まわりに人がいるのにゲップが止まらない、どうしよう…。
恥ずかしくてしょうがないですよね。
冗談ですめばいいかもしれませんが、女性の方はさすがに厳しいですよね。
それに大事な人や目上の人と話すときにゲップが出たら印象が悪くなりかねません。
私もたくさん食べてゲップが出そうになった時はそわそわします(笑)
とはいえゲップを止めるのってちょっと難しいですし、そもそもなんでゲップが出てくるのかってちょっとよくわからないですよね。
ゲップにまつわる情報をお伝えします。
ゲップが思わぬ病気のサインである可能性もありますので、ぜひ参考にしてください!
目次
ゲップがでやすい原因は?
ゲップが出やすくなる原因は病気以外だと日常生活のささいなことだったりします。
ゲップは胃の中のガスが多くなり、胃や食道が自動的に動いて口から出すものです。
胃の中には少量のガスが常にありますが、日々の習慣一つでガス増えたりします。
おもな原因は次の通りです。
- ご飯の食べ方が悪い
- ストレス
- 猫背の人
- 胃腸の機能の低下
それぞれくわしく見ていきましょう。
ご飯の食べ方が悪い
ご飯の食べ方が悪いとゲップが増えます。
ささいなことかもしれませんが、これが意外とメジャーな原因なんです。
早食いする人や大食いする人は食べ物と一緒に大量の空気も取り込んでしまうことがあります。
その結果、胃のガスが増えてゲップにつながるのです。
大食いの人や食事の時間をさっさと片付けるくせのある人は気を付けてくださいね。
元々早食いや大食いは胃腸に負担をかけるので体によくありません。
ストレス
意外と盲点かもしれませんが、ストレスもゲップにつながるのです。
「息を呑む」という言葉があるように、人間は精神状態によって空気を思わず吸ってしまう習性があります。
私も仕事のミスに気付いた時に驚きのあまり一気に「息を呑んで」しまいます(笑)
こういったわかりやすいものでなくとも、人はストレスで無意識に息を吸ったり、また唾をのんだ時に空気を取り入れてしまったりするのです。
普通の食生活を送っていて原因が思い当たらない人はストレスを疑ってみましょう。
猫背の人
猫背とゲップに何の関係が…と思われるかもしれませんが、実は猫背がゲップの原因であることもあります。
猫背になると常に胃を圧迫する形になるため、結果胃のガスが押し出されてゲップにつながってしまうことがあります。
ただこれは個人差がありますので猫背=ゲップが多いというわけではありません。
胃腸の機能の低下
病気でなくとも胃腸が弱っている時にゲップが出やすくなったりします。
ゲップをした時に、胃痛があったり、酸っぱいゲップが出るなら胃の調子が悪い可能性があります。
胃が弱っているとガスをため込んでしまったり、胃酸が出すぎていることがあります。
だからやたらゲップが出たり、胃酸のせいでゲップが酸っぱく感じるのです。
ちょっと下品な話ですが、ゲップがくさいと感じたら腸を疑いましょう。
便秘を起こしたりしていると本来おならとして排出されるガスがゲップとして出てくることがあるそうです。
ゲップを止める方法は?
何はともあれゲップが出るならまずは止めることを考えましょう。
早食いや大食いをする人は普段よりゆっくり食べてみてください。
なるべく食べ物を少しずつ口に運んでよく噛んで食べること。
そうすることで胃の中に入る空気を減らせます。
最近何かとストレスを感じる人はリフレッシュを!
好きなことをするなり、体を動かすなりでストレス発散をしてみてください。
私は映画鑑賞が趣味ですが、のんびりするだけでもストレス解消の効果があります。
猫背の人は背筋を伸ばすだけで症状が軽くなったりします。
背筋を伸ばすと胃にかかる圧力を減らせます。
それでもゲップが止まらなければ病院で相談しましょう。
胃腸の薬でゲップがおさまることもありますし、気付いていない病気が見つかることもあるかもしれません。
ゲップが出やすい生活習慣は?
ゲップが出やすくなる生活習慣は共通点があります。
何かしらの事情で毎日忙しくしている人や不規則な生活を送っている人です。
忙しいあまりに知らず知らずのうちに早食いをしてしまったり、一度の食事でたくさん食べてしまうとゲップを起こしやすくなってしまいます。
忙しい人は知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまうものです。
多忙だと発散させる暇がないからどんどんストレスがたまって…。
早食いや大食い、ストレスは胃腸にも悪影響を与えます。
胃腸の調子が悪化するとゲップが出やすくなります。
最近は現代病の一つとしてゲップの原因にもなる逆流性食道炎など、胃腸関係の病気にかかりやすい人が増えているともいわれています。
私が大学生だったころは身のまわりで3人も逆流性食道炎になった人がいました。
やっぱり共通点は不規則な生活です。
日々の生活の乱れが止まらないゲップの最大の原因かもしれません。
ゲップが止まらない病気ってあるの?
