
お正月に飾るしめ縄、処分の仕方がよくわからないんで燃えるゴミにだしていいですか。
こんなことおばあちゃんにいったらシバかれそうですが、素材も燃えやすいものできてるし、出しても問題ないでしょ?
どの家でも飾る事が当たり前になっているしめ縄。
でもそのままゴミに出すのってなんか罰当たりな気がしませんか?
それに、もしご近所さんや、お姑さんにゴミにだしてるの見られたりしたとき、「ちょっとあれはひどいわ…。」なんてコソコソ言われてたらイヤですよね…。
まわりの目が気になるひとのために、今日はしめ縄の昔ながらの処分方法と、ゴミの日にだせるかをお教えします。
お正月にできる嫁に見られためにも要チェックですよ。
目次
しめ縄の処分の仕方は?
ここでは、昔ながらの処分方法と、それ以外の処分方法をご紹介します。
昔ながらの方法で処分できなという人は参考にしてくださいね。
昔からのしめ縄の処分の仕方は?
昔ながらの方法はどんど焼きです。
どんど焼きとは、しめ縄や飾り松、書初めといった正月飾りを高くつみあげて燃やす習慣のことです。
この行事は神社で行われます。
日にちは、前後することがありますがだいたい1月15日に行われます。
なぜなら、この日は旧暦の小正月にあたるからです。
旧暦では元旦から1月7日までが大正月で、7日から15日までを小正月とされています。
つまり、15日はお正月の終わりにあたります。
この日に、お正月の時飾ったしめ縄、書初めを燃やすことで、正月に家に迎いいれた神様を天に帰すことになると言われています。
また、このどんど焼きの火にあたることで無病息災になると言われており、お年寄りのかたはこの方法でしめ縄を処分することが多いです。
それ以外のしめ縄の処分方法は?
「仕事だから、その日に神社にいけないよ!」という人もいると思います。
どんど焼きの日以外にも、神社でしめ縄を納めることができます。
納める前に一度神社に確認してみると確実ですがだいたいの神社で受け入れてくれます。
7日から15日の間に神社に行ける日があれば、その日に納めてください。
しかし、「そもそも神社が遠いし足がないよ!」という人もいると思います。
そういう人は、お清めして、燃えるゴミにだすという方法があります。
しめ縄自体、ゴミに出すことはわるいことではありません。
縁起物を捨てることに抵抗がない人は、そのまま捨ててもかまいません。
ちょっと後ろめたい気持ちがある人は、しめ縄にお酒やお塩をふって清めたあと、綺麗な紙に包み、他のゴミとは別の袋に入れて捨ててください。
ゴミの日に捨てること自体は、罰当たりではないのですが、せっかくの縁起物なので、適当に捨てるよりはきちんと処分したほうが、気持ち的にも安心ですよね。
それに、紙に包まれていれば、ご近所に捨てたこともばれないのでオススメですよ。
いつまでに処分しなくちゃいけないの?
小正月の1月15日までには処分しましょう。
元旦から1月7日までは、家に神様を迎い入れる時期にあたる「松の内」という期間です。
この期間中はしめ縄を飾っておきましょう。
1月7日から15日までは、しめ縄を取り外してもいいし、飾った状態でもいいです。
しかし、先ほど説明したように、1月15日はお正月の最後の日です。
この日を過ぎると正月ではなくなるため、お正月でもないのにしめ縄を飾っていることになってしまい恥ずかしい思いをすることになります。
遅くても15日までにはしめ縄は玄関から取り外し、上記で説明した方法で処分するようにしましょうね。
しめ縄の処分を忘れてしまった…
神社で処分するか、自分で処分しましょう。
本当は15日までに処分するのが望ましいですが、もし忘れてしまって15日以降になってしまっても神社はしめ縄を受け取ってくれます。
15日を過ぎたのに神社に持って行くのは気が引けるという人は、自分でゴミの日にだしてもいいです。
うちのおばあちゃんは、お清めしたあと、自分の畑で燃やしていました。
この方法が正しいかどうかは分かりませんが、私のおばあちゃんは足腰が悪く、神社も遠いため、この方法で燃やしていました。
意外とおおらかな田舎の集落なもので…。
しっかりと処分したい人は神社に行くのが確実だと思いますよ。
しめ縄の由来は?
しめ縄は、神様を迎いいれるための結界です。
お正月飾りは、神様を家に迎いいれるために用意するものです。
しめ縄を玄関に飾るのは、その家が神聖な場所であることを神様にアピールするためです。
そして神様が家に入ってきてくれたら、悪いものが家に入らないように結界をしき、家を神聖な状態に保ってくれると言われています。
何げなく飾っている人も多いと思いますが、新しい年を素晴らしいものにするための大切な儀式だったんですね。
お正月は何かと行事や儀式が多いですよね。
私は結構古くからの行事や儀式にこだわるタイプです。
大掃除のあとにはしめ縄を飾って、正月がきたら初詣や鏡開をやらないと福が寄ってこないような気になってしまいます。
逆にきっちり余裕もってお正月の準備ができたら「幸先いいな」って気持ちにもなります。
せっかく新しい1年を迎えるなら、気持ちよく迎え入れたいし、福ももらいたいですよね。
終わり良ければすべて良しという言葉もあるように、最後のお正月飾りも適当にせず、きちんと処分すれば、神様から福を分けてもらえるかもしれませんよ。
今まで適当に処分の仕方を知らなかったひとは来年ぜひチャレンジしましょう!