初めてバイト先からの電話!折り返しの仕方は?

GW、夏休みに向けて「ちょっとお小遣いが欲しい!」と、初めてのバイトを探す人も多いでしょう。

新聞折込チラシや求人情報誌をめくりながら、勇気を出して電話をかけてみるも…。

「ただいま担当者は席を外しております。後ほど折り返しご連絡しますね」


ガーン!!どうしよう?

こんな時、どんな対応をすれば正しいのでしょうか。

  • 折り返しの電話がかかってきたとき、何を話す?
  • 学校や他の用事で電話がかかってきたことに気づかず、着信履歴にバイト先からの電話があったとき。
  • 求人申し込みや問い合わせ電話をかける時の、時間や注意点は?

そんな不安や悩みに、数々のバイト経験と求人受付電話対応をこなしてきた私が、『好感度の高い電話の受け答え』教えます!

採用試験は電話の時点で始まっていると言っても過言ではありません。

ちゃんと電話できないと「この子はナイね」と面接前から言われてしまいますよ。

まずは、正しい求人申し込み電話の仕方を覚えましょう。

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バイト先から折り返しの電話がかかってきた

求人申し込みの問い合わせ電話をした後、バイト先からの折り返し連絡を待っているあなた。

さあ、いよいよ担当者から電話がかかってきましたよ。

この時に伝える大事な一言があります!

例)
企業の人事担当者
「はじめまして。先ほど求人の件でお電話いただいた株式会社●●の△△と申します。」

あなた
「お電話ありがとうございます。■ ■ ■(フルネーム)です。求人情報誌□□を見て、電話しました。」

向こうからかかって来たときの第一声は「お電話ありがとうございます」から!

これは最低限のビジネスマナー

この一言が言えるだけで「お!この子はちゃんと電話対応できる子だな」と思われますよ。

新人バイトのうちは電話番もお仕事のひとつです。

電話の受け答えがしっかり出来る子は、良い人材として高評価間違いなし!

そして自分の名前を、はっきりと聞き取りやすいように名乗ります。

どんな求人広告を見て応募したのかも伝えると、向こうも求人広告の効果を知ることができるので、会社としてありがたいですよ。

ここから具体的な面接の日時の連絡になるのですが、場合によっては「今すぐ来れる?」なんて言われる事も。

これからすぐに面接という事態になっても良いように、写真つき履歴書は早めに作っておいてくださいね。

求人申し込み電話をかけても、『折り返し連絡を待つ』という流れになる事が大半です。

人事権を持つ店長や課長などが、直接かかってきた電話を取って対応することはほとんどありません。

夏休みのテーマパークや観光地の短期アルバイトで、よほど大量にバイト募集かけてる場合は求人専門のコールセンターが設けられますが、
普通の企業で、電話を取るのはだいたいバイトか新入社員のお仕事です。

しかも責任者がフロア内にいても「席を外しています。折り返し電話します」と、ワンクッション置くのが社会の常識。

個人経営の店や、暇な上司だと即対応してくれる場合もありますけどね。

そんな時、電話を受けてくれた人がベテランさんだと、必要事項をスムーズに質問してくれるので、答えるだけでOKです。

しかし、相手も入りたてバイトや新入社員だった場合は要注意

自分も相手も、オドオドしながら何を喋っていいかわからず頭が真っ白になって、大切な用件を伝えず終わってしまうことがあります。

求人申し込みで会社に伝えなくてはいけないことはこの5つ

  • 自分の名前
  • 年齢
  • 電話番号と連絡のつく時間
  • 住所
  • 希望勤務時間と曜日

最低限この情報は言わなくてはいけません。

学生の場合は、「授業や学校行事のある日は休みたい」という事も、この時点で伝えたほうがいいでしょう。

この情報をメモして、電話担当者が上司に報告に行きます。

そこから会社のスケジュールを確認して、面接日を折り返し連絡する形が多いですね。

電話にバイト先着信履歴が!どう話す?

