炎天下の車内はとても暑いですよね。
車の中で熱中症になることも……。
大病、と言われることは少ないですが熱中症は怖い病気です。
私自身も軽い熱中症を経験しましたが、これが結構しんどくて…。
夏休みのシーズン、車で遠出される人は多くなります。
車のようなせまい密室の中だと、熱中症にかかってしまう可能性が高くなってしまいます。
車の中に残された子供が亡くなってしまうなんてニュースも多いですよね。
ちょっと離れるだけだし、車は安全だから…と思って放っておいたら、「とりかえしのつかないことになってしまった」というパターンが多いのです。
夏休み、車に乗って旅行することを考える人も多いので、この機会にちゃんと備えておきましょう。
油断して大変なことにならないように、ちゃんと準備をして夏を過ごしましょう!
目次
車内の熱中症の対策 乗る前に
乗る前にできる対策としてはこういったものがあります。
- ドアを開け閉めして熱を逃がす。
- スモークグラスやウィンドウフィルムを使う。
- 車に水をかける
車内の熱中症の対策は乗る前からでもできます。
ちょっとしたことをするだけでだいぶ変わりますよ。
そもそも車の中の温度は外気より高く、猛暑日になると50℃を越えることもあります。
車のドアを開けるとむあっと熱気が流れてくる、みたいな経験はみなさんあるでしょう。
そんな中に人を残しておけないですし、これから運転する時に車内がそれだけ熱くなっていたら体に悪そうですよね…。
それぞれのやり方をくわしくお伝えします。
ドアを開け閉めして熱を逃がす
乗る前に車のドアを大きく開いたり、閉じたりするというやり方です。
単純ですが結構効果があり、私の記憶では懐かしのテレビ番組「○藤家の食卓」でも紹介されたことがあったかと思います。
ドアを開け閉めすることで車内の熱気が外に出ていくので、温度を確実に下げられます。
窓も開けておけばさらに効果が高まるのでおすすめです。
3回くらい開け閉めするだけでも体感温度がだいぶ変わりますよ。
むわっとした感じも減りますので、なかなか良いやり方かと思います。
コツは車のドアをゆっくり、大きく開け、そして閉めるという動作をくりかえすことです。
開け閉めする反対側も開けておくのが空気の流れができるので効果がさらに期待できます。
スモークグラスやウィンドウフィルムを使う
市販で手に入るスモークグラスやウィンドウフィルムを使えば、車内に入りこむ直射日光を軽減させることができます。
最近は断熱効果が高いものも売られているので、駐車する時も社内の温度の上昇をおさえることもできます。
ただ気を付けてほしいのが、車内の温度が上がる原因には車体が熱せられてしまうというものもあります。
スモークグラスやウィンドウフィルムではさすがに防ぎきれないので注意してください。
あと、あまりいないと思いますが、透過率が低いものを使ってしまうと車検に引っかかることがあります。
注意してくださいね!
車に水をかける
車に水をかけるというやり方も1つの手です。
車体が熱せられて車内温度が高くなるので、水をかけることで車体の温度を下げられます。
打ち水の要領ですね。
ただ車に汚れがつきやすくなってしまうという欠点もあるので、あんまりやり過ぎると掃除が面倒になります。
乗ってるときに注意することは!
車に乗っている時でも、外の温度が上がれば車内の温度も上がりますので、注意しておきたいところです。
アウトドアや旅行で長時間運転するならなおさらです。
乗っている時は以下のことに注意しましょう。
水分補給
体温
それぞれ対策と合わせてお伝えします。
クーラーの使い方
クーラーの使い方1つでその効果はだいぶ変わってきます。
クーラーを使う時は、最初は窓も開けてしまいましょう。
走りだせば車内の熱も逃げていきますし、車内の通気性がよくなってクーラーの効果がより高くなります。
またクーラーを内気循環に設定しておけば、一気に車内の温度を下げられます。
逆に外気にしておくと外気温度の影響を受けてしまうので気を付けましょう。
しかしクーラーをきかせすぎに注意してくださいね。
冷え性や夏風邪の原因にもなりますので、温度は適度に保っておきましょう。
水分補給
水分補給が熱中症対策で一番大事だといっても過言ではありません。
しかしただ水を飲むだけでは効果がないので気を付けてください。
熱中症は体内の塩分やミネラルが減少している状態です。
水だけ飲んでいると体の塩分が減るので、頭痛や疲労感を感じやすくなります。
塩分やミネラルも一緒に補給する時はスポーツドリンクがおすすめです。
私は一度脱水症状になったことがありますが、ただの水よりスポーツドリンクの方が効率よく体に吸収されるので効果的です。
のどが渇いていなくても、口に含むようにしましょう!
