食べ物を残すのはマナー違反?みんなの疑問を解決

外食に来たけど、食事の量が多すぎる・・・
「食べ物を残す」という行為は、マナー違反な気がして、なんとなく罪悪感を感じるものですね。

多くの人がそんな経験を1回はしていると思います。

特に、食が細い方は毎回残さず食べるのは大変です。

私も小さな頃少食だったので、食事は「食べきれず親に怒られる時間」となってしまい、毎回憂鬱でした。
しかし、「残さず全て食べるのが常識」という考えは私たちの思い込みかもしれませんよ。

食べ物を残すことについて、マナーも含め詳しく見ていきましょう。

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そもそも食べ物を残すのはマナー違反なの

日本では食べ物を残すことはマナー違反です。

なぜなら「マナー」という言葉は「礼儀」とも言い換えられ、多くの日本人にとって、不愉快に感じる行為だからです。

私自身の考えですが、確かに一生懸命作った食べ物を残されたら、がっかりするし悲しくなります。
命を粗末にしているような気がします。

アレルギーでもない限り、全て食べてほしいです。
しかし、あとで紹介しますが「マナー」とは主観的なもので国や文化によって異なります。

だから、「食べ物を残すことは悪い」ことではありません。
「マナー違反」ですが、悪いことをしているわけではないので、食べ物を残すことに罪悪感を感じすぎることはないのです。

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外食した時に食べ物を残す作法ってあるの?

食べ物を全て食べられるならそれに越したことはありません。

しかし、外食でどうしても食べきれないこともあります。
コース料理の途中でお腹いっぱいになってしまったり、頼んだ料理が想定していたより多かったり・・。

「全て食べる」ことにとらわれすぎると、食事が楽しくなくなってしまいます。
でも、大丈夫です。

どうしても食べられない時は、次の3つの方法を試してみてください。

あらかじめ少なめな量を注文する


これは事前に量が多いことがわかっている場合です。
お米は量の調節がしやすいため、店員も「少なめで」というお願いに応じやすいです。

また、ご飯を少なくすると値段が安くなるかもしれません。
オムライスなど、料理によっては少なめの注文が難しいこともありますが、頼んでみる価値はありますね。

料理を持って帰る

料理が出てから食べきれないことがわかった、ということも多いですよね。

そういうときは、持って帰ることができるかどうか聞いてみましょう。

「持って帰るなんて卑しい」という意見もあると思いますが、捨てるくらいなら持って帰って食べた方が食べ物も喜びます。
私も量が多い料亭の料理を何回か持って帰ったことがあります。

キレイに残す

料理は出されてしまった、持って帰ることもできない。

そういうときは仕方ないです。

無理をして食べると体調が悪くなるかもしれないので、残しましょう。

しかし、食べ散らかすような食べ方をしないで、見た目がキレイになるように、端に寄せて残しましょう。

私も昔パン屋で働いていたことがありますが、残すお客様は時々いました。
しかし、残り物を1つの皿にまとめていただくと、誠意を感じました。

私が気になった食べ物の残し方!

前述しましたが、残し方にもルールがあります。
私が気になった残し方は2つあります。

食べ散らかすようにに残す

パン屋のお客様で汚く食べる方が時々いました。

メロンパンの皮だけ食べたり、カレーパンなどの惣菜パンを中身だけ食べたり・・・といった具合です。
しかもパンの部分は粉々にちぎられトレーやお皿に散乱していました。

それを見て悲しくなったものでした。

一口だけ残す

これは知り合いの方ですが、注文したものを一口だけ残すのです。

「クレープ1個」など料理は決して多いわけではありません。
あと一口で食べきれるのに、とやきもきしてしまいました。

少食なのだと思いますが、ジュースを頼んでも一口だけ残すのですごく疑問でした。

海外の文化ではどうなの?

さて、日本では「食べ物を全て食べるのが当たり前」とされていますが、中国ではそうではありません。

接待などではテーブルいっぱいの料理が出され、それを残すので礼儀なのです。
食べ物を全て食べるのはマナー違反なんですね。

食べ物を残すことで「食べきれないほどの料理に満足した」という証になるのです。

逆に食べきってしまうと「この量では足りない、不満足だ」と伝えることになってしまい、無礼なのです。
私はもったいないと感じますが、国によって様々な考え方があるのですね。


  • 食べ物を残すのは日本ではマナー違反
  • 無理して全て食べることはないが、残すときはキレイに残そう
  • 中国では食べ物を残した方がいい

食べきれるのに残すのは良くないことですが、「何が何でも食べなければ」と捉われる必要はないのですね。
また、文化によって考え方が違うのも面白いです。

「料理を出してくれる人が何を望むか」それに気をつけながら、これからも食事をしたいですね。

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