてください。
まず部屋の中の暗くてせまい場所をチェックしましょう。
家具と壁のすきまやカーテンレール、ベッドと壁の間、マットレスの境目などなど…。
その辺りに黒い点々があれば、高確率でいます。
黒い点々は南京虫のフンであり、吸った血を含んでいるので黒ずんでいるのが特徴です。
たくさんいる時はそれだけフンが落ちています。
マットレスを持ち上げたりしてみると、びっしり入り込んでいるかもしれません。
トラウマ級の光景が待っているので苦手な人は気を付けましょう。
また、カーテンや布団などに白い粒があった時も気を付けてください。
それは南京虫の卵である可能性があります。
卵がある時も南京虫が存在しているサインです。
みつけたらどう対処する?
南京虫を見つけてしまった時はすぐに対処しましょう。
そのままにすれば一緒にベッドインするだけです。
主な対処法は以下の3つです。
- 部屋を変えてもらう。
- 殺虫剤を使う。
- 徹底的に掃除してもらう。
それぞれくわしくお伝えします。
部屋を変えてもらう
一番楽なのは部屋を変えてしまう方法です。
宿に空き部屋があるようなら遠慮せずにいいましょう。
全ての部屋に南京虫がいるとは限らないので、いない部屋を確実に選べば安心です。
また宿泊施設側も無用なトラブルを避けたいでしょうから、対処してくれます。
ただ海外の安宿やモーテルだと厳しい場合があります。
そもそも小規模な宿泊施設だとシーズンになれば部屋の余裕も少ないこともあるので、どこまでお願いを聞いてくれるかわかりません。
日本人は何も言わないと思い込んでるいるのか、空いてても「Full(いっぱいだ)」と言われることもあります。
私が南京虫を見つけたときは、部屋を変えてもらうか、それが無理な場合は宿を変えていましたよ。
殺虫剤を使う
市販の殺虫剤を使っても効果はあります。
とりあえず、ベッドの周りを確認して、南京虫がいてなさそうでも、とりあえず虫よけスプレー(殺虫剤)をまいてから出かけていました。
こうすると、刺される可能性はグッと減ります!
ただ気を付けてほしいのが、南京虫の中にはスーパー南京虫と呼ばれる冗談みたいな名前のタイプがいます。
このタイプは殺虫剤に対する耐性を持っており、殺虫剤の効果が薄いです。
加えて南京虫の卵には殺虫剤の効果はうすいです。
南京虫の卵の殻は固いので、殺虫剤を通さない効果があるからです。
卵が残っていると再発生する可能性が出てくるので、根本的な解決にはなりません。
とはいえ成虫を退治できればある程度被害は減らせます。
徹底的に掃除する
徹底的な掃除…地道ですが南京虫対策にはこれが確実です。
ホテルやホステルの人にお願いして徹底的に掃除してもらいましょう。
やってくれればですが……。
掃除機を入念にかけてもらえば、南京虫を除去できます。
しかし卵は粘着力が強く、吸引しきれない場合があります。
ですので、卵をつぶすようにかけてもらうのがコツです。
スチームも効果がありますよ。
熱は殺虫剤に耐性があるスーパー南京虫にも南京虫の卵にも効果があるので、掃除+熱が確実なやり方です。
ここまでしてくれるホステルはないので、宿をさっさと変えるのが得策ですねw
寝るときに南京虫に刺されない対策
寝る時にもできる南京虫対策もあります。
市販の南京虫よけのスプレーがあるのでそれを体に吹き付けておきましょう。
寝る前に掃除や殺虫剤を使ってベッドまわりを念入りにきれいしておくのもありですが、意外と効果があるのが蚊帳です。
寝ている間にまわりを囲んでしまえば南京虫も入ってこれません。
また、南京虫はゴキブリやアリと違ってツルツルした場所をのぼれません。
ベッドまわりのカーペットを外したり、ビニールテープを張り付けておくと南京虫がのぼってこれなくなりますよ。
今回の記事をまとめるとこうなります。
- 南京虫は暗く、せまい場所にいる。
- 殺虫剤よりも掃除+熱で退治するのが確実。
- 服や荷物にくっついてくる可能性があるので注意。
- 虫よけスプレーや蚊帳を使えば寝ている間も安心。
南京虫は日本にもいますが、海外の方が圧倒的に出てきます。
とりわけ熱帯や温暖な地域は要注意です。
南京虫や蚊やダニと違って殺虫剤に強く、卵もなかなか駆除できないなど、やっかいなことこの上ない虫です。
そして最も恐ろしいのが家までついてくる可能性もあるという点です。
実際部屋まで南京虫を持ち帰ってしまい、部屋を引っ越しした、なんて話もあります。
やっかいなおみやげをもらわないように、細心の注意を払っていきましょう。