体温
駐車などでクーラーを切って車内にいる時は体温に気を付けてください。
顔がほてってくるのは熱中症のサインです。
体が熱いと感じたら体を冷やしてみましょう。
冷やす時のコツは動脈があるところを冷やすこと。
血が最も流れているところを冷やせば、全身に回った血液が体温を下げてくれます。
首すじや脇、手首をぬれたタオルや冷えピタ、保冷材など冷やせばいいでしょう。
これは熱中症でダウンした人の応急処置にも使えます。
キャンプや虫取りなど、アウトドアを楽しむ人は準備しておいて損はありません。
乗った後にはご用心!
車に乗った後の対策も大事です。
一番大事なことですが、長時間車から離れる時は車内に絶対に人を残さないでください。
車内温度は10分だけでもかなり上がります。
夏場であれば、50℃を越す温度にまで上がります。
そういった事態を防ぐためにクーラーをつけっぱなしにする人もいますが、万が一クーラーが止まったりしたら大変なので、車内には誰も残さないようにしましょう。
熱中症のメカニズム
そもそも熱中症はどんな病気なのか、おさらいしておきましょう。
一般的にいわれているように、熱中症は暑さによって体に障害が起きる病気です。
汗をかくと水分、塩分、ミネラルが体に流れ出てしまいます。
そうなると脱水症状になり、血流が悪くなると失神することもあります。
軽度のものだと水分補給や日かげで休む程度で治りますが、重度のものだと致死率はなんと30%にもなります。
重度の熱中症は治ったとしても脳や腎臓に障害が残る可能性もあるなど、かなり危険な病気だと言えるでしょう。
かかりやすい人は子供やお年寄り、太っている人などですが、睡眠不足など体の不調と連動して起こりやすくなることもあるので注意してください。
今回の記事をまとめると次の通りです。
- 乗る前に簡単な対策をするだけで車内の温度を下げられる。
- クーラーの使い方、水分補給のやり方次第で効果はだいぶ変わる
- 絶対に車内に人を残さない
- 熱中症は重度だと死亡したり、障害が残る可能性がある。
- 体が弱い人、体調が不安な人は特に注意!
熱中症は重度であれば致死率30%の大変な病気です。
ほてりや頭痛など、熱中症のサインがあった時にはすぐに対処しましょう。
小さなお子さんがいる人はとりわけ注意してください。
元気いっぱいな子供は水分補給をおこたりがちですし、用事があって一緒に連れていけないなどの理由で車内に残されることが多いです。
どんな用事があっても大人の都合にまきこまず、ちゃんとそばにいてあげられるように行動しましょう。
毎年夏の暑さはすごいことになっています。
熱中症にかかる人もそれに比例して増えています。
ちゃんと対策を立て、家族で最高の夏休みを過ごしましょう。
???
それで熱中症はどうなるの?
頭が痛くなるの?倒れるの?血が出んの?発熱?
自覚症状が分かんないんで対策伝々言われてもねぇ。
どの記事もそうだけど、症状が分かんないよね?
なったことないし。
車の運転中とか同乗者がこんな感じになったらとか、
高速走ってたら大事故につながらないの?
何か視点がずれてるわ。
コメントありがとうございます。
この記事では車内で熱中症が起こらないようにする対策について書かせていただきました。
指摘の通り熱中症にどのような症状が書かれているとわかりやすいですね。
コメントありがとうございます。