意外な御朱印帳の使い方!裏側は使うの?

パワースポットブームなどで、神社仏閣への関心が高まる近年。

ちょっと上級者な神社ガール&寺ガールが、授与所で書いてもらっているアレは何?

それは御朱印帳というものですね。

参拝した証に、朱印と墨書きの文字で日付などを入れてもらえますよ。

お札やお守りと同じように、神様や仏様のご加護があるありがたいものです。

  • ぜひ自分も御朱印をいただきたい
  • でも御朱印帳は普通のノートじゃダメみたい
  • どうやって書いてもらうの?
  • じゃばらみたいになっているけど、表を全て書き終わった後は、裏も使えるの?
  • 扱い方にルールやマナーはあるの?
  • なんだかネットで見てると、ずいぶん細かい注意書きがあるけど本当?

そんな疑問に御朱印集め10年の私が、御朱印帳の使い方の全てお教えします!

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御朱印帳の使い方!両面は使う?

御朱印帳は両面使えます。

一般的な御朱印帳を開いてみると、横長の和紙が折りたたまれて、蛇腹式になっています。

たくさん集めて、全て一繋ぎに眺めてみるのが楽しみになります。

表が全て埋まった後は、裏側ももちろん使えます。

御朱印帳に使われている和紙は厚みがあります。

さらにそれを二枚重ねにして製本しているので墨は裏写りしません

場所によってはたっぷりの墨で、ダイナミックに文字を書いてくださる所があります。

後から確認しましたが、まったく墨は通っていませんでした。

和紙の吸収性はかなり優秀ですよね!

「隣のページに墨がべったりうつらないかな?」と心配について。

  • 神社やお寺のほとんどでは、吸い取り紙(小さく切った習字用の紙)を挟んでくれる
  • 吸い取り紙を付けてくれない場所では、パンフレットなどを挟んでくれる
  • ドライヤーで乾かしてから、渡してくれる

などいろいろと細やかな配慮がありますのでご安心してください。

御朱印帳は神社やお寺にとっても神聖なもので、集めている人にとっても大事なものです。

隣のページが汚れてしまったら、かなりショックですよね。

しかし、吸い取り紙すらほとんど汚れた経験はないですよ。

やはり御朱印帳そのものの吸収性・即乾性はすごいです。

裏写りしない、隣のページにもくっつかない、驚きの高性能

それでも心配と言う方は御朱印帳と一緒に、懐紙(お抹茶のお菓子をいただくときに使う紙)を用意しておくと便利ですね。

懐紙や和紙などは100円ショップでも売っていますよ。

その他、御朱印帳と一緒にあると便利なのが、広がってばらけないように留めておく、御朱印帳バンドや御朱印帳袋です。

御朱印帳販売店やネット通販で、約1,000~3,000円くらいの価格で専門アイテムとして売っています。

でも私は100円ショップで売ってるお弁当箱バンドと、雑誌の付録のポーチで代用していますよ。

蛇腹式の他、ブック式といわれる普通のノートタイプのものも最近では人気です。

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神社もお寺でも両方もらえる?

神社でもお寺でも、授与所でいただくことが出来ます。
神社 授与所
神社用、お寺用、宗派別で、御朱印帳は分けたほうが良いという意見もありますが、使い分けについて公式な決まりはないそうです

清水寺のようにお寺の敷地内に神社もあるような場所ですと、同じ日付と場所で並べて欲しいと思う場合もあるでしょう。

神社の宮司さんやお寺の住職さんに朱印帳は分けたほうが良いかの質問したところ、伊勢神宮内宮の御朱印帳担当の方だけ、「別々をオススメします」との事でした。

それ以外の場所、外宮やその他の伊勢神宮系摂社、臨済宗や観音寺の御朱印担当者の多くは、「好きに使ってください」と言っていました。

書いてくださる人によっても考え方が違ったりするので、無難なほうを選ぶなら「神社・寺で別派」としたほうが良いかもしれませんね。

神社系だと、神様の系統でケンカするとかいう噂もありますが、「そんなことは絶対ない」と言われましたので安心してください。

有名な観光地の神社やお寺では、御朱印専門で受付場所を設けている場合もあります。

参拝客の多い所では、先に御朱印帳を預けておいて、参拝を済ませてから取りに行くのがスマートです。

神社やお寺によっては、自分の持つ御朱印帳に直接書いてもらえないケースもあります。

霊場巡り専用の納経帳などがあったり、御朱印を押した和紙を一枚渡される時があります。

その場合は自分の御朱印帳とは別で集めて保管するか、一枚の和紙の場合は後から糊で貼り付けるやり方もありますよ。

そもそも御朱印の受付自体やっていない神社や寺も多いです。

そんな時でも参拝した事に意味があるので、がっかりしないでくださいね。

御朱印の書いてもらうときのマナーは?

  • 御朱印をひとついただくのに、約300円の初穂料(代金)がかかる。
  • 御朱印集めはスタンプラリーではないので、ご神体やご本尊同様に大切に扱う。
  • 参拝した証に御朱印をいただくのであって、御朱印を目的に参拝するのは本末転倒である。

御朱印は統一して300円と定められているようです。

ただしこの金額は目安であって、無料でいただける場所もあれば、500円の場所もあります。

ツアーなどで一日にたくさんの場所を参拝するなら、100円玉をたくさん用意して、なるべくおつりのいらないようにしましょう。

書いてくださる方は一字一句丁寧に、心を込めて墨書きしてくれます。

押してもらう御朱印も、神様や仏様そのものと考え、ご神体やご本尊と同じ価値があります。

家に帰ってから、他の旅行のお土産と一緒にその辺にポイッと置いておくのは、やめてください。

御朱印集めをしている信心深い人は、神棚や仏壇に御朱印帳を保管している方もおられます。

そこまで厳重にしなくても、たとえば自分にとって大切なものを入れておく箱や引き出しなどでも大丈夫。

神様や仏様とのご縁を大切に扱うという気持ちを持って、御朱印帳を管理してくださいね。

御朱印集めをスタンプラリーのように軽い気持ちで始められる方もいますが、それは違います。

私の体験ですが、ある神社で御朱印をいただくため列に並んでいた時、大学生くらいの男性グループがいて、その中の一人が御朱印帳を持って並んでいました。

周りの友人にからかわれて恥ずかしかったのか、「こんなのスタンプラリーだから」と大声で言っていました。

目の前で巫女さんが一生懸命書いてくれているのに、失礼だなと感じました。

御朱印をいただきに並んでいる他の人たちにも迷惑です。

心の中ではどう思っても自由ですが、他の人の目の前で御朱印を「スタンプラリー」と言われるのは、本当に心が痛いです。

御朱印帳は決してスタンプラリーなどではないということだけ、念頭においてください。

あとは、御朱印は参拝した証としていただくものです。

心を込めてきちんとお参りしましょう。

お寺の場合は、納経帳といって昔はお経を納めた人に御朱印が与えられました。

ですが今ではそういう決まりもなく、誰でも参拝したらいただくことができますよ。

御朱印帳はどこで手に入れる

  • 神社やお寺の授与所。神棚神具、仏壇仏具の専門店。
  • パワースポット巡りや霊場めぐりのツアーで配布される。
  • 品揃えの良い文具店。
  • Amazonなどネットショップ。

御朱印集めを始めるきっかけの多くは、参拝した場所で販売されているものを手に取ることが多いと思います。

修学旅行や何かの記念で参拝した場所であれば、そこで購入するのも良い思い出になるでしょう。

しかし、「できればオシャレで可愛い御朱印帳が欲しい!」と言う場合は、ネットショップがお勧め。

Amazonや楽天市場から、様々な表紙の御朱印帳が販売されて選ぶのもひとつの楽しみです。

定番の和柄だけでなく、キティちゃんや豆しばなどのキャラクター商品もあります。

価格は一冊あたり40ページ1500円~2000円台のものが多いです。

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おススメ御朱印帳はどれ?勝手にランキング!

参拝していただいた御朱印には、どれも素敵な旅の思い出があります。

記念になるだけでなく、ご神体やご本尊同様のご加護があります。

なかなか足を運べない遠くの神社・お寺でも、御朱印帳を開いてお祈りすれば参拝するのと同じ効果があります。

ただ集めるだけでなく、悩み事や願い事を祈願するのにもお使いください。

そして素敵な表装の御朱印帳に、ひとつひとつ集めた御朱印は、世界にひとつだけの大切な宝物になるでしょう。

心を込めて大切に扱えば、御朱印帳の使い方自体に明確な公式ルールはありません。

ぜひとも参拝の際は、御朱印帳を持って出かけてみましょう。

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