気づいた時点でなるべく早く、こちらからかけなおしましょう。

「どうせまたかかってくるだろう」と放置は厳禁

二度とかかってこないかもしれませんよ。

その際の電話のかけ方、話し方を紹介します。

「先ほどお電話いただいた■ ■ ■ ■(フルネーム)です。求人の件で問い合わせていましたが、折り返しの電話が取れず申し訳ございません」

  • 着信履歴があった
  • 自分の名前と、用件
  • せっかく電話くださったのにすみません

などの言葉を最初に伝えてください。

ここでもたぶん人事担当者本人ではなく、バイトや新入社員の方が受けてると思いますが、今度は直接上司に電話を繋いでくれます。

人事担当者本人に変わってもらったら、同じ言葉をもう一度繰り返します。

一日にたくさんの相手と様々な内容のやり取りをしている人だと、「自分が誰に何の件で電話したのか」覚えていない場合があります。

「さっき電話もらったんですけど……」だけ言われても、正直わかりません。

電話のやり取りでは、同じ内容を繰り返し伝えなくていけない場面があるので、「さっき言いました」は通用しませんよ。

この電話のかけ方や話し方の印象だけで「この子はナイわぁ~」「一応面接するけど、たぶんボツ」と判定される人が出てしまうことも。

あるいは上司から電話受付のパートのおばちゃんに、「さっきの電話の子、どう思う?」と感想を聞かれることもあります。

人事担当者でもないバイトやパート社員だからと思って、いい加減な対応してると裏表を見透かされますよ。

コールセンターにいる熟練のおばちゃんは、電話受けた時点で「あ、たぶんこの子、続かない」「この子はアタリだと思う」など判ります。

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電話で気をつけることは?

バイトの電話を避ける時間
お店や企業によって、電話をかけていい時間と、避けるべき時間があります。

ようするに『忙しい時間は、かけちゃダメ』ということですね。

特に外食産業では、お客様が集中するピークタイムと、客数が少なく清掃や準備、休憩時間に当てるアイドルタイムがあります。

どの企業相手でも基本的に、ランチタイム(休憩時間)や通勤時間以外で、営業している暇な時間というところを狙います。

あと、本当に忙しいか忙しくないのかは部外者にはわからないことも多いです。

「お忙しいところお電話すみません」と最初に一言付け加えるだけで、悪印象を防げますよ。

だけどいったい何時頃がNGで、何時頃ならOKなの?

各業種のピークタイムと、オススメな時間を調べたので、参考にしてください!

24時間営業のコンビニ、ファミレス、ネットカフェ

24時間だからといって、何時に電話をしても良いわけではありません。

早朝や深夜は、経営や人事についてまったくわからないバイトが一人で回している確率が高いからです。

なるべく採用担当の正社員が出勤している時間を狙うほうが確実ですよ。

電話をするなら10時~11時と、14時~17時頃がオススメ。

ランチやディナーを扱っているお店の場合は、混み合う時間を避けてください。

全体的に土・日・祝は客数が増える傾向にあるので、平日が望ましいですね。

昼営業中心の飲食店(レストラン、カフェ)

最も込み合うランチタイムは基本NG。

11時~14時までは、店長もバイトも大忙しです。

開店直後~ランチタイムまでの時間も、仕込みや清掃で手が離せないことが多いです。

私が働いていた飲食店での出来事ですが、ランチのピーク時に求人応募の電話がかかってきました。

その時の店長の対応は、片手で料理作りながら「もうスタッフの雇用は間に合ってますから!」と面接もせずに断りました。

でも実を言うと、まだまだ募集中でしたが、忙しくて相手にする気がなかったそうです。

非常識な時間(ピーク)に電話をかけてくるような人間は要らないということでしょう。

電話するのに最適な時間は、14時~16時のアイドルタイムといわれる時間。

カフェのお客さん対応しつつ、ランチの片付けやレジの現金チェックしたりして、比較的まったりしています。

この時間を狙うのがベストではないかと、私は思います。

ディナー営業しているお店の場合でも、昼間のうちに電話をしたほうが良いです。

夜営業中心の居酒屋や飲食店、カラオケ店など

仕事終わりの会社員や、ディナータイムで込み合う17時以降は原則禁止です。

特に18時~20時頃は一番忙しいです。

電話をするなら一番ベストなのは営業時間内ではなく開店前。

営業時間前でも、仕込みや清掃のために1~2時間前にはスタッフが出勤しているはずです。

あるいは閉店前になって、ぼちぼちお客さんもはけてくる時間でも可能ですが、一般常識的に遅い時間の電話は非常識なので、なるべく避けたほうが無難です。

また金・土・日・祝日は、混むことが多いので、電話するなら平日のほうが良いです。

スーパーマーケット

主婦の買い物が多い10時~12時、15時~17時は、レジが混んでいてスタッフ総出の場合があります。

またタイムセール中や、特売日は避けたほうが無難でしょう。

事務所には、レジや商品管理に関わらない広報担当者(チラシの企画など)がいる場合もあります。

なので、他の外食産業よりかは、電話をかける時間に気を使う必要は少ないかもしれません。

夜勤のアルバイト(工場や配送トラック運転など)

夜勤の募集であっても、昼間の営業時間があるお店や企業の場合は、日中に応募してください。

人事担当者は、昼間の時間帯に出勤していることがほとんどです。

製造業であっても、事務所に電話受付をしている事務員がいることがほとんどなので、求人対応にも慣れた方が多いです。

大手企業の場合は専門のコールセンターがあるので、実際の職場ではなく、そちらで対応している事が多いです。

塾の講師、学童保育

電話するなら子供の下校時間前がベストです。

遅くても授業開始1時間前には、清掃や準備のために講師が出勤しています。

特に塾の授業中の電話呼び出し音は、生徒にとっても注意力を削がれるので避けましょう。

テーマパーク、観光地、娯楽施設

16時以降は帰る前にお土産を買う客で賑わうので、夕方以降はピークタイムになる傾向があります。

土・日・祝は混雑しますが、平日は落ち着いています。

平日の営業時間内であれば、迷惑にはならないはずですよ。

バスツアーなどが盛んな場所だと、曜日によってツアー客が増える場合もあります。

その場合でも、土・日・祝よりは、圧倒的に平日のほうがマシですね。

電話は、スタッフの休憩時間(ランチタイム)を避け、開場・開店30分後くらいから。

およそ10時~11時あたりがベスト。

大手のテーマパークなどでは長期休暇に向けて、大量求人を出すので専門のコールセンターが設けられます。

求人専用TELと書かれている電話番号で、受付時間内ならいつでもOKです。

初めてのバイトは下見をしておこう!

フランチャイズのチェーン店であっても、各店舗によって特色が違うものです。

「イメージしていた感じと違う!」と、せっかく採用されてもすぐ辞めてしまわないように、必ず下見をしましょう。

何度か客として利用したお店やサービスだと、業務内容がよくわかって仕事のイメージもしやすいです。

初めてのバイト選びは、まったく知らないお店や企業は避けたほうが良いかもしれません。

実際に来店したり、利用したことのある企業などを選びましょう。

期間に余裕があれば、時間や曜日を変えて何度か足を運ぶのもオススメです。

  • どんな時間が忙しいのか
  • 出勤しているスタッフの印象
  • 主な客の年代や性別、印象など
  • 出勤時間が終わって、店を出てくるバイトの表情などもチェックしておくと良いかも

長く勤めたいバイト先なら特に、職場の雰囲気はよく見ておいたほうがいいです。

名前は有名な企業であっても、居心地の良さは現場スタッフ次第ですよ。

憧れの業種で採用されたのに、怖い先輩にいじめられて辞める……なんて嫌ですからね。

サービス業の場合は、お客様の接客がメインとなるので、客層も要チェックです。

業種や時給だけでバイト先を選ばずに、本当にこの職場が自分にあっているかイメージしてみてください。

「たかがバイトだし、嫌ならやめれば良い」と軽く考えてはいけませんよ。

まじめに働けば、正社員の内定に繋がるチャンスも転がっています。

今後の自分にとって、将来の仕事のスキル作りになったり、社会勉強として大変意味のあるものです。


初めてのバイトは、応募の時点で緊張して、未知の世界。

採用されても最初はミスばかりで、なかなか仕事ができず、悩んだり苦労の連続。

スタッフ同士の人間関係や、お客様からのクレーム。

時間外労働や、肉体的に過酷な業務だってあります。

うまくいかずに辞めてしまう事もあるでしょう。

それでもめげずに次へチャレンジしてください。

その時は失敗だったバイトでも、将来何に役立つかわかりません。

どんな仕事でも必ずやる意味はあります。

私自身、かなり多くの業種と企業でバイトをしました。

でもある時、人事担当課長に「君が電話対応したこの求人の子、どう思う?」と意見を問われました。

そんなこともあるので、電話や面接の際は、人事担当者だけでなく、平社員やバイトの目もご注意ですよ!

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