体脂肪が気になって、正確な数値を知りたいと悩んでいませんか?
ダイエットしていて体重は減っているのだが、体脂肪は減っていないので気になっていることもあるでしょう。
結論からいうと、体脂肪を正確に測定することは、ほぼ不可能なことなのです。
そこで、体脂肪をある程度正確に測定する現実的な方法や、誤差の原因、測る時間のタイミングなどをここでは紹介していきます。
体重計で体脂肪を測っている場合は、どのメーカーがオススメなのか、測るときの注意点などもあわせてお伝えします。
目次
体脂肪測定する時間帯ですが、起床後、各食後および入浴後の2時間すぎた時間帯が適していると言われています。
体内の水分量は1日の中で変化がありますし、午前中は全身に行き渡っていますが、夕方以降は下半身に集まってくるので、体脂肪測定にも影響が出てきます。
起床後すぐも夏と冬では発汗量が違うので、誤差が出てくるでしょう。
したがって、一番誤差が少なく測定できる時間帯は、朝食後2時間後〜昼食までとなります。
体脂肪計で測定する場合、誤差が生じる大きな原因は、一定した時間帯に測定していないことです。
日によって、起床後、食後、入浴後などと測定する時間帯がまちまちでは、身体の条件が一定ではなくなるので、誤差が生じやすくなります。
暴飲暴食や睡眠不足など生活習慣の乱れなども誤差に繋がりますし、食事の量や質、水分の摂取量なども影響するでしょう。
生活のパターンやリズムを一定に保つことも大切ですね。
体脂肪を正確に測れる体重計でオススメできるメーカーは次の4つです。
「タニタ」
タニタ食堂で有名な健康測定器具専門のメーカーです。
「オムロン」
こちらも血圧計や体温計で有名な専門メーカーです。
「パナソニック」
家電総合メーカーで美容・健康に関する家電も製造販売しています。
「ノキア」
携帯電話のメーカーですが、最近ヘルスケア部門を設立し販売しているようです。
デザインが斬新なのが特徴です。
いずれのメーカーも体重、体脂肪はもとより推定骨量や内臓脂肪などを計測できますし、スマホと連動して記録も簡単にできるようになっています。
体脂肪を測るときに注意する点は次のとおりです。
体脂肪率を測定するうえで誤差はつきものです。
誤差を少なくするためには、毎日同じ条件で測定することが大切になってきます。
朝と夜、食前と食後でも数値は違ってきますし、同じ朝でも前日の食事内容や時間、飲酒の有無や睡眠時の汗の量などでも違ってくるでしょう。
そうすれば、その日を除いてグラフなどを作成すれば傾向が見えてきますし、誤差が生じるパターンもわかってくるでしょう。
体脂肪の測定方法はいろいろありますが、絶対正確に測れる方法はありません。
ある程度正確に測れる方法に次のようなものがあります。
・水中体重測定法
・二重エネルギーX線吸収法(DXA)
・ボドポッド(空気置換法)
しかし、いずれも特殊な検査や一部のアスリートなどが利用するもので、費用も高額です。
一般の人には現実的ではないでしょう。
ここでは「生体インピーダンス法」と「キャリパー法」という一般的な2つの方法をお伝えしていきます。
市販されている体脂肪計(体重計に併設されているものも含む)で測る方法です。
身体の中に弱い電流を流して、脂肪量を測定し体脂肪率を算出するのですが、水分量等のいろいろな要因から、日によって数値が変わってきます。
最近では、体脂肪以外にも骨密度や内臓脂肪などが測定できるものも販売されています。
価格も高価なものでは1万円以上しますが、3~5千円クラスのものがお手軽にお求めできます。
最近では、医療機関やスポーツジムなどで、InBody(インボディ)という機械が設置されているところも増えてきました。
InBodyはより精密に体脂肪などが計測できる機械です。
1台数百万もするので個人で買うのは高すぎますが、スポーツジムなどで1回500円程度~数千円程度で測定してもらえるところもあります。
一回測定したことがありますが、四肢の筋力量や年齢比も確認できるので、試してみる価値ありですよ。
体脂肪キャリパーという器具を使って、二の腕内側と肩甲骨下部2ヶ所の脂肪の部分をつまみ、その厚さを測ります。
自身の身長・体重と計測した脂肪の厚さから体脂肪率を計算しますが、計算方法が少し複雑なので、このサイトから計算してもよいでしょう。
ちなみに私は14%でした。機械で測る体脂肪は15%なのでそんなに大きな誤差はないかもしれません。
体脂肪キャリパーは、デジタルの高価なものは4~5千円しますが、手動のものは千円程度で購入できます。
しかし、正しい測定をしなければ誤差が生じて測定結果がバラバラになってしまい、参考になりません。
また、日々の測定結果に一喜一憂するのではなく、長期的に増減を確認して、食生活を始めとした生活習慣を見直していくことが大切です。