落雷の確率は?木の近くの雨宿りは危険

人が落雷にあう確率を知っていますか?                  
その確率は宝くじで一等に当たる確率と同じと言われています。

宝くじで当選することなんて一生ないですが、落雷も自分には関係ない話だな、と安心するのは間違いです。

あなたは正しい落雷に対する知識を持っていますか?

実際近くで雷が鳴っている場合、どう対処するべきか知っていますか?

今回は、落雷の確率や、落雷の可能性がある場合についてお伝えしていきます。

落雷の被害にあう確率はどれくらいなの

落雷で人が被害にあう確率は1000万分の1。 

これは宝くじで一等に当選するのと同じ確率です。

一般的に宝くじの一等に一生で一度当たる人のほうが少ないですから、確率としては低い数字です。

これだけ低ければ落雷被害にあえば運が悪かったなと思って流せそうですか?
そうはいきませんよね。

実は、「落雷にあう確率」が低いのであって、「落雷で命を落とす確率」が低いわけではありません。

それでは、落雷で死亡してしまう人はどれくらいいるのかを見ていきましょう。

 

落雷した時の死亡する人はどれくらいいるの?

落雷で人身事故にあう人は年間平均で20人
そのうち死亡してしまう人は14人ほどで、確率になおすと70%です。

人に雷が落ちたらまず助からないと考えるのが妥当でしょう。

それでは、私達は落雷に直面したとき、ただ自分に落ちないよう祈ることしかできないのでしょうか?
そんなことは決してないんです!

次は落雷に備えて注意するべきことをお話します。

 

落雷で注意することは5つ

ここでは雷が鳴りだしたら注意すべきことをお伝えします。

 

雷から離れる

雷がどこに落ちるか知っていますか?
雷が落ちる場所には順番があります。

1.高いところ
2.電気の通りやすいところ
3.地面

雷は必ずこの順番で落ちます。

これは私も調べるまで勘違いをしていたのですが、平面に避雷針、そして避雷針と同じ高さの木が立っていたとします。
木と避雷針であれば、避雷針は金属で出来ているので、雷はこちらに落ちそうですよね?
でも、必ずしもそうとは限りません

雷雲から見て、木のほうが避雷針よりも近い場所に立っていれば、雷は木の方に落ちます

まず一番近い場所にある高いものに雷は落ちるということを覚えておいてください。

 

高いものに近づかない

背の高い木と人間が隣接していれば、雷はもちろん木に落ちます。
では高い木の近くにいれば安全なのでしょうか?

そうではありません。

雷には3つの種類があります。

 

直撃雷

落雷と言われて一番に思い浮かぶものがこの雷です。
最も破壊力があり、最も危険です。

 

側撃雷

ある物体に落ちた雷が、他の物体に放電する雷のことです。
実は落雷事故にはこの側撃雷の被害もかなりたくさんあります。

直撃雷に比べると威力は落ちますが、人間はこの側撃雷をまともに受けても簡単に死んでしまいます。

 

誘導雷

理科の授業で覚えがあるかもしれませんが、電流が物体に一方向に流れると、その周辺には磁界が発生します。
この磁界の中にある電流の流れていない物体にも、磁界の影響で電流が流れます。

これを誘導雷と言い、この雷でも被害は起こります。

たとえ木の近くに避難して直撃雷を防ぐことができても、側撃雷や誘導雷を受ける範囲に居れば被害にあってしまいます。

ですので、安易に高いものに近づかないことが重要です。

 

まずは安全な建物の中へ


落雷で人身被害にあわないためには、まず建物や車の中へ移動することが最も重要です。

1.鉄筋コンクリートの建物
2.車・バス
3.電車の中

この3つの場所はとても安全なので、近くにあれば必ずこの中に入り雷が去るのを待ってください。

次に安全なのが木造の建物です。

しかし、一般の家屋に直撃した時、コンセントや電化製品の近くにいると側撃雷の危険があります。
また、壁や天井に近くても側撃雷の危険があります。

壁・天井から1m以上離れた電化製品の無い場所で、雷が過ぎるのを待ってください。

 

近くに安全な場所が無い場合は背の高いものから4m以上離れた場所を探す

木や電柱などがあれば、それを目印に使ってください。

次に、その背の高いものの、先端を45度以上で見上げることのできる場所に移動してください。
45度以上で見上げることのできる、4m以上離れた場所で待機して雷が去るのを待つのが最も安全です。

先端から45度以上というのは、45度以内でできる円錐の範囲が側撃雷の被害にあう範囲だからです。
次に4m以上離れるというのは、4mが落雷で磁界が発生した時誘導雷の被害にあわずにすむ範囲であることに基づいています。

この範囲には雷雲の影響で雨が降っていることが多いので、雨宿りをしたいのは山々かと思います。
しかし、木の近くで雨宿りをするのはとても危険なので、近くに入れる建物がない場合は雨に濡れても安全な場所で待機してください。

ゴルフ場などの平坦な場所で雷雲にあってしまった時は、まず高いものを探してください。
以前ゴルフをしているときに雷が鳴っていてその時は近くに避難小屋がなく生きた心地はしませんでした。

 

雷の光が見えなくなってから20分は動かない

落雷が起きる範囲は雷雲から数十キロの範囲です。
目安としては、空が光ってから3秒で音が聴こえたらそこは雷雲から1km離れた場所、10秒で音が聴こえたら3km離れた場所です。
音が聴こえる時点でかなり至近距離にいることがわかると思います。

雷の光は一番遠くで雷雲から40kmのところから見えますから、雷の光が見える時点でそこは落雷の範囲内です。

安全な場所に退避したら、雷の音が聞こえなくなっても動いてはいけません。
雷の光が完全に見えなくなってから20分はその場で待機するようにしてください。

落雷で保険を使う時に必要な落雷証明書って何?

落雷によって人身事故にあった場合や、家電が故障した時、保険を使って治療や修理を行うと思います。
この時、落雷によって被害にあったことを示す落雷証明書を提出するよう保険会社から要請されます。

落雷証明書とは正式には罹災(りさい)証明のことを言います。

落雷が発生した時には、所轄の消防署や、各地方自治体が現地に赴いて被害状況を確認し、発生日時や場所などを記した罹災(りさい)証明というものを発行してくれます。
これがもし発行されない場合は、落雷による被害を受けたという被害届を消防署に提出します。

被害届を受領したという確認書がもらえれば、これが罹災(りさい)証明の代わりとなります。

注意するべきなのは、気象庁の落雷証明書は罹災(りさい)証明にはならないということです。

気象庁は全国の気象官署で気象に関する証明や鑑定(かんてい)を行っており、落雷での証明書を検索すると一番に引っかかるのがこの気象庁の気象証明書についての説明です。
これは5300円で発行することができますが、気象台での気象観測の事実を証明するだけで、落雷による災害の証明にはなりません。

その他民間企業で独自に気象を観測して、落雷証明書を発行してくれる民間団体もあります。

この落雷証明が保険に適用されるかどうかは、証明書を発行する前に事前に保険会社に相談すると良いでしょう。

 


 

 

落雷の確率はかなり低いですが、万が一被害にあってしまった時、生還できる可能性もまたかなり低いものとなっています。
他人事とは思わず、落雷に関してきちんと正しい知識を持っていることが、生還の鍵となります。

また、落雷被害にあってしまった時の手続きについてもきちんと知っておくことが、保険をうまく使って安心して療養するためにも必要なことと言えるでしょう。
落雷に備えた心構えをきちんと作って、なおかつ外出するときは天気予報を確認することを忘れず、仕事やレジャーに出かけてくださいね。