ゲップが止まらなくなる、ゲップが増えてしまう病気は代表的なもので3つあります。
- 呑気症(どんきしょう)
- かみしめ呑気症
- 様々な胃腸の病気
それぞれメカニズムが違うので、詳しく見ていきましょう。
呑気症(どんきしょう)
呑気症は別名 空気嚥下症(くうきえんげしょう)ともいいます。
聞き慣れない名前で不安かもしれませんが、さして大きな病気ではありません。
おもな症状は止まらないゲップや胃酸過多による胸やけです。
症状を見てもそこまで大きな病気ではない感じがしますが、意外と面倒な病気だったりします。
呑気症になっている人は食道が知覚過敏になっているので、ゲップや胸やけのような不快感を察知すると改善しようと空気を多く取り入れます。
つまりゲップの原因となる空気を体が勝手に取り込んでしまうのです。
その結果ゲップが止まらなくなる→止めるためにさらに空気を取り込む…という悪循環が起きてしまいます。
大体は食べるスピードをゆっくりしたり、胃によくない食べ物を食べないようにするだけでも症状は軽くなります。
それでも治らない人は市販の消泡剤を使ったり、病院を受診しましょう。
かみしめ呑気症
呑気症と名前がついていますが、このかみしめ呑気症は一般的な呑気症と似て非なるものです。
症状はゲップの他にも頭痛や首やあごの痛み、肩こりなどがあります。
「かみしめ」とついているように、奥歯をかみしめる癖がある人が発症しやすくなります。
奥歯をかみしめることは人間にとってのみこむための動作です。
奥歯をぐっとかみしめるだけで体の反射で舌の付け根があがり、唾液を空気と一緒にのみこんでしまいます。
この動作は人間にとって当たり前の反射なので、自然と起こってしまいます。
そしてこの反射がすっかり癖になってしまっている人がかみしめ呑気症を起こすのです。
口をしっかり結べというしつけを受けてきた人は奥歯をかみしめる習慣がついてしまいます。
集中したりストレスを感じたりすると無意識に奥歯をかみしめる人もいます。
何よりうつ状態などストレスにかなりやられている状態になると自然とうつむきがちで考えるので、奥歯をかみしめる形になってしまいます。
結果余計に吸った空気がゲップを起こし、また知らないうちに奥歯をかみしめることで頭痛やあごの痛みの原因となるのです。
かみしめ呑気症は食生活よりもストレスで引き起こされる病気です。
気を付けてほしいのが内科にいっても根本的な治療になりません。
治療するなら心療内科や歯医者さんに行きましょう。
必要あればマウスピースを使用するなど、軽く見られない病気です。
なるべく早く、適切に治療しましょう。
様々な胃腸の病気
胃腸の病気の症状としてゲップが起こるパターンですが、これは色んな病気がありますのでまとめてお伝えします。
基本的に胃腸の病気が原因の時はゲップ以外にも胃の痛みや胸やけが起こります。
軽いものだと胃酸過多症や胃炎で、これらは内科で処方される薬があればすぐ治せます。
しかし、重いものだと逆流性食道炎や潰瘍(かいよう)の場合があります。
ゲップだけでなく胃の痛みなども感じるようなら無理せず病院に行きましょう。
今回の記事のポイントはこちら!
- ゲップはご飯の食べ方やストレスが原因で起こる
- 食べ方を変えたり、ストレス発散をするだけでゲップを止めることは可能
- 多忙な人やストレスがたまりやすい人はゲップが起こりやすい
- 病気の可能性があるのでなかなか止まらない時は病院へ
ゲップが止まらなくなり、人知れず悩んでいる人もいるでしょう。
ゲップが止まらなくなる病気はストレスや重い胃腸の病気が原因である可能性は決して低くありません。
もし身近にそんな人がいたら、下品だと目くじらと立てる前に体調を思いやってみてください。
ゲップが止まらないと感じるならすぐに対策を打ってみてください。
たかがゲップ、されどゲップです。
自分の大事な体のことですので、忙しさにかまけずにちゃんといたわってあげましょう。