
缶詰を開けた後の保存方法って知っていますか?
缶詰は封を切らなければ長期保存ができ、料理に一品加えたいときなどにとても便利。
でも、1回では使いきれず余ってしまいます!
缶詰を開けた後はどうやって保存すればいいの?って迷いますよね。
「開封後は早めにお召し上がりください」って書いてあるけど、「早めに」って何日?
缶詰の汁はどうすればいいの?
今回はそんな疑問にお答えします。
目次
缶詰の保存方法!開封後はどうすればいいの?
開封後の缶詰の保存方法を見ていきましょう。
これは、缶詰によって違うので、種類別に見ていきます。
果物缶の場合
果物缶は、開けた後は別の容器に移し替え、冷蔵庫で保管しましょう。
缶のまま保存してはダメです。
なぜなら、果物缶の大半はブリキでできているからです。
ブリキ缶はスチールにスズのメッキを施した缶ですが、一度開けてしまうと切り口からスチールが酸化され、缶やその中身が傷んでしまいます。
私も食べきれなかったパイナップルの缶を、うっかり缶のまま冷蔵庫に保存してしまったことがあります。
そろそろ食べよう、と2日後冷蔵庫から缶を取り出すと、なんだか鉄臭い臭いが・・・。
缶の内部はまだら模様になり、中のパイナップルを食べる気にはとてもなれず、捨ててしまいました。
保存法を知っていれば食べられたのに、勿体無いことをしてしまいました。
次からは絶対他の容器に移そう!と反省しました。
みなさんも気をつけてくださいね。
ちなみに中の汁は捨てずに一緒に保管します。
果物は汁に浸しておいた方が、空気に触れないので痛みづらくなります。
トマト缶、ツナ缶、肉の缶詰の場合
これらの缶も開封後他の容器に移して保存します。
切り口のスチールが酸化し、中身が傷んでしまうからです。
パスタソース、魚の缶詰の場合
これらの缶詰は、基本的に缶のまま保存で大丈夫です。
缶にラップをかけて冷蔵庫で保存しましょう。
果物缶などと違い、中に塗装がされている場合が多いからです。
切り口から酸化されることがないため、缶のままでも大丈夫なのですね。
しかし、メーカーによっては他の容器に移す必要があるものもあります。
その場合は、缶の注意書きに「開封後は他の容器に移し、冷蔵庫で保存しましょう」と書いてあります。
注意して見てみてくださいね。
このように、開封後の缶詰の保存方法は缶詰の種類によって違います。
しかし、いちいち注意書きを見るのも面倒臭いですよね。
私は開封後の缶詰は、一貫して他の容器に移して冷蔵庫に保存しています。
そうすれば間違いはないですからね。
缶詰を開封後はどれくらい保存できるの?
缶詰の開封後の保存期間は冷蔵庫で2日です。
2日以内に食べるようにしましょう。
缶を開ける前は、中身が無菌状態のため長持ちするのですが、開けた後は空気に触れ、菌がついてしまうため急速に劣化が進んでしまいます。
缶詰以外の食品と同じだと思ってくださいね。
缶詰の保管場所!ストックにはココ!
缶詰は直射日光のあたらない、風通しの良いところで保存するようにしましょう。
暑くて日のあたるところに置いておくと、缶自体が劣化してしまうのです。
おすすめの保管場所を紹介しますね。
台所下の引き出し
私の家ではここに入れてあります。
ただし、コンロからは少し離れた引き出しです。
梅雨の季節や夏はジメジメしやすいので、ホームセンターで買った除湿剤を一緒に入れてあります。
除湿剤の臭いがつくのは嫌なので、無臭のものを使っています。
パントリー
パントリーとは食品の収納庫のことです。
パントリーがある家ならここもおすすめです。
風通しが良いところに設置してありますし、直射日光も当たりません。
それから、缶詰って賞味期限が長いだけに、買ったことを忘れてしまうこともあると思います。
でも、パントリーは引き出しがなく、棚だけになっていることが多いため、何がどこにあるのか一目瞭然です。
何の缶詰を買ったのかきちんと把握しつつ、良い状態で保存ができます。
・パスタソースと魚の缶詰は缶のまま保存しても良いが、メーカーによってはできない
・缶詰に書いてある注意事項に注意する
・缶詰を開けたあとは2日以内に食べる
・缶詰の保管場所は、引き出しかパントリー
缶詰を缶のまま保存すると金属が溶け出すことがあるなんて、驚きですよね。
とても便利な缶詰を有効活用し、食事の準備に役立ててくださいね。