海水と同じ塩分濃度の作り方を知ってあさりの塩抜きをしたい  

海水の塩分濃度の作り方は簡単です!

これを知っておけば、あさりの塩抜きや水槽の水も海水にすることができます。

塩の量やどれくらい混ぜればいいか迷いますよね!

その方法を紹介していきますよ。

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海水と同じ塩分濃度の作り方は?1リットルの場合は

海水と同じ濃度の水の作り方はとても簡単です。

  •  水1リットル
  •  塩大さじ2杯

たったこれだけです。
大さじで塩を計るとき、すり切るのではなく、やや大盛りにするとより海水の塩分濃度に近づきます。
つまり、大さじで塩を2杯すくったら、そのまま水に入れるだけでいいのです。

ちなみにお湯の方が溶けやすいと思う方もいるかもしれませんが、水で大丈夫です。

塩は溶かす水の温度が変わっても、溶ける塩の量はあまり変わらないのです。

塩は常温の100gの水に対し26g溶けますが、沸騰させても溶ける量は2gしか変わりません。
1リットルの水には260gも溶けるのですね!

だから、塩大さじ2杯なんてあっという間に溶けてしまいます。
万が一溶けづらいなと思っても、温度を上げるのではなく、もう少し根気よく混ぜてみてくださいね。

海水の塩分濃度は何パーセントくらいなの?

海水の塩分濃度は3%から3.5%の間です。
実は海によって塩分濃度が違うのです。

と言っても死海(アラビア半島付近の塩分濃度30%の海)以外はそこまで変わらないので、あまり気にしなくてもいいでしょう。

日本海、太平洋ともに塩分濃度は3.4%です。

「大さじ2杯強」の話はここにつながります。

大さじは1杯15gなので、ちょうど2杯入れると30gになり、1リットルの水に溶かすと塩分濃度3%になります。
3%でももちろん大丈夫ですが、海水の塩分濃度はそれより少しだけ濃いので、やや多めに塩を入れるといいのです。

だから、日本で海水魚を飼うときもこの量を目安にしてくださいね。

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あさりの塩抜きをする場合はどれくらいが良い


あさりの塩抜きの仕方を見ていきましょう。あさりの塩抜きはもちろん、3%の食塩水は以下のような料理にも使うことができます。

あさりの塩抜きも3%の塩水を使う

あさりの塩抜きで使う塩水も同じ作り方で大丈夫です。
ただ、あさりは頭が隠れるくらいの塩水の量がちょうどいいので、1リットルでは多いかもしれませんね。

そういう場合は、500ミリリットル(ペットボトル1本)の水に大さじ1杯の塩を入れましょう。
水は、水道水でも大丈夫ですが、カルキ抜きしたものの方がより美味しくできます。

ナスのアク抜きにも使える

ナスはアクの強い野菜なので、そのまま料理に使うと渋みが残ることがあります。
切ったまま放置すると変色もします。
そういう時にも海水と同じ塩分濃度の水につけておけば、アクがとれます。

料理本などで「切ったナスは塩水に浸けておく」と書いてあることがありますが、濃度がわかれば安心ですね。

ぜひ活用してみてくださいね。

アジの干物を作るときにも使える

ほんのりと塩味のきいたアジの干物、美味しいですよね。
私も大好きです。

開いたアジを3%の塩水に30分浸けます。
すると、良い塩加減になります。

あとは酒と塩をお好みでかけて、干すだけ。
とても簡単で美味しくできます。

このように、海水と同じ約3%の食塩水は、あさりの塩抜きを始めいろいろな料理に活用できます。
ぜひ試してみてくださいね。


  • 1リットルの水に大さじ2杯の塩で海水と同じ濃度ができる
  • 海水の塩分濃度は3%から3.5%
  • あさりの塩抜きにはひたひたになるくらいの塩水を使おう
  • 3%の食塩水はいろんな料理に活用出来る

海水の塩分濃度を知ることで、料理や魚の飼育に役立ちます。

ぜひ皆さんも、普段の生活に役立ててくださいね。

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