毛布団を使っていると、「陰干しした方がいい」なんて言われたことありませんか?
布団って普通お日様に当てて、パンパン叩けばいいのではないかと思いがちですよね。
私もとりあえず布団は日光に当てればいいという考えでした(笑)
しかし、実際は陰干しも布団をきれいにする上で大事なことなのです。
また布団によって干し方が全く違うので、やり方を間違えるとせっかくの羽毛布団がいたんでしまいます。
今回は陰干しの必要性ややり方をお伝えします。
正しいやり方で布団をきれいにして、今夜もフカフカの布団で眠りましょう。
布団は天日に干さずに陰干しがいいの?
布団を干す時は陰干しがいいのか、天日干しがいいのか、ちょっと悩みますよね。
両方とも効果はありますので、正直両方やってもいいんですが…。
頻度としては陰干しを多めにやった方がいいでしょう。
陰干しは除湿に有効で、布団を痛めないというメリットがあります。
陰干しをする時は日光に直接当てず、風通しのいい場所に干しておくだけでOKです。
もし、陰干ししたくてもベランダのどこに置いても日光が当たってしまうという時は室内干しをしたり、布団にバスタオルをかけて日よけにしても大丈夫です。
時間としては1日1時間ばかり外に出しておくくらいでいいでしょう。
あんまり長いと外の湿気を吸ってしまうおそれがあるので注意です。
一方の天日干しは布団に熱を与え、陰干しより乾燥させることができます。
ただ、どんな材質の布団でも強い直射日光に当て過ぎるとダメージを受けてしまいます。
ふかふか感が失われてしまい、せっかくの寝心地がだいなしになってしまうのです。
天日干しはやり過ぎると逆効果なので、気を付けてくださいね。
これも1時間程度、布団の種類によっては30分もしないくらいの時間で大丈夫です。
天日干しにせよ陰干しにせよ、布団を干す時に大事なのは湿気の少ない日を選ぶことです。
布団にとって湿気は大敵です。
湿ってしまうと布団がぺったりしてしまい、せんべい布団になってしまいます。
ペッタペタの布団で快適な睡眠は難しいですよね(笑)
陰干しが良い布団のタイプは?
陰干しをした方が良い布団はズバリ「羽毛布団」、または「羊毛布団」です。
動物性の素材を使っている布団あれば基本的に陰干しをした方いいですね。
というより、「天日干しは基本やらない方がいい」のです。
動物性の素材はたんぱく質でできています。
つまり、私達の体と同じなのです。
私達人間も直射日光を浴びつづけると日焼けして、肌荒れしてしまいますよね。
それと同じで、羽毛や羊毛も直射日光を浴びすぎると痛んでしまいます。
大事なフカフカ感が失われてしまい、二度と戻らなくなります。
陰干しをする頻度は羽毛布団なら月に1~2回程度、夏は30分、冬は1時間程度干しておけば大丈夫です。
また、羽毛布団は布団叩きもNGです。
布を傷めるとすき間や穴が出てきてしまい、そこから羽毛が抜けてしまいます。
羽毛布団は布団用掃除機で掃除することがおすすめです。
陰干しでもダニとかって大丈夫?
布団といえばダニが気になるものです。
日に当てない陰干しはダニに効果があるんでしょうか。
…残念なお知らせです、陰干しはダニにほとんど効果がありません。
実を言うと日光に当ててもダニは死にません!
じゃあ、羽毛布団や羊毛布団のダニはどうすればいいの…となりますよね。
そんな時に使えるのはダニ除去用のスプレーです。
これを布団に吹きつけ、そのまま陰干ししておけばOKです。
殺虫したり干したりするだけではダニの死がいや卵の残りがくっついたままになっています。
これらはアレルギーの原因になるので、干した後はていねいに掃除機をかけましょう。
布団のにおいが気になる場合は?
あれ、布団から何かにおいがする…。
ちょっといやですよね(笑)
布団、とりわけ羽毛布団は人間の体から出る湿気なども吸収してしまいます。
同時に皮脂や汗も吸収してしまうので、それがにおいの原因になるのです。
多少のにおいならファブリーズでどうにかなりますが、どうしてもにおいが取れない時はクリーニング屋に頼んで布団を丸洗いしてしまいましょう。
家の洗濯機で布団を丸ごと洗うのは難しいので、プロに任せてしまうのがおすすめです。
持ち込むと布団もかさばるし持っていくのもめんどくさい!
以前はクリーニング屋に持っていったのですが、TVで紹介されて、使ってみたのがきっかけです。
15000円で詰め放題なので、5枚入れば、1枚3000円になるのでお得ですよ。
ここでのメリットは別料金ですが、圧縮袋に入れてくれるところです。
布団替えの時に一気に出して、圧縮袋のまま保管するとかさばらなくて済みます。
後、クリーニング後の布団のにおいもほとんど気にならないレベルでしたよ。
大体10日ぐらいで届きます。
今回の記事のポイントはこちら!
・陰干しは月に1~2回程度、夏は30分、冬は1時間程度でOK。
・陰干しはダニにはあまり効果がない。
・においが気になる時は丸洗いしてしまおう。
一般的な布団の扱い方(天日干しや布団叩きなど)は実際にやると布団にダメージを与えることが多いので気を付けてください。
とりわけ羽毛布団は扱いが難しい上に、劣化すると回復することが難しくなります。
布団はそれほど頻繁に干したりする必要はありませんが、1か月に1、2回くらいは陰干ししてあげましょう。
適切なケアをすれば羽毛布団のフカフカ感はいつまでも続きます。
フカフカの布団で、今日もいい夢を見ましょう(